2018年07月08日

身近な自然の食材が消えていく懸念とは

有明海の珍味を食す!

その一

分類上その生物は、「顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ワラスボ属」ということであった。

地元であっても、このような正式な学名なんぞで言われても誰にも判らないであろう。

有明海特有の魚であって、福岡県柳川市辺りではワラズボといって鮮魚は煮つけにされる。

生きたワラスボを始めて目にしたときは、にょろりとした白目のウナギかと思った。

しかも食べる機会はまったくなかった。

最近になって、道の駅で乾物となって店頭で売られているのに気付いた。

乾物は口を大きく開けて歯をむいている様は異様である。

エイリアンのミイラのようである。

長さは細くて30センチ以上ある。

有明海の特産魚であるが、諫早湾締め切り、埋め立てによる影響で最近は資源の減少が甚だしいということで漁獲も限られていて、いまでは高価な魚になってしまっている。

これなどもいずれは絶滅する有明海の生物であろうと思う。


RIMG0385
これを店頭で買ってみたのはいいが、食べるのは家族で私以外誰もいない。



触るのも見るのも怖いらしく、さっそく家人からは「自分で焼いてね」といわれてしまった。











ワラスボは乾物だけに全体がガチガチに硬い。

ニボシどころではない。

堅さでいえば、鰹節に近いのかもしれない。


食べる時はワラスボを金づちで叩いて柔らかくしてから食してくださいと説明書きにある。

乾物の賞味期限は一年間である。



RIMG0386

3匹のうち2匹を焼いてみた。

たしかに堅い。歯ごたえがあるというよりは何だか筋ばっている感じだ。

味はニボシともスルメとも違っていて、味自体に魚特有の風味はないように思った。

ただ筋張っていて組織が堅い。

堅いのをとにかく咬んでかみ砕く。いくぶんボロボロしていて、格別美味しいとは思わなかった。

多少風味を期待していただけに、少し残念ではあった。




ワラスボの叫び〜その1






その二

ウミタケ(海茸)という海産物をご存知であろうか。

九州の有明海で獲れていたグロテスクな二枚貝の一種であるが、現在では幻の珍味といわれるようになった。




RIMG1092.jpg




ニオガイ科の二枚貝で、貝殻から異様に伸びた水管が出ていて、その形が茸の様に見えることから「海茸・ウンタケ」と呼ばれる。

昔は生でも食べられていたが、多くは粕漬けや干ウミタケとして一般は売られていた。

写真で見る限りありふれた干物にしか見えない。

干しウミタケは少しもグロテスクではないのであるが、生の現物自体はすこぶるグロテスクである。

昔は魚屋さんで、ワラスボ同様に普通に並べて売られていた。

ウミタケそのものについては有明海沿岸に住んでいても原形そのものは余り知られてはおらず、年配者でないと実際に生で食べたことのある人も意外と少ないようである。

私もウミタケという海産物の姿を知ったのは30年ほど以前であって、そのときはじめて干ウミタケを食したのであるがまさに珍味というべきものであった。

それまで加工した粕漬けのウミタケはよく食べたのであるが、干したウミタケそのものは珍しいものに思えた。

その当時から生息数が減っていたらしい。

その食べ方はスルメのように網焼きで炙って、それを縦に裂いて食べるのだが相当に歯ごたえがある。

マヨネーズを付けもよく、酒の肴にはぴったりである。

口の中で海産物特有の香りが広がり、噛めば噛むほど濃厚な旨味が出てくる。



sima2.jpg





最近はこのウミタケが激減したということで、有明海ではほぼ絶滅状態である。

そういうこともあって、久しくこの干しウミタケにはめぐり合わなかった。

すでに伝統的な食品であるウミタケの粕漬けも、原料は韓国からの輸入品でまかなっているのがいまの現状である。

そうした中、最近になってウミタケが無性に食べたくなって有明海沿岸の柳川市や大川市の魚屋や友人に訊ねてみたのだが、もうウミタケはまったく売られていないということであった。

これにはがっかりしてしまったのであるが、それから半年後に思いがけずこの貴重なウミタケを知人が捜し求めてきてくれたのである。

半分諦めていたいただけに再びこのウミタケを目にしたときは、本当に感激であった。

以前のウミタケのように肉厚のものではなかったが、たしかにウミタケ特有の香りが漂っていた。

今回いただいた干しウミタケは表面の硬い皮膜部分が取り除かれていたが、そのまま乾燥した物もある。

乾燥した海産物のウミタケは通常の干物なのだが、やはり原型のウミタケを見たら大抵の人はそのグロテスクな形にぞっとするであろう。

これが貝なのかとまず驚くことであろう?

関心のある方はネットで検索すれば、その原始的な本来の原形を確認することができる。

そういうことでこの貴重な干しウミタケは食べる前に忘れずに、しっかりと記念の写真をとったという次第である。



生のウミタケの画像


その三

有明海の海産物ではウミタケだけでなく、同様にタイラギなどの魚介類も激減している。

タイラギを口にしなくなって、それこそ何年になるだろうか?

たくさん採れていた頃はタイラギ貝そのものは貝柱部分だけが切り取られ加工して売られていたから、貝本体を店頭で直接目にすることはなかった。

有明海では寒い時期に採られていたから、タイラギは季節限定であったような気がする。

二枚貝であるタイラギの歯ごたえのある大きな貝柱部分を食するのである。

この有明海のタイラギは生の刺身でも、そのまま焼いてもとにかく旨いのである。

近年、経済絡みの土地開発で海全体の海流が人工的に変えられてしまって、結果的には海中環境がそうした生物の生息を著しく阻害してしまっているためである。

これなどはまさに愚策というべきであろう。


タイラギ

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AE













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2018年07月07日

悪路走破に挑戦する命知らずがいる!

涼しい山道走行

ときたま悪路というのに遭遇することがありますが、これに危険すぎる路線というのが加わると、これは全く次元の違う話になってしまいます。

地元の人にとってはライフラインであり、まさしく命の道なのだと思います。

ずいぶん前に知人がシルクロードに写真旅行に行き、こうした危険な山中の道路を小型バスで走行中に崖から転げ落ちる事故に遭ったことがありました。

そのとき同行の日本人観光客が足の骨折を負い医療機関への緊急搬送が必要になったのですが、知人はすぐさま日本に国際電話を掛けて地元出身の国会議員に状況を連絡しました。

その国会議員の働きでシルクロードの僻地まで軍用ヘリコプターが、緊急出動してくれて救助に当たってくれたということでした。





Dangerous Water Crossing At Chota Dara In Spiti Valley










Leh Ladakh roads











最も危険な世界では道路!












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Top 5 Most Dangerous Roads of Nepal













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2018年07月06日

文化に根付いた土用の丑の日について

土用丑の日はウナギの日!

石麻呂に吾れもの申す夏痩せに よしといふものぞむなぎとり召せ 
(大伴家持「万葉集」)


土用は毎年違うので、土用の丑の日も毎年日にちが変わることになる。

土用の丑の日には、慣例で日本中がウナギを食らうことになっている。

今年(2018年)の土用の丑の日は、7月20日「一の丑」と8月1日「二の丑」の2回ある。

いまのところ今年はウナギを食べるかどうかは決めてはいない。

スーパーではもっぱら中国産が売られていて、国産は滅多に目にしない。

周囲の自然環境が変わってしまい、近頃は天然ウナギはめっきり獲れなくなったようだ。

国産といってもほとんどが養殖ウナギであろう。

子供のころは近くの小さな川でもウナギは獲れていた。

ちょっとした小遣い稼ぎになることもあって、川岸にはウナギ釣りの仕掛けをよく見かけたものである。

獲れたうなぎを町の魚屋やうなぎ屋にそれを持っていくと、買い取ってくれるということで子供らには人気があったのだ。

川に棲むウナギは純然たる淡水魚であって、海とは何の関係もないと思っていたから可笑しなものである。

私がウナギと始めて遭遇したのはたしか4歳の頃である。

あるとき大雨が降って、近くの小さな川から水が溢れたことがあった。

川の水が溢れて水路が逆流し、家の前の広っぱや道路にまで水が流れ込んだ。

翌日外に出てみるとあちこちに大小の水たまりが出来ていたのであるが、庭の端にあった水たまりに何やら蠢く物を発見した。

くねくね動いているのをみて、とっさに蛇だと思って慌てて家の中に駆けむと母親にそのことを知らせた。

母親が外に出てそれを確認すると、くすくす笑いながら「ウナギ」だという。

「ウナギ?」

蛇に似ているけど、どうやら蛇ではないらしい?

しかもこれが食べられるというのである。

その夜、そのウナギが調理されて食卓に出された。

残念ながらそのウナギが格別美味しかったかどうか覚えてはいないが、これがウナギというものに出会った最初の出来事であった。


もし同じようにご自宅でウナギを捕獲されるようなことがあれば、下の動画をまず参考にしてください。

美味しく調理出来ます。





鰻(うなぎ)のさばき方・・・・大和の 魚のさばき方

 









匠の技、和の味わい うなぎ坂東太郎は備長炭で焼く

 












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2018年07月05日

最高裁判所の裁判長かて「そら払わなアカン!」ていいまっせ

最高裁判所の裁判長かて「そら払わなアカン!」ていいまっせ



一般庶民が銀行からおカネを借りるというのは大変なことである。

それこそ借金(融資)ということで手続きがすごく面倒である。

こうしたいろいろなハードルを越えてやっとどうにか融資が受けられるとなるとそこでは当然、正式な金銭貸借契約書が交わされる。

厳然と借用書が存在するわけである。


契約書も何枚ページもあっていちいち署名捺印しなくてはならない。

しかも連帯保証人や担保物件もしっかりと押さえられる。

いわゆる銀行というのは、個人に対しての融資にはまったくリスクを負わないのである。

これが世間一般の人間が借金するときの手順である。

「倍返し」といわれるが、これは実質借金、融資の返済額のことである。


もともと融資自体はただで借りるわけではない。

元本には金利が付くわけで、毎月返済していく結果がそのものが倍返しである。

返済開始時は金利部分が多くを占めているわけで、肝心な元本部分は一向に減っていかないのも特徴である。

何十年も掛かって返済していくといっても、元本と金利分を合わせれば借金もいつの間にか倍返しになるというわけだ。





同じ融資でも政治献金やそれに絡んだ資金にはこのような面倒くさい手順は要らない。

要らないらしいとしかいえない。

どうやら政治という世界では、お金は自然に湧き出てくるもののようである。

いわゆる自然発生的にお金が近寄って来る、流れ込んでくるということである。

その集まって来るお金をどのように自分の懐に取り込むかの巧妙な手法そのものが政治力、手腕というとことであり錬金術の所以なのであろう。

政治の世界では借金時に必要なはずの金銭貸借契約書や領収書といったものは、原則的には不要らしい。

金銭貸借契約書や領収書がいらない世界ということになる。

事務的にはどうであれ形だけでも領収書もどきが揃っていればいいわけである。

本来であれば、政治に関わる借金でも借用書を作れば何の問題も無いはずである。

収賄などは愚かしいことである。

貸借関係でもただ返済義務を問われない形で済ませるようにしてさえすれば、そのままでもいいではないかとも思う。

こっそりと自分の懐にため込むからこそ、発覚して問題になる。

借金である以上、何も隠す必要がないではないかとも思う。

そうなると借金まみれでいながら、やたら金回りがいい政治家がもっとも利口でなのであろう。

相互の信頼関係による貸借関係であれば、税法上もどこまでも正当な行為としてみるしかあるまい。

しかしながら、この「相互の信頼関係」が何やら利権絡みで胡散臭いものだから、こうした当たり前の形が取れないのである。

どちらにしてもこの場合は、カネの受け渡しが当事者同士でしっかりと認識できさえすれば貸す側も借りる側も阿吽の呼吸で結託できる伝統的手法らしきものがある。

ここらは、政治世界で連綿と上から下へと体験的に継承されてきている深遠な慣習といえるものであろう。

それこそ商習慣ならぬ政治習慣だといいたい。

それでも貸す側は多額の金銭を融通するわけだから、仁義として見返りそのものは当然のごとく要求される。

ここらの流れは間違いあるまい。

利権をいくばくかの金銭で買い取るのわけだから、相当なリスクはあるはずだがここらは大方先行投資ということになる。

近い将来借りる側が利権を操作できる有利な立場に立てるのであれば、前もってその利権を頭金を払ってまずは買っておこうというしたたかな考え方である。

先物買いの相場師的発想である。

値上がりしそうな商品や物件を前もって仕込んでおくという遣り方である。
そう考えるとここらは納得がいく。

政界でもこれが出来る腹の据わった政治家が確実に頭角を現していく。

当然、同じ政治家でも資金集めの巧い下手に、大きな差が出てくるというわけである。

当然政治には利権と共に金銭が絡んでくる。選挙運動もしかり。

いくらきれい事を並べたところで、利権と何らかの報酬に繋がらないことには支援は得られないし人間は動かせない。

だから政治活動にはカネがいる。

ここから先は、実際に政治的人間になってみなくては分からない。

政治の世界を穿った見方で一言で表現すると、権力必腐、権腐三年ともいうらしい。

権力は必ず腐敗する、人は三年ほども権力の座に座るとそれなりに変わっていくということだ。


この辺りは一般庶民には遠く理解の及ばないところである。

とにかく闇献金の使い道などはどうでもいいわけである。

生活費に回そうと、女性に貢ごうと受け取った側の自由である。

金権と利権が渦巻く世界には、申し合わせたように同類がぞくぞくと集うのである。

世間に不祥事が発覚すれば、同じような代わり映えのしないカネ絡みの事件ばかりということになる。


兎にも角にも、糞面白くもないお粗末なものばかりであることに違いはあるまい。




ウルフルズ 借金大王
 















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2018年07月04日

タケコプター感動の初フライト!

タケコプターが空を飛ぶ!

空を飛ぶというのはロマンがあります。

そしてそれがアニメの世界を現実化させるとなると、そこには新たな夢世界が次々と広がっていきます。

そうした夢の飛行物体を集めてみました。




Citizen Doraemon










VF-1 Valkyrie(バルキリー)を飛ばしたい、感動の初フライト

 









【ナウシカの飛行機『メーヴェ』を本当に作った日本人】海外の反応は大賞賛の嵐「感動で泣きそう…」Japanese made a real 'Mowe' of anime the Nausica.

 









フラップター:Flaptter19-8 of Castle in the sky Flight with New wing

 














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2018年07月03日

戦国最強の放送禁止用語・死語について

織田信長が勝機を掴んだ瞬間!

「おわい屋」という語彙を始めて目にしたのは三島由紀夫の文学作品「仮面の告白」の文中であった。

それだけに何だか新鮮な響きがあった。

いまや放送禁止用語であり、死語となったこの語彙はおそらく関東周辺地域の古語であったのかもしれない。

「おわい屋(汚穢屋)」とは、便所の汲み取りを職業とする専門用語である。

現代の上下水道完備の若い世代には、この一昔前の便所の汲み取りということさえ理解が及ばないことであろう。

それこそむかしむかしの話になる。

庭の裏木戸があいて誰かが入って来た。小母さんは又,口を袂で押さえて,「ほら,来た来た豊田さん,貞子も。早く早く」といって自分から先に家へ入ってしまった。私も何が何だかわからないで,小母さんの後につづいてお勝手から入った。小島さんがお勝手と廊下をしめた。小島さんに,「何あに」と聞くと,小島さんは,「おわい屋,おわい屋」と言って笑った。…… ガボッガボッとおわいを汲む音が聞こえる。…… 手拭でほおかむりをした,おわい屋さんは,天秤棒をキシキシいわせて,こい桶をかついで出て行くところだった。うす黄色い水が汲み取り口から,点々と三四ヶ所たれていた。小母さんは,「まあ,だらしのないおわい屋さん」と言ってまゆをしかめた。…… 小島さんは小声で,「家のお母さんとっても綺麗好きなのよ。だから,おわい屋さんやなんかきて,さわった所は皆ふかせるのよ」と壜の蓋をしながら言った。』「綴方教室」(「綺麓好き」)(豊田正子著,木鶏社刊)


汚穢屋とはいっても、これはれっきとした歴史のある職業であり、江戸時代以前から重宝されていた。

長屋でもそうした汲み取りの人が回ってきて屎尿を回収していったわけで、その際には回収量に応じて大家にはいくばくかの金銭の支払いがあったのである。

大家にとってはいわゆる臨時収入ということになる。

汚穢屋は少なくとも一般庶民の衛生管理はもとより、農事に欠かせない堆肥をひろく回収斡旋していたことになるわけで、これは戦国時代からその活躍が各所で普通に見られたのである。

糞尿から塩硝が生成され始めたときにも、火薬の原材料という軍事物資にも直接かかわっていたわけで、ここから意外にも大いに財を成した者も出たことがそれとなく伺えてくる。

戦時には欠かせない兵糧運搬や糞尿処理の現場にしても、随所で御用商人らが深く関わっていた。

糞尿の運搬と処理がビジネスであったのだ。

人間が一時に大勢集まればそこにはあらゆる商売の機会が生まれてくるわけで、目敏い商人たらがこうした活気ある戦時経済の場へ次々と参画していった。

相手が誰であろうと売れる物があれば売る、買い取る物があれば買い叩く。それがビジネスの現場である。

もとより戦国時代であれば数千から数万の兵員が集団で戦場まで一定期間行軍するわけであるが、その間は厳しい軍律によって統制されていた。

無言のまま黙々と行軍する。途中の休息も食事もすべて指揮官の指図に従う。

行軍中は私語や勝手に隊列から離れての用便などは禁じられていたわけで、そこでの糞尿は御用商人が用意した桶にすへて漏らさずため込まねばならなかった。

事前にそのような取引が専門業者とされていた。

「こちらの隊の方は、この大桶にお願いします!」
「桶の外にはお漏らしになりませぬようご配慮ください。満杯の場合はすぐに次の桶をご用意いたします!」

そうした商人らの声が響く。

糞尿の回収が行われるのは、環境や衛生面のことを考慮していたからではなかった。

当時は糞尿にそれなりの商品価値があったからである。

この時代糞尿は肥やしとして農家に高く売れたのであり、そこらに気安く垂れ流すようなものではなかった。

当然戦時には大軍団にはかならず汚穢屋の屋号が入った肥え桶がぞろぞろと後を付いていったのである。

面白いことに、こうした糞尿回収が戦時経済では機能的に働いていたことになる。

こうした習いがあってのことか、笑い話ではなく実際に田舎では「よその土地で小便はするな!小便するときは自分とこの田圃にしろ!」と子供までが親に口うるさくいわれていたのである。

農事や経済に疎い戦国大名はこうした戦場の屎尿処理まで頭が回ってはいなかったようで、野放図に沿道に糞尿を放置していったこともあって近隣住民からは評判が悪かったのである。

糞尿処理がいい加減な武将は、厳しい戦国の時代を生きながらえることは出来なかったのは確かである。

逆にここで戦国時代の糞尿処理について、あえて衛生面について考えてみることも出来る。

むしろこれなどは戦況に大いに関連することでもあった。それも敵に周囲を囲まれてしまう籠城戦などでは深刻な問題が度々発生した。

たとえば籠城戦において城内の衛生環境が悪化したことによって悲劇的な結末を招いてしまったのが、能登(石川県)において行われた天正5(1577)年夏の第二次七尾城籠城戦である。

糞尿問題で話題になる事例でもある。

かっての七尾城は能登畠山氏の居城であったが、上杉謙信により包囲され、その周辺の領民1万5千人あまりが城内に避難して籠城戦となった。

七尾城は山城であり、山全体に郭が設けられかなりの人数を収容できる大きな城ではあったが、ここでは肝心の大人数分の飲料水の確保と屎尿処理がうまく対応できてはいなかった。

気温の高い夏場、大量の糞尿が城内に溜まっていったことで、井戸がたちまち汚染されてしまったのだ。

籠城戦で飲料水が汚染されてしまえば致命的である。

これが災いして瞬く間に城内に疫病が発生すると、ついには頼るべき城主が早々に倒れてしまった。

凄惨な状況に陥ったわけで、結果的には自滅したも同然であった。

表向きは籠城戦ではあるが、結局のところは自分らの溜まりにたまった屎尿が原因であえなく落城に至ったということである。

これが意外過ぎる戦国の糞尿譚なのである。


戦国時代の屎尿処理の事実を知ったとき私などはその合理性に感嘆せずにはおられなかったわけであるが、その際ふとある戦国武将のことが思い浮かんだのである。

それは駿河の戦国大名今川義元のことである。

2万5千といわれる大軍を率いて尾張に侵攻した今川義元・今川氏真親子に対し、尾張の大名・織田信長が少数の軍勢で今川本陣を強襲し、今川義元を討ち取った桶狭間の戦いがつとに有名である。

このとき昼食の支度にかかっていた今川陣営には、相当数の肥え桶が設営されていたのではあるまいか。

兵員の多くがいくぶん気が緩んだ瞬間であったであろう。

並べられた肥え桶の周りにも大勢集まっていたはずである。

そこを織田軍団が急襲した。

今川勢は逃げまどい大混乱に陥る。

この間に今川義元は討ちとられ大敗するのである。

それこそ織田勢に攻め込まれた桶狭間の戦場跡には、放置されたままの肥え桶があちらこちらに無様に転がっていたことであろう。

桶狭間に肥え桶である。

戦場が、桶狭間とはまさしく言い得て妙である。



















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そのため「でんじ・ばん」を携帯したまま入店されますと、警報システムによっては電磁波シールドの変化で出店時のゲートでの誤作動で警報が作動してしまう場合がありますので、店内持ち込みによるトラブルには十分ご注意下さい。

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posted by モモちゃん at 07:21| 戦国時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月02日

ついに「潜伏キリシタン」 世界遺産登録決定!

長崎・天草「潜伏キリシタン」 世界遺産登録決定
国内22件目 2018/6/30

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3246706030062018MM8000/



九州戦国時代

「戦国日本人奴隷貿易の真相とキリシタン弾圧の背景」を出版しました

私事ですが、これまで書き溜めてきた原稿を整理していたのですがようやくアマゾンから書籍として出すことが出来ました。

戦国時代に題材と取った特殊な分野のドキュメント作品なのですが、これまで10年近くブログなどで単発的に発表してきたものをまとめて、さらに近年新たに出てきた史料を加えて完成させたものです。

本書は400年以前の海外への日本人拉致事件ともいえる奴隷貿易をテーマに書き上げました。

日本ではほとんど知られてはいませんが、アフリカだけではなく当時は大航海時代の美名の下で世界的なビジネスモデルとして奴隷貿易がはびこり、極東アジア地域にまで拡散していました。

その時期、まさに日本は戦国時代真っ只中だったのです。

そうした戦乱の時代を背景にして、過酷な歴史が隠れたまま展開していたのだともいえます。

当方は立場上、アカデミックな学閥も政治も宗教問題も一切関係ありませんので、何の偏見もなく自在に考えたままに本稿を書き進めてましたので、その点は十分ご理解ください。

ほんの一部分を書き著したつもりでしたが、当初の予想を超えて本著は四百ページを超えるものになってしまいました。

戦国の日本人奴隷貿易を扱った重い内容ですが、南蛮からの鉄砲とキリスト教の伝来を中心に時代を切り取り、その中での西洋と日本とが激突するダイナミックな歴史の流れを紹介しています。

歴史というのは単発の事件を並べただけでは解明できないものであって、すべての事象、事件というものは個々の人間を介して見えない部分で繋がっているものです。

歴史にはその時代に生きた人間,証人となる確かな人物が登場しなくてはなりません。

そこで登場する日本人として、尾張の浪人として九州長崎に流れ込んできたキリシタン村山等安の数奇な半生を織り込んでみました。

等安は卓越した才覚によって貿易商として巨万の富を手にしただけではなく、長崎代官の役職にまで上り詰めますが、そこには政治絡みの権力闘争やキリシタンとしての宿命的な葛藤がありました。

本書の中では彼を取り巻く人物として、当時の権力者であった豊臣秀吉や徳川家康・秀忠、戦国大名の高山右近、大村喜前、天正遣欧少年使節千々石ミゲル、さらには宣教師ジョアン・ロドリゲス神父、デ・モラレス神父、貿易商末次平蔵、長崎奉行長谷川権六、イエズス会司祭荒木トマス、背教者不干斎ハビアンといった多くの人物が次々と登場してきます。

とにかく読んでいただければ、その面白さはご理解いただけると思います。

「戦国日本人奴隷貿易の真相とキリシタン弾圧の背景: (ノンフィクション) Kindle版




















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2018年07月01日

富士山大噴火で首都東京はどうなる?!

富士山大噴火 火砕流が東京を襲う可能性
2018/7/1(日)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180701-00010001-friday-soci

富士山噴火の想定規模とは?


内閣府が公表している予測によると、富士山の噴火が起これば周辺で1万3600人が噴石の直撃に命を脅かされ、その経済的損失は2兆5000億円にも達するとするという驚くべき危機管理に関する報告がある。

噴煙は首都圏にまで到達し、火山灰によって電気設備がショート、大規模な停電が起こるほか、公共交通機関も停止してしまう。

間接的であってもそのときの噴煙被害によって、広範囲に首都機能は壊滅的な打撃を受けるというものである。


巨大地震や富士山噴火についての著作物にも警鐘するものがある。

ただの予想ではなく多くの地質学的データを踏まえたものである。

御嶽山噴火を的中させた地震学者、木村政昭・琉球大学名誉教授は、すでに「富士山は『5年以内』に必ず噴火する」という予想を公表されている。

御嶽山噴火について予測を的中された書籍の中で、富士山噴火について、2014年±5年、という分析結果が掲載されている。

もはや秒読み段階ということであろうか。





富士山噴火 シミュレーション 首都圏被害編











HD Mr.サンデー 富士山は何時噴火するのか? 箱根の噴火は?


















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posted by モモちゃん at 21:44| 歴史の盲点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

梅雨を吹き払うギター名演奏(2)

お髭のギターリスト

Michael Lucarelli 氏はプロのギターリストなのかもしれない。

巧みな演奏もであるが、その演奏されている場所には自然の風景が背後に設定されている。

大自然の中での流れるような名演奏が演出されているわけだ。

動画としても演出がとてもこっている。

それに、氏の顎鬚がかっこいい。

ちょい悪おじさん的な雰囲気も醸し出されていて何やら粋である。



Asturias - Isaac Albeniz (Michael Lucarelli, classical guitar)










Fur Elise- Beethoven (Michael Lucarelli ,classical guitar)

 







Michael Lucarelli - Lagrima - (Francisco Tarrega) classical guitar 









Pachelbel Canon in D - Michael Lucarelli, guitar

 







Malaguena - Michael Lucarelli, classical guitar

 
















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posted by モモちゃん at 09:34| 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする