2016年06月30日

昨日から不審メールが続々と届く異状事態!

ヤマト運輸を装った不審メール出回る 

添付ファイルを開かせようという魂胆ありありの不振なメールが続々と届いています。

不審メールには必ずZIP形式のファイルが添付されています。

「宅急便お届けのお知らせ」などの件名で、ヤマト運輸の「お届け予定eメール」を装ったものですが、当然添付ファイルを開くと不正プログラムがダウンロードされ仕組みになっています。

内容はお粗末な偽装なので、すぐに不審メールと判別できるものです。

その他には日本郵政や三菱○○銀行などの名前をかたった不審メールが届きますし、送金案内や請求書もどきの内容が多いようです。

それらすべてに怪しいZIP形式のファイルが添付されているというわけです。

有名企業の名前であっても取引が無いのにこちらを特定してメールが送られてくること自体不審なわけで、すぐさま不審メールであることが分かるというわけです。

不審メールは必ずZIP形式ファイルを添付して送られてきます。

内容はいろいろとバラエティに富んでいますが、どれも一様に添付したファイルを開かせようとしつこく送付してくるわけです。

本日付で送られてきた不審メールの中身をいくつか紹介します。

文中の(※添付ファイルあり)は当方で記入したものです。



≪☆無料☆個人情報保護機構(日本支部)≫さんより新 着 メ ー ル★(※添付ファイルあり)
『一言』
☆無料☆昨日のこちらからのメールはご確認頂けていないでしょうか?急ぎご対応頂かねばならないレベルの案件になります

◆◇初 回 購 入 PT.2倍!!◇◆
※キ ャ ン ペ ー ン詳細例↓
3000円 ⇒『6000円分』
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※3000円以上から対象(後払いは対象外)

何の販売なのかはまったく分かりませんが、詳細は添付ファイルをみてくれということなのかもしれません。

≪☆無料☆マネージャー日下≫さんより新 着 メ ー ル★(※添付ファイルあり)
『一言』
☆無料☆タレントとお話相手になってはもらえないのでしょうか…?もちろん無理にお願いはしませんが

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入金案内のようですが、気前よくどこかの誰かが1億5千万も振り込んでくれるみたいです。
これも詳細は添付ファイルを開いてみてくれということなのでしょう。


インターネットBANK(※添付ファイルあり)
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必ずご確認下さい

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※本メールは、セキュリティ強化のため、電子署名をつけてお送りしています。
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2016年6月16日にお振り込みを受け付けいたしましたので、ご連絡いたします
(受付番号 20160616-001)。

本メールは、お取引の受付確認のために送信しております。
送信を中止することはできませんので、あらかじめご了承ください。

なお、お取引につきましては【入出金明細照会】等でもご確認ください。


──■□────────────────────────────────────□■──

■お問い合わせ先<br>
  <インターネットバンキングヘルプデスク>

■本メールの送信アドレスは送信専用となっております。返信メールでのお問
 い合わせは承りかねますので、あらかじめご了承願います。

毎回振込金額が1億5千万になっています。
どうせならここは20億ぐらいに提示してほしいなあ、という感じです。



いつも大変お世話になっております。(※添付ファイルあり)
添付ファイルをご確認ください。

既に報道されておりますが、オンラインサービスを提供している他社において

数千万件規模でID、パスワードやクレジット情報などの会員情報が不正アクセスの影響により 流失したとの情報を確認いたしました。

◆本人確認のための認証メールを送信いたします。 メールを受信して、記載されているURLをクリックしてください。 :

◆メンテナンス中の場合、会員登録手続きを行うことはできません。メンテナンス終了までお待ちください。
 ◆このメールアドレスは配信専用ですので、メッセージを返信しないようお願いいたします。
◆本メール内容に身に覚えが無い場合には、恐れ入りますが当メールを破棄してください。

これには怪しげなアドレスも記入してありました。


ヤマト運輸からのメールとして、ついに当方にも送られてきました。
宅配ということですと、意外と騙され易いかもしれませんね。

でも宅配便のお知らせに、わざわざZIP形式ファイルを添付してまでして知らせることはしないですよね。

偽って、すぐ分かっちゃうよ。



■お届け予定日時(※添付ファイルあり)
6月30日  時間帯希望なし

※お届け予定日時につきましては、ゴルフ・スキー・空港宅急便(施設宛)の場合、プレー日(搭乗日)を表示しております。

■品名:****************
■商品名:宅急便
■ご依頼主:
■伝票番号:5068-3554-0529

ヤマト運輸株式会社

1件目 伝票番号 5068-3554-0529 
 
伝票番号がわざわざ記入してあるので試しにヤマト運輸のサイトでこの伝票番号を確認すると、以下の情報が出ました。

 「伝票番号誤り 伝票番号に誤りがあります。 再度ご確認の上、もう一度お問い合わせ下さい。」ということでした。

何のことはありません。

社内出荷でお願いします。(※添付ファイルあり)
住所は、先日会社宛にメールもらってるのでそちらに記載されていると思います。

が来ましたので添付します。

iPhoneから送信

出金取引をお知らせします。

利用日  :平成28年6月29日
利用内容 :契約者貸付
利用金額 :160,000円
うち手数料:0円
利用先  :インターネット
(送信番号721702T1034N000947)

◇ご連絡◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
?03-5287?5820
Fax03-5967?0669

 
今までと違って、今回は金額が少額になって、再登場のようです。

なんと10万円台です。

ZIP形式ファイルももちろん添付されています。



A0HQ1MTCMMQG7VHU0J.ZIP  A0HQ1MTCMMQG7VHU0J.ZIP(※添付ファイルあり)
 189 KB  表示  ダウンロード 

支払は2月29日に3月〜5月分を支払い済み
1台1か月分15,000円
7月1台分を6月末に支払うつまり
15,000を6月末に支払ってください。


まるで日本語になっていないところをみると、どうやらその出所が分かってきます。

全国的に相当数の不審メールが発信されているところをみると、これらは組織的なものだと思われます。


また次回7月末から毎月末に次月分15,000円を駐車料の前払いで払ってください。(※添付ファイルあり)
出金取引をお知らせします。

利用日  :平成28年6月29日
利用内容 :契約者貸付
利用金額 :140,000円
うち手数料:0円
利用先  :インターネット
(送信番号163812T5612N000370)

◇ご連絡◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

























denden 








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posted by モモちゃん at 19:18| 現場を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の伝統的発酵食品なら味噌ですね

毎日食べるものは自家製がいい


健康食を考える上でその中心に置いて考えるべき日常の食べ物は味噌だと思う。

日本人の食生活に不可欠な食材ということで味噌に特別な拘りを持ておられる方も少なくないであろう。

まず味噌は日本人の健康食としてその筆頭に位置する存在に違いない。

味噌に拘りを持てば必然的に手作り手前味噌ということになる。


味噌づくりには、大豆と米こうじ、塩を用意する。





RIMG0547

















今回は、教えてもらった分量は、大豆900グラム、塩600グラム、米こうじ3キログラムであった。

我が家も何年か前から自前で味噌を仕込むようになったが、実際に手伝うのは今回が初めて。






RIMG0549





















大豆を柔らかく煮てすり潰したものに細かくほぐした米こうじを混ぜ合わせる。

さらにこれに塩を加えて丁寧に混ぜる。

使用する容器や道具は、カビや雑菌が繁殖しないように事前に消毒しておく。






RIMG0553




















さらに混ぜ合わせて出来たものを小分けしてボールのように丸めていく。

仕上げは空気が入らないようにボール状にしたものを少しづつ押し固めながら容器に入れていく。

上からラップを密着させて味噌の表面をきれいに覆う。







RIMG0550




















手作り味噌を食べ始めると市販の味噌とは比較にならない美味しさに遭遇することになる。

味の芳醇さはもちろんその風味や香りに格段の違いがある。

自家製味噌は熟成に少なくとも半年は必要である。

市販の促成物とは違った本物の美味しさがある。

仕込んだ直後は味噌は黄色っぽい大豆の色である。

これが半年経つと次第に発酵して味噌全体の熟成が進んでくる。







RIMG1724


















熟成した味噌壷を開けると味噌特有の芳香が広がってくる。

味噌の色も茶褐色になっていて、時間の経過と共にその色が濃くなっていく感じで熟成が進んでいく。





RIMG1723

















始めて体験したが、味噌作りは意外と面白い。

しかもこれは何やら男性向きの作業のように思える。























denden 








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ラベル:発酵食品
posted by モモちゃん at 08:22| 現場を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

日本に本物のフリーメーソンが集団で渡来していた事実がある!?

河童は太古日本に渡来してきた職能集団であった!

古代職能集団の秘密を解き明かす


河童は古来より不思議な発想の世界に誘ってくれる妖怪である。

河童伝説の存在は古代史はもとより地方文化史や民族学の分野でも、古代水陸信仰の貴重な伝承として注目されている。

しかも水神の眷属とされる河童は水中だけの妖怪ではなく、川(海)に半年、山に半年の水陸両方を住み分けているという変遷移動する伝承もあるからその実体はまさしく複雑怪奇である。

画像説明:「写真は福岡県筑後地方の古い河童神像であるが、頭に帽子か皿を被ったような装飾物があり、腰ミノを付けほぼ裸の姿である。全体に南方系の習俗を想わせる雰囲気がある。」

kappa.jpg

そこで今回は河童の実態を解明するために、古代史関連の愉快な話をしたいと思う。

ここで改まって言うまでもなく、古代史と医学史には密接な関連性がある。

かっての日本においては西洋の医学との交流よりは明らかに中国を中心に東洋系の医学との関係の方が、歴史的にははるかに長かった。

当初、わが国における東洋医学の萌芽というものは、鍼医徐福の渡来を一つの例として捉えてみることも出来る。

しかし医学史に関連付けてみられるれる古代史の興味ある事跡というものは徐福渡来だけではない。

戦後間もない昭和二十三年(一九四八)に江上波夫東大名誉教授によって「騎馬民族征服説」なるものが発表された。

それ以来その学説のスケールの大きさと発想のユニークさ、さらには現在もなお論戦が続いているということを聞けば、古代史ファンでなくても少しは関心が持てようと言うものである。


実はこれもまた医学史の視点から見ると実に面白い学説の一つなのである。

「騎馬民族征服説」というのは、東北アジアの夫余系騎馬民族が朝鮮半島を南下し辰王国となり、さらに北九州に渡って建国、その後機内に移動して大和朝廷を建てたというものであった。

もちろんこの学説には賛否両論がある。
そこらの展開が非常に興味深いのである。たとえば、その反論としてよく出てくるのが、まず

1)天皇家の祭祀というものは農耕民族の儀礼であって、騎馬民族特有の動物の犠牲を伝統的に欠いているではないか。
2)騎馬民族の去勢技術が古代日本に伝播していないのは本質的に矛盾するのではないか。 
3)大和ことばには食肉や内蔵を言い表す語彙が非常に少ないのは、騎馬民族の狩猟性より農耕性が強いことの一つの特徴ではないか。等々−−。


ここから先はそれぞれ古代史研究家、考古学者の専門領域であって、今後も熱い論戦が続けられるというわけである。

「騎馬民族征服説」を古代九州の歴史的背景からどう見るかであるが、はっきり言って騎馬民族はやはり古代日本に渡来していたのではないかと考えている。

しかしそれと同時にいえることは、本来日本の国土は森林や湿地が多く、広大な平原で最大に機能する騎馬は渡来直後においてはそれほど戦闘力としての威力を発揮できなかったのではないか。

平野部が少なく、山岳地域や河川で寸断される地形では、馬が駆け回るには障害物が多すぎる。

映画「七人の侍」ではないが、侵略される側は地の利を生かした城塞と弓矢でそれを防御できたのではないか。

騎馬による戦闘はやはり平原である。治水が悪い湿地帯ではない。

だから騎馬民族はその独自の祭祀性を日本の風土に馴染ませ、さらに最後まで実質的主導権を維持することができずに終わったのではないかとも考えるわけである。


では何故、騎馬民族が渡来していたという考えに立つかといえば、古代日本には早くに大陸系の整骨医術が伝播していた形跡があると考えたからである。

医学史的にみていくと、我が国の伝統的整骨術というものは、古くは治水土木技術や築城技術に付随して発達した特殊な医療技術(術式)としての整骨術と、戦闘武術として発達した拳法・柔術に付随派生した救急の医療技術という二つの異なった源流があるのではないかと考えている。

この特殊な医療の伝播の背景には古代の騎馬民族の影響があるように思えてならない。(写真は筑後地方の神社に奉納されている勇壮な渡来系豪族像)


kappasin1.jpg


ここでわざわざ古い整骨術の源流を二つに区分するのは、それぞれが類似した伝統性を保持していながら明らかに歴史的に違った派生と伝播の違いがそれぞれにあったと考えられるからである。

わが国における武術系の整復術自体は、その体系が戦国時代末期に明国より渡来した陳元鬢(一五九五〜一六七一)がもたらしたもので、中国正骨術と中国武術とを日本人に直接伝えたことに始まったという歴史的事実がある。

さらに後世、これに一八世紀に完成した清代の医学書である『医宗金鑑』の整骨技術やその後の西洋医学の伝播が大きな影響を与えてきている。

もう一方の治水土木技術や築城技術に付随して伝播した整骨医術というのは一体何かということであるが、これこそが河童渡来伝承に付随する整骨術そのものの伝播の実体ということになる。

よく知られている河童伝説そのものは、実は日本固有のものではなく古代中国大陸からの渡来した水神系の伝承遺物の一つである。

いわゆる九州地方のの河童伝説によると、河童一族という集団は遠く大陸よりはるばる渡来してきた種族であり、それも内陸部のタクラマカン砂漠・タムリ盆地から黄河を下って海に至り、さらに東シナ海を通って九州に上陸渡来したと伝えられている。




siruku.jpg 




つまりカッパなるものは中国の中原平野部を横断して海を渡り、太古の時代に遥か彼方の日本の地までやって来たといういうことになる。

ここらは古代の民族移動史や技術伝播のルートとしてみても、興味深いところである。

古代における集団的民族移動は特別なことではなくて、他民族の侵略から逃れたり急激な気候変動による食糧難などの理由でたびたび大移動が実施されたものである。

そうした移動の過程で個々の文化の伝播と融合が繰り返されていった。

その伝承記録の一つが、この河童渡来伝説といわれるものである。

古代中国で創られた「沈」という漢字は、もともと水神への供物として牛を水に沈める形からできているというが、その犠牲にみる祭祀性には中東のパール神の影響があったのではないかと思う。

河童の原型そのものは中国古代の神話や古典籍にも残されているわけで、その古い起源についてもここでは考えてみたいと思う。

古代中国では、河童は河伯といわれていた。

日本でいう河童は古代中国の神話に出てくる河伯そのものに近い存在である。

河伯とは個人ではなくて、一族といった集団かもしくは部族の名称であり神格でもある。

また河伯集団は「馮夷(河伯・河童)は人面にして、兩龍に乗ず」(山海経・海内北経)と古典籍に記述があるように、古代中国では水神信仰は治水技術、それも土木工事ときわめて深い関係があったことが古代の神話からも窺える。

「史記」にあるように、黄河の大洪水を治めた禹が禅譲されて夏王朝の王に就けたのは、この「河伯」の大きな助けがあったからである。

その河伯集団が古代の大洪水を治水するのに大きな働きをしたということは、彼らが治水工事のエキスパート集団であったことがわかる。

何故に、そのようなエキスパート集団が古代に存在していたのか不思議に思えるのではないだろうか。

同じように日本でも、古代の治水築城工事に河童集団が関わったとする伝説が各地に残されているし、実際に水神への供物として人身御供が行われた。

人柱伝説がそれである。

九州は水神への人柱伝説が少なくない。(写真は筑後地方の河童祭り)


suijin.jpg


困難を伴う治水工事には、水神祭祀としてそうした犠牲がたびたび必要とされたのだ。

そうした祭祀性をみていくと、やはり大陸からの河伯祭祀そのものの伝播が当然みえてくるはずである。

河童に代表される水神や海神などの水陸信仰自体は、仏教伝来よりずっと以前に沿岸部の海洋民族同士の交流を通して日本の風土にもしっかりと定着していたと考えられる。

河童伝説に象徴されるように、夥しい文化的伝承遺物をみる限り水上生活を通して水神信仰が古代九州にも広まっていたことは確かである。

しかしながら、その後の仏教伝来によってそれまでの伝統的な土着の古代神は次々と弾圧されるようになったのであるが、水神信仰もその例外ではなかった。

仏教圏の拡大によってその権威が高まっていったことによって、根強く残っていた従来の土俗的祭祀性が次第に衰えていったことになる。

結局、水神の河童も終いには異形の醜悪な姿にかえられ、水中の妖怪に成り下がってしまったということである。

それは河童神の形にも大きな変化を及ぼすこととなり、外見的には背中に水生動物の亀同様の甲羅を背負わされ、頭には皿まで被せられた姿となった。

そこに古代の河伯信仰の変貌がうかがえる。

何故にそうした変遷が分かるかというと、河童神の古い遺物が残されている筑後地方の古い神社を訪ねてみると、その社殿の梁を支える河童神には甲羅も皿もない太古の原型をそのまま見ることが出来るからだ。

その姿はまさに逞しい力士像である。

筋肉隆々の裸体には、河童特有のあの甲羅はみられない。

これが本来の河童の姿である。


kappa3.jpg


そうした伝承河童の裸の姿は九州の風土にしっかりとなじんでいる。

いまでも河童は身近な存在であり、素朴な親しみを感じる存在なのだ。

この風土性は、ここではいまだに守られているといえる。


kappa4.jpg


河童は中世以降、異形の妖怪といいながらもときたま人前に姿を現すようになる。

これが後世の変貌した河童伝説の登場である。

河童は子供のようにいたずらや相撲が好きで、人間に遭遇するとすぐ相撲で挑み掛かってくる。

河童は小柄だが腕力が強く、何故か相撲という格闘技が得意で大好きである。

しかも面白いことに河童は、格闘技で腕の関節が脱臼しても、腕が切断されても容易に元にもどせる卓越した治療技術を持っている。

格闘技とそれに対応した特殊な治療技術という組み合わせである。

関節の損傷、骨折の接骨・整復術というように、その治療技術の範疇が外科的でいかにも恣意的、象徴的でさえある。

この接骨・整骨術と相撲の関係、いったいそれは何を意味しているのだろうか?

河童の万能薬にしても、ほねつぎ(接骨術)に関わる薬が必ずそれらの伝説には登場してくる。

不思議なことに、彼らは古来より接骨、骨傷、打撲治療の特殊な治療技術をもつ整骨名人なのである。

これは何故であろうか?

しかも河童伝説には治水土木技術や築城技術に関わったとする伝承がすこぶる多い。

どう考えても、河童は昔話に出てくるようなただのありふれた水辺の妖怪とはいえないのである。

折口信夫の「河童の話」に、次のような一節がある。

河童の場合は、接骨の法を授けたと言ふ形が、多様に岐れたらしい。金創の妙薬に、河童の伝法を説くものが多いが、古くはやはり、手脚の骨つぎを説いたものらしい。馬術の家には、落馬したものゝ為の秘法の手術が行はれた。その本縁を説明する唱言も、共に伝つた。恐らく、相撲の家にあつたものを移して、馬との関係を深めたものと思はれる。河童に結びついた因縁は、後廻しにする。人に捉へられた河童は、其村の人をとらぬと言ふ誓文を立てる。或は其誓文は、ひき抜かれた腕を返して貰ふ為にする様になつてゐる。腕の脱け易い事も、河童からひき放されぬ、重要な条件となつてゐた時代があつたに違ひない。」

sekkotu.jpg


ここにも河童と彼らの特殊な接骨・整骨術との関連性が見て取れる。

河童伝説を調べていくと、河童集団は定住することなく広範囲に移動しながら築城・治水・架橋に対して集団で活動していたということになっている。

やはり河童と土木工事とは特別な関係にあるわけだ。

そうした土木工事では力仕事ということもあって、危険な作業に伴う筋肉や関節の損傷、骨折怪我が日常的に頻発したはずである。

接骨・整骨術はそこから必然的に派生してきていることになる。

つまり土木技術という職能に付随した特殊な治療技術そのものは、経験的に蓄積されながら部族内で共有されていったと考えられるわけである。

だから河童は接骨の名人なのである。

この文化史的な特殊性を考えると、いよいよ渡来した河童一族なるものがある種の土木建築技術に特化した職能集団であったことが判明してくる。

しかしここで、もう一つの謎というか疑問点が浮上してくる。

それは河童一族とまったく同様に、大陸の北方内陸部にいた騎馬民族も独自の接骨・骨傷治療(整骨術)と格闘技(モンゴル相撲)を古くから持っていた。

これまた、どういうことであろうか?

やはり職能に関連して格闘技や力自慢が、彼らの間ではもてはやされたのか?

ここにもあらためて解明しなければならないところである。

古代において河童は水神系の眷属としてその祭祀に深く関わっていたが、それとは別に内陸部の騎馬民族との関連性もそれとなく窺える部分がある。

馬と河童は、民族学的伝承分野では相互に関連性が濃厚である。

乗馬ということでいうならもとより騎馬民族は巧みなその乗馬技術を誇ったわけであるが、それこそ落馬による怪我や骨折脱臼は日常茶飯事であったことは容易に納得できることである。

実際に、現在のモンゴルを中心にして広範な領域で古来よりこの伝統的整骨医術が最も発達したことが知られている。(「モンゴル医学史」参照)

とにかくモンゴルの伝統医学といえば、まずこの整骨医術がその筆頭に上げられる。

しかもこの地にも格闘技として、有名なモンゴル相撲がある。

しかしながら中国の北方に位置する遊牧民族(匈奴)のそうした骨折や関節周囲の軟部組織の損傷に対する治療法そのものが、中国王朝内でも実際に医療技術として認められだしたのは随分と後世のことであった。

それだけに、大陸からの医術の伝播がそうした北方地域の接骨・整骨術が通常のルートで古代日本にそのまま伝わったとするのには多少無理がある。

たとえば清代の西太后がギックリ腰になったとき、当時もいろいろな治療法が試みられたがまったく効果がなく、はじめてこの北方より伝わった整骨医術の徒手療法が施されて回復したという話がそれを如実に物語っている。

当時でさえ北方の整骨術それ自体は、主流の治療技術として中原ではそれまで重要視されてはいなかった。

もちろん中国の整骨術といえば、まず少林寺に代表される武術系の骨傷治療技術がもっとも発達していたことを考慮すればなおさらである。

古代中国でさえもも、伝統的医療技術としての整骨術の派生の様相をみてもこのように明確に異なるわけである。

そうなると、河童一族と騎馬民族との間には古代において何らかの関連性があったのではないかという発想が出てこよう。

たしかにそのままでは、整骨術の派生を考える上では類似した特殊な背景を持っていることは頷けるがその先がはっきりしてこない。

彼ら河童一族が、北方域の騎馬民族と同族でなければ一体何者なのか、いよいよ謎は謎を呼ぶということになろう。


私は40年以前から、河童一族というのは神殿建設を専門とする古代の特殊な土木技術職能集団のことではないかと考えてきた。

中央アジアのカッパドキア辺りからやって来たのが「カッパ一族」というのが従来からの持論である。

実際に熊本県八代地方には、河童一族はペルシャからやって来たという伝承がある。

九州出身の作家火野葦平も生前この説に賛同し、大いに巷で喧伝していた。

ここに職能集団という視点を加えると、さらに分かり易くなってくる。

それも大規模な巨石を使った神殿、城壁、霊廟、墳墓などを専門的に構築する土木技術者が定住することなく集団で移動していたのではないかという、特殊性も加味されてくる。

古代では、そうした神殿、城壁の構築が盛んであり、特異な職能集団が個別に存在していたことが知られていた。

西欧で言うところのフリーメーソンの原型、石工集団がこれである。

古代よりこうした神殿建築技術者には国境を自由に通行できる特殊ともいえる通行権が与えられていた。

彼らは神殿建設が完成すると、神殿を守るライオン像や獅子像、狛犬を設置して次の仕事を求めて移動していった。


koma.jpg


その結果、石材を使った各地の神殿の構造や様式においても、多くの類似性を残していったと考えてもおかしくはないわけである。


前述したように、大陸内陸部のタクラマカン砂漠・タムリ盆地から黄河を下って海に至り、さらに東シナ海を通って九州に上陸渡来したという伝承が事実であるとすれば、河童集団はその移動中に騎馬民族集団と接触し直接文化的交流を持った可能性が当然出てくる。

河童集団は大陸内陸北部に一部残る者たちと、さらに移動を続けた集団とに分かれていった可能性もある。

そこではもちろん整骨術や格闘技・相撲が民族間で接触交流したことによって、同じように文化的にも影響し合った可能性も出てくるであろう。

単なる偶然ではなく、彼らに必要な技術が文化的に共通していた格闘技や特殊な治療技術の分野ということで、河童集団と騎馬民族との間で深い情報交換がなされたとするならば、これまで気になっていた謎も一気に氷解してくる。

しかも伝説の九州渡来コースが示すように、太古において河童一族と騎馬民族とは一時期中国内陸北部で接触交流があったことの確証にも繋がる。

そのような経緯を経て、彼ら河童技術者集団がエジプトやオリエントから中央アジアを経由して、はるばる日本まで渡来してきたなどと考えるだけでもロマンがある話である。

河童が大好きな胡瓜も、もともとはエジプトなど中東地域の作物であった。
これなど明らかに古代シルクロード経由の伝播が考えられるものである。


ここに紹介している力士像の写真は、北部九州の筑後地方にある神社の屋根の梁を両手で支える伝統的な古代の河童(河伯)神像の姿である。

頭の皿や背中の甲羅などなく、筋骨隆々としてまるで力士の姿そのものである。

下の写真は中国湖南省の省都、長沙市で1972年に馬王堆漢墓から出土した2100年前の布には古代神話の世界が色彩豊かに描かれている。

これに注目していただきたい。


gazou1.jpg


そこには力士のように両手で力強く大地を支える水神(河伯)の姿が描かれている。

足元には巨大魚(兩龍)がいて、その上に乗っている構図である。


kappa1.jpg 


この構図はまさしく「馮夷(河伯・河童)は人面にして、兩龍に乗ず」と表現されている古代中国神話の河伯神の姿そのものである。

実に明白である。

古代の遺物としてみたとき、古代中国の構図と筑後の河童神像は奇しくも両者共その姿、ポーズにおいて驚くべき類似性を示しているではないか。

これこそ二千年以上以前に、大陸から河童神の原型がそのまま古代日本の地に確実に伝わっていた証左でもある。

少なくとも、河童一族は騎馬民族よりも遥かに先に古代日本に渡来してきていたということである。

こうみてくると、古代北部九州には接骨・整骨術渡来も含めて興味深い文化人類学的展開があるということになる。  























denden 








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2016年06月27日

地球の衛星月はいつどこから来たのか?

月はどこから来たのか?

地球の衛星である月はどのようにして生まれたのだろうか。

地球と同時期に月は生まれたのか?

はるか太古の時代に太陽系の外から飛来した天体が、地球の引力圏で引き留められたのか?

あるいは、宇宙の彼方から来た宇宙人によって人工的に造られた天体物なのか?

ここらの謎は尽きない。


月面に知的生命体の物体と掘削された跡を発見








【UFO映像】NASAがコメントを拒否!!謎の物体の正体は…!?

 







シュメール文明の謎 Zecharia Sitchin ?umeru

 








地球の3倍の大きさの巨大宇宙船が土星の輪の中に

 






denden 








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ラベル:人工天体物
posted by モモちゃん at 09:24| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

人間は薬物汚染からはもはや抜け出せないのか!?

知らないでいることは恐ろしい薬物情報

一般にはあまり知られていませんが、日本国内には違法な薬物が沢山出回っています。

さすがに薬物だけにそれなりによく効くようです。

世界一薬好きの日本人から見るとしごく当たり前の現象のようにも思えます。

殆どの薬物は、化学製剤として石油から作られるのです。

巷には沢山のドラッグが溢れ返っていて、手軽に入手できます。

ただし薬物は量を間違えると中毒症状などの重篤な薬害を招きます。

しかも学校でもこうした重要な情報は教えませんから、残念なことですが深刻化することはあっても今後も改善されることはないのだと思います。

まず大人が正確な情報(インテリジェンス)を持たなくてはなりません。

最悪の場合、薬物依存で社会や家庭が次第に崩壊していきます。

タバコ喫煙同様、薬物依存の場合は自己防衛としての個人レベルの認識の問題だけでは済まなくなってきています。

社会全体が薬物一般に対する認識を新たにする必要があります。


2016年06月19日(日) 週刊現代

「うつ病」は薬を売るための病名だった!? 実は投薬のほとんどが無意味だと医者は知っている
「薬漬け社会」のタブーを斬る
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48911





薬物に溺れる若者に密着







薬物中毒者の告白











ドラッグ使用者の衝撃的映像。見るも無残な姿に【ドキュメント】








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ラベル:危険ドラック
posted by モモちゃん at 21:09| 歴史の盲点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人工知能AIロボットが市民生活に溶け込む時

自由意思で脱走したAIロボ!?

ロシアのロボット工学の研究所で制作された自律学習型のAIロボットが、自由意思で作動していて、ついに研究所を脱出してしまったという驚きのニュースがある。

研究所を脱出した後このロボットは市内を走り回りまわっていたらしく、道路を横断しようとした際にバッテリーが切れて動けなくなりそこで交通渋滞を引き起こしてしまったという。

この最先端のAIロボットは以前にも研究所屋外に脱出しているところを発見されたことがあって、明らかに自由意思が働いて学習しながら作動していたらしい。

ほほえましくもあり、同時になにやら空恐ろしい感じもしないでもないが、本当にすごいロボットが出現したものである。


このニュースをみた時、まずうちの愛猫ボンのことを思い出してしまった。

ボンは、一応家猫なので外には出さないようにしているのだが、しきりに外に出たがりときたま脱走することがある。

一度、二度となりの屋根の上に登っているのを発見して、驚いたことがある。






Robot Stages Great Escape And Ends Up Causing Traffic Jam















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posted by モモちゃん at 09:07| 歴史を先取り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏の水難事故から子供の命を守る着衣水泳は必須です!

水辺での自己救助法


梅雨時から夏場になると河川の水位が上がってきます。

水辺の事故も増えてきます。

着衣のまま落水すると、思うように泳げずパニック状態に陥りやすいのです。

慌てずに水面に浮いて呼吸を保ち、救援を待つのがベストです。




落水時の対処

 







着衣泳講習の動画です

 







着衣水泳

 







小学生が着衣泳を体験

 













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posted by モモちゃん at 08:55| 現場を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月21日

思い出のアメリカ映画「慕情」とその主題曲

アメリカ映画『慕情』とその名曲

1955年に公開されたアメリカ映画『慕情』(原題: Love Is a Many-Splendored Thing)は、ベルギー人と中国人の血を引くハン・スーインの自伝をもとに映画化されたものであった。

特にサミー・フェインが作曲した主題歌は、第28回アカデミー­賞歌唱賞を受賞した映画音楽史上の名曲として知られている。



映画のストーリーは、第二次大戦終了後のイギリスの植民地香港で、ヒロインのハン・スーイン(ジェニファー・ジョーンズ)は勤務医をしており、彼女の夫は軍人であったが中国の内戦ですでに戦死していた。

アメリカ人の新聞特派員マーク・エリオット(ウィリアム・ホールデン)と知り合うと、たちまち二人は恋に落ちてしまう。

エリオットには別居中の妻がシンガポールにおり、離婚の話し合いのためシンガポールへ赴くが話し合いは決着しないままであって、この間二人の関係は香港ですっかり噂になってしまう。

そうした二人のもとには時代の波が押し寄せてきていて、中国共産党が率いる中華人民共和国が中国本土を支配するようになるとともに、ハン・スーインは中国大陸へ戻るよう説得される一方で、エリオットは朝鮮戦争勃発によって徴兵されてしまうのであるが、彼はそこで不運にも戦死してしまう。

最後のシーンは、ハン・スーインがかって二人で過ご­した丘を訪れ想い出に浸るという悲恋の設定であった。



慕情 [日本語訳付き]  マット・モンロー

 






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posted by モモちゃん at 10:02| 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月18日

世界の闇市場はいつもオープン状態

身ぐるみ剥がれる!?

イスラム国
では、人間の臓器売買を開始!!

イラク北部のモスルが「IS(イスラム国)」の戦闘員らにより占領された後、この町から避難を余儀なくされたクルド民主党のスポークスマン、サイド・マムズィニ氏は、ラジオ・スプートニクのインタビューに応じた中で「IS」のメンバー達が行っている人間の臓器売買について語った。クルド民主党スポークスマンによれば、テロリストらは、臓器の摘出と販売を目的とした「特別病院」をオープンさせた、との事だ。

続きを読む
http://jp.sputniknews.com/world/20150918/917018.html#ixzz3m9Cs7dIc

 

ロシアで、既婚男性が眠っている間に睾丸を摘出されるという驚愕の事件が発生。

若い金髪美女と飲酒後の記憶が途切れていて、翌朝目覚めたら男性の睾丸が2個ともなくなっていた。

男性の下腹部にはプロによる手術跡があり、女は臓器売買を手がけるマフィアの手先なのだという


男性の睾丸は闇市場に流れ、高額で取引されるというのだ!


Russia man’s testicles ripped off: Actor says beautiful blonde cut his sack in shocking organ theft




これによく似た話は日本の古典文学のたしか「今昔物語」にも記述があったと記憶する。

ある男が旅の途中で一夜の宿を借りたのであるが、その家には若い女が一人で住んでいた。

翌朝その家を後にするのだが、途中で男は自分の一物が無くなっていることに気付く。

慌てて女の家に駆け戻り事情を話すと、そこで何と男の一物は返してもらえて元通りになるといった可笑しな話がある。

しかしこの事件は元には戻らない悲惨な事件である。



富裕層の需要にこたえる闇の人体臓器マーケッティングとは

中国、死刑囚の臓器提供を15年から中止へ
【12月4日 AFP】中国で物議を醸していた、臓器移植に刑執行後の死刑囚の臓器を供給する慣習が、2015年から中止されると中国紙が4日、報じた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3033441



子供の頃、夕方遅くまで遊び回っていると、大人から怖い人に生き胆を盗られるぞと脅かされていた記憶がある。

お年寄りの話によると、一昔前まで、人の内臓を盗み取るのが目的の殺人が本当にあったということである。

どうも鎌倉時代以前からそうした無知と迷信に取り憑かれた殺人者が度々横行していたらしいのである。

人の生き胆を取るなど猟奇的で身の毛がよだつが、何でもそれが病気治療の奇薬に利用されたということらしい。

その上、それで何らかの取引もあったということになると、当方としては思わずぐっと身を乗り出してしまうわけである。
もちろん東洋では植物だけでなく、古くから動物性生薬も治療には使われていた。

犀角、鹿茸、虎骨、オットセイの一物、蛇、それに熊胆などである。
江戸中期の古方派・医師後藤艮山はこの貴重な熊胆丸を処方して手広く売り出したので有名になったという。

とにかく熊の胆は高価なもので同じ重さの金と取り引きされたというから、相当な高貴薬であったろう。何でも激しい痛みをともなう胆石、胆嚢炎、胃潰瘍の鎮痛、鎮静に著効があるという。

では人間の人胆は一体何に効能があるというのか。

おそらく当時の「不治の病」といわれるものに対してではないかと思うのだが、これに関して一つだけ確かな歴史的史料がある。

江戸時代の有名な首斬り役人であった山田浅右衛門は徳川家の御佩刀御試御用役でもあったが、刑死者の生胆を貰い受ける特権があり、それで自家製の薬を作って売ったということである。

人間の胆は労咳(結核)にきくといい、こちらは「人胆丸」と呼ばれ高価な薬であったが、これ自体の出典根拠は大陸や印度から伝わった仏教説話に繋がっていくようである。

当時山田家は試刀の礼金や刀剣鑑定料といった副業もあったが、この「人胆丸」の売薬でその財力は万石の大名に匹敵するといわれた。

原材料は役得ですべて只同然だから、それこそ丸儲けである。

因みに名人とうたわれた八代目吉亮は三百の首をその生涯に斬り落としたというから、「人胆丸」も相当量市中に出回ったことであろう。

一応こちらは合法的に人胆が使われ売買されたことになるが、常に供給不足であったことは察しがつく。

そうであるとなると結局この時代には合法、非合法の「人胆丸」が存在したということになってくる。当然、偽物もあったであろう。



ここに、冒頭で紹介したような猟奇的事件が発生する背景があったことは想像にかたくない。

ところが、こうした事象は過去のこととばかりとはいってはおれないようなのである。

現代医学の進歩のもとでは、いまや人体の内蔵諸器官はパーツとしての「取引」が可能な時代が到来したのである。

昔も今も人間の要求は変わらない。人間の臓器であろうと、生き長らえるために必要であればどこからか市場原理に突き動かされた需要が自ずと出てくる。

そこには、人間の臓器を求めてでもしてどうにかして生き長らえたい、生かせたい命があるという方便である。

医療も関連法規もそういう方便で整備されてくる。つまり臓器移植法がそれである。
経済的に疲弊している後進国ではそうした需要に答える貧しい人々がいるし、暗黒の組織が影でうごめいてもいる。

生活苦から、自ら片方の腎臓や眼球を売っている貧民層の人も少なくない。
死刑囚の臓器パーツが商品化しているところもあるし、臓器移植に金銭取引が絡んだ赤ん坊売買や誘拐事件がすでに欧米や中南米でも頻繁に起こっている。

さてさて、一体どこからこのような臓器売買の発想が出てきたのであろうか。

まさか山田浅右衛門の「人胆丸」に刺激されてということではあるまい。

倫理的にもデリケートな問題であって、いきなり人体再利用といったら言い過ぎかもしれないが、どうやらそうした風潮が巷に徐々に作られつつあることだけは確かである。

平和ボケの日本では想像もつかないが、とにかく治安の悪い国では死体がごろごろ転がっているのである。

日本では比較にならないほど、そこでは人命が軽視されており、やたらと殺人事件が多発しているわけである。

米連邦捜査局(FBI)の発表によると、アメリカでは1990年代以降の殺人事件による死者は二万四千人を越えていて統計上は年々増加傾向にあるという。

それこそ世界一の銃社会であるから、1日平均数十人の市民が犯罪がらみで撃ち殺されているということになる。

銃社会は、当然これを享受し続けている。

同じ病院内で、救急で運び込まれた重症の瀕死体状態の患者がいて、他方では新鮮な臓器パーツさえあれば助かる命がある。

身近に新鮮な再利用可能な臓器パーツがあれば、そこには必然的に需要は湧いてくるというべきであろうか。

一旦これが合法化されてしまえば、的確かつ迅速な処理と搬送システムの充実が計られ情報ネットや供給体制が整えられることになる。

当然こうしたシステム化にはどうしても経済的負担と効率化が問題になる。
要は高額な負担経費さえクリアすれば実行可能である。

後は搬送や医療専門チームといった採算コストを考慮した経済至上主義的システムに擦り変わっていかざるをえない。

欧米にならった所詮臓器移植の合法化とはそういうものだと考えている。

もとより一般の健康保険の適応外であるから、移植にはべらぼうな費用が掛かる。

日本でも不動産や資産を処分したりして、そうした腎臓や心臓の新鮮な臓器パーツを求めて海外に行く人は少なくない。

それこそ日本でも一昔以前までは売血という行為が、急場の糧を得るために巷で行われていたのも事実である。



余談であるが、中国の『清朝野史大観』という歴史を扱った書物をご存じであろうか。

 
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これに食道楽で嬰孩肉(子供の肉)が好物の酷官の話しが出てくるのだが、雇った料理人に人肉を平気で調理させていたということである。

そういう残酷なことがまかり通るというのが不思議であるし、またそうした嗜好に応ずる残忍な供給自体があるということが意外でさえある。

それはその時代がそれほどに経済が疲弊し生活苦に喘ぐ貧しい人々が多かったということの反証であり、非情にも子供を売らざるを得ない親が少なくなかったという過酷な事実を教えてくれるものである。

しかもこの話の場合は主役が官吏だけに余計に皮肉である。

現代中国ではこの伝統性は残っているようで、母乳が闇で取引されていて富裕層が希少な栄養剤ということで貧困層の女性から買い取っているということである。

疲労回復や病後の養生として根強い需要があるらしい。

欧米人が好んで使う高価な化粧品にも、後進国で堕胎された多くの胎児から抽出された成分が使われているし、高価な成長ホルモン剤とて原材料の出どころを追跡すれば同様であろう。

このように人間の要求とは、それこそどこまでも底知れぬものである。

以前あるSF映画の中で、食料供給の為に人間の死体が再処理分解されて食品に加工されていくショッキングな部分があったが、その意外性の裏で何やら信憑性のありそうな展開にはっとさせられたことがある。

まあそうした発想からみれば、いまの時代には相当の距離があるとみることもできるのだが、一方で人間が死ねば粗大ゴミと化する時代がきているとするならば、そうした未来社会の到来もただの空想とばかりいえなくなる。

臓器移植のための臓器パーツに国際商標が添付される時代もそう遠くはないのかもしれない。












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ラベル:ブローカー
posted by モモちゃん at 19:45| 歴史的瞬間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

長谷川平蔵が味わった江戸の風情とは(6)

「五鉄」の軍鶏鍋が喰いたい

ようやく池波正太郎の「鬼平犯科帳」全24巻(文春文庫)を読破することが出来ました。

これまでにも「鬼平犯科帳」は読んだことはありましたし、「オール読物」に連載されている作品も何篇かその都度読んでいました。

今回はあらたまって全巻を片っ端から読み進めて見たというわけです。

30年以上以前の若い時に読んだ鬼平シリーズと比較すれば随分と違った感じがするもので、そこここに漂う独特の江戸の風情というものを今一度しっかりと味わったような気がしました。




粋人

 






吉右衛門

 







多岐川裕美/鬼平犯科帳(むかしの男)









鬼平より味わい深い言葉 1 「侍の心」

 








鬼平より味わい深い言葉 2 「異星より降った生き物」

 






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posted by モモちゃん at 08:46| 江戸時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする