2019年11月25日

明智光秀が掴んだビジネスチャンスとは?

明智光秀が出世した理由

光秀の本姓は源氏であり、それも清和源氏(摂津源氏)の出自とあるから美濃源氏土岐氏支流の由緒ある武家の家系ということになる。

しかも光秀の妻の旧姓は妻木煕子といい、『綿考輯録』(『細川家記』)によると妻木範熙の娘とされている。

そうなると明智と妻木とは美濃国守護を務めた土岐氏に繋がることから、光秀の生誕地もこの辺りと思われるのだが、意外なことにいまだにその生地はどこなのか不明であって、岐阜県可児市広見の明智荘(明智城)や最近では近江国犬上郡出生説も挙げられている。
ここから先は『明智軍記』といった不確かな史料などでその足跡を捕捉していくしかない。

同様に光秀の出生から青年期の間もほとんど知られておらず、その間は武者修行の旅を続けていたと思われのだが、それが実質的には貧乏な浪人生活であったとしても、若い光秀自身は大きな野望とともに有力大名や将軍家に仕えることを強く望んでいたと思われる。

しかしながら光秀が文武両道に秀でた武人であったということは、幼少の頃から多くの専門の師匠や武芸の師について大いに修行したということであり、武芸に限らず芸事には金銭が絡むのは今も昔も変わらないわだけに、光秀自身がそうした経済面では苦労したであろうことが察せられるところである。

そうしたこともあってか、光秀の浪人時代の苦労話として、それも妻煕子のやりくりが逸話として残されている。

光秀が浪人時代諸国を放浪していたころ、大事な夫の客人をもてなす酒肴を用意するために煕子が自身の髪を売ってその金を工面したという逸話がそれである。あるいはそれは、光秀が好んで開く連歌会の出費を賄うためであったとのだともいう。

これらの逸話が後世の創作だったとしても、もともと光秀が裕福な身上ではなかったということをそれとなく示唆しているのではあるまいか。

光秀は信長に仕えるまでは、斎藤道三や朝倉義景などいくつかの有力な武家に仕えていたという。

それが 「明智城は失われ、光秀は越前に逃れて諸国を放浪し、そののちに朝倉義景に仕えた」『明智軍記』という苦しい時期であった。

しかしどうしたことか光秀の主家は定まらない。
主家が定まらないということは、本採用ではなかったということである。

ここらは曖昧であるからにして、いかようにも憶測めいた説であろうともそこには入り込む余地があることになる。

『明智軍記』や『細川家記』(正式には『綿考輯録』)によると、越前の朝倉義景は光秀に五百貫の土地を与えていたともいうが、『太田牛一旧記』では、朝倉家で「奉公候ても無別条一僕の身上にて」と、何の取柄とてない、それも従者1人あるだけの待遇だと記述されている。 これまたどれが真実なのかわからない。

由緒正しい名門の武将としての格式でいえば、光秀には将軍家に仕えるだけの条件はそろっていたであろうが、ルイス・フロイスの『日本史』や英俊の『多聞院日記』にあるように、もとはといえば光秀は細川藤孝に仕える足軽・中間の身分であったというのが本当のところではないか。

当時とて格式だけでいきなり将軍家の陪臣に取り立てられるような時代ではなかったわけで、将軍義昭の傍に仕える前にそうした前場があって当然である。

美濃明智氏はもとより足利将軍家に仕えた武家であるが、当然光秀が実際に義昭に仕えたときには、別の意味での新たな展開があったはずである。

この時代、まさに南蛮から新兵器である鉄砲がもたらされていた時期と重なる。

光秀は目敏くこの新兵器鉄砲の威力に注目した。注目しただけではない。

光秀ほどの武将であれば真っ先にその鉄砲なるものに触れたであろうし、すぐさま鉄砲の製造現場に直接足を運んだはずなのである。

新兵器鉄砲にはそれだけの革新性と機能性とが秘められていた。

光秀は自分の目で鉄砲という新兵器を確かめ手に取ったからこそ、その真の威力を直に知ることが出来たのだと思う。

その当時、最先端の鉄砲操作や射撃術に精通した専門の師匠(指南役)など
は身近にはいなかったはずである。

鉄砲の国産化と普及とには、意外にも大きなギャップがあった。

そうした鉄砲の製造現場では完成後には一丁ずつ試し打ちする必要があったから、鉄砲の鍛冶場には隣接してそのための射撃場が設けられていた。

近くに山があれば山に向かって鉄砲を撃つのだが、一大生産拠点であった堺では海岸沿いにそうした広い射撃場が設けられていた。それは堺の古地図をみればわかる。

通常は鍛冶場の職人が仕上がりを確認するために専ら試し打ちするのであるが、そのための火薬も鉛球もそこには常備されていた。

当時は火薬も鉛球も南蛮からの値の張る輸入品であったが、さらに高価な鉄砲の完成度を確かめるためここでの試し打ちは最終段階の大事な工程であった。

光秀は自ら鉄砲の試し打ちを買って出た。

光秀はその間に火薬と鉛球を鉄砲に詰める一連の鉄砲操作を習得し、射撃練習を重ねることで鉄砲射撃の腕を鍛え上げたというわけである。

相当期間射撃場に居座ったであろうが、そうでもしなければ新兵器の達人にはなれないであろうし、実際に光秀が鉄砲の射撃術を習得したとする過程を考察するとなると当然そうした経緯を辿ることになる。

光秀は武芸でも特にこの鉄砲射撃に秀でていたとされているが、これが光秀の仕官に繋がった。

『明智軍記』によると、光秀が越前の朝倉義景に仕えた際、義景の前で鉄砲射撃の腕前を披露したという。

このとき光秀は、一尺四方の的(中央に黒星)を25間(約45メートル)離れた場所から鉄砲弾を100発撃ち、的の黒星に68発、的の端に32発命中させて、百発百中の成果を挙げた。これなどは出来過ぎた話に違いない。

実際に延々と鉄砲弾を100発撃つのも大変だが、それを見飽きずに傍で観戦するのも大変なことである。

火薬と弾を込め火ぶたを切って発射するといっても、連射するにもそこそこ時間がかかる。

これとて話半分とみるべきである。

その後光秀は将軍義昭の陪臣というより、まずは足軽衆として登場してくる。
それも将軍家の足軽でもただの足軽衆ではない。

槍や弓でもない鉄砲足軽といわれる、いわゆる将軍家直属の少数精鋭の鉄砲衆をそのとき光秀は実質創設したのではないか。
ここからが明智光秀の真骨頂である。

それ以前に光秀は、まず将軍家に近づく手立てとして細川藤孝に仕え足軽・中間の身分に甘んじたと、ここは推測せざるを得ない。

そこで光秀は兵団の中に新たな戦力となる鉄砲衆を置くことを提案したことであろう。

鉄砲の部隊であれば、少人数であっても大きな戦力を持つことが可能である。
光秀はこれには絶対の自信を持っていたはずである。
偶然にもこのことが奏功したのだ。

それが永禄12年(1569)の本圀寺の変である。
三好三人衆らが室町幕府15代将軍足利義昭の京都本圀寺仮御所を襲撃した際に守備する光秀らは寡兵であったが、このとき味方の五倍もの敵勢力に対して鉄砲や大筒で果敢に応戦した。

明らかに光秀の鉄砲足軽衆が大いに活躍した証拠である。

光秀と鉄砲に関しては興味深い史料がある。
福井市東大味町の明智神社の記録によると、光秀は弘治2年(1556)美濃から越前に逃れた後、当初は丸岡の称念寺に妻子を仮寓させ自らは旅に出て文武両道を極めたが、特に堺で本格的に火縄銃を習得したとある。

さらにこのことにより越前守護職朝倉家に鉄砲指南役として抱えられ、一乗谷から京への大手筋に当たる東大味に居を構え、妻子と共に6年余り住んでいたという。 (明智神社パンフレット参照)https://drive.google.com/file/d/107IHXTVLyX1CJcaXJG_SeaGpXWqU_kxO/view

ここでも光秀は武芸でも鉄砲の扱いには特に秀でていたとされる。
鉄砲指南役という当時としては最先端の武芸を売り物にしていたわけであり、光秀自身それだけの技量を示していたということになる。

信長は武家の格式よりも、こうした本人の才覚とアイデアを高く評価する。
実際に光秀は鉄砲を手にしてからというもの、次第に裕福になっていく。

ここでようやく光秀は貧乏な生活と決別していったことになる。

いわゆる鉄砲コンサルタント(鉄砲指南役)として、さらには新兵器鉄砲のセールスエンジニアとしての大名家に己の才覚と合わせて売り込んでいった。

おそらく商才にも長けた光秀は信長に仕える前に相当な財力を保持していたことであろう。

このとき織田信長が光秀という武将をもっとも高く評価したのであった。

裕福になっていた光秀は、さっそく京に屋敷を設けた。これが世に知られた京の明智屋敷である。

洛中に屋敷を設けなかった信長は上洛したとき、この明智屋敷にもたびたび宿泊したのである。













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posted by モモちゃん at 09:46| 戦国時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プリンターの寿命が尽きるとき!

年末はプリンターのメンテナンス!

どうやら日頃使ってなかったプリンターが必要な時期が近づいてきました。

そうです、年末ということでさっそく年賀状書きのシーズンがやって来たというわけです。

毎年インクジェットプリンターで年賀状を印刷するのですが、普段は部屋の片隅に置いたままです。

最近のプリンターですと、猫が飛びのったりするとときたまタッチセンサーが作動してプリンターが勝手に起動してしまうことがあります。

普段はレザープリンターをもっぱら使うので、ほぼ1年近くインクジェットプリンターの方はまったく使用しないこともあります。

そこでさっそくインクジェットプリンターのテスト印字やってみると、やはりインク切れ状態になっていました。

長期間放置していたこともあって、セットしていたインクが自然乾燥してしまったようです。

インクを補充してみましたが、全体にかすれた状態でうまく印字できません。

ここで新しいインクと交換したとしても、うまく印刷出来ないのには理由があります。

故障と考えてしまえばそれまでですが、ここで諦めてはいけません。

まだまだ十分使えるプリンターです。

手っ取り早く新型のプリンターを購入するという手もありますが、長期間放置する使い方だとまた同様の現象が起きてしまいます。

ここで一工夫、必要になるということです。


長く放置していたことで、プリンターの印字ヘッド部分でインクが乾燥して固まり、インクの吹き出し口が詰まってしまったんだろうと考え直接ヘッドをクリーニングすることにしました。



RIMG2635



















まず手順としては、パソコンのコントロールパネルから使用しているプリンターを選びそのプロパティーを開きます。

これは、プリンターを申し訳程度に軽くお掃除する感じのものです。

プリンターのユーティリティを使ってテスト印字やクリーニングを繰り返してみました。

何度か繰り返してみましたがどうしても印字状態が改善せず、やはりかすれたままでした。

プリンターのユーティリティを使ってもこれ以上の改善は無理と考え、ここでついにプリンターのヘッド部分をアルコールで直接洗浄することにしました。

プリンターの機種によっては、構造的に出来ないものもあります。

当方では、これが毎年の慣例のようになってしまっています。

手慣れたものです。

プリンターによっては、ヘッド部分を取り出して全体をアルコールに浸すこともあります。

もちろん水でも可能です。

これで汚れなどが綺麗に洗い落とせます。

今回はすっかり乾燥してしまっているのでプリンター本体からヘッドを取り出して、アルコールに浸した綿棒でヘッドを直接クリーニングしました。

プリンターのインクはアルコールによく溶けます。





RIMG2631



















これが本体から取り出したヘッド部分です。

やはり乾燥して汚れています。







RIMG2632



















インクがヘッド部分で乾燥して固くなっています。

これだと通常のユーティリティによるクリーニング操作だけでは綺麗になりません。







RIMG2634



















アルコールに浸した綿棒でヘッド部分をクリーニングしました。

固まっていたインクがすぐに溶けて拭い落せます。







RIMG2633




















インクも補充完了です。

これで通常通りに印刷できるようになりました。

年数的には相当使っているのですが、日本製はとても品質が良いので手入れさえすればまだまた使えるというわけです。

経験的には25年以上も使用できた機種もありました。


ただし、このプリンターヘッドは消耗品なので最終的にはこれを交換しなくてはならないことになります。

しかもこれが純正部品となると価格が張ります。

わざわざプリンターヘッドを買い換えるぐらいなら、新しいプリンターを購入した方がよいという場合も出てきます。


プリンターを使い続けて本体に寿命がくると、ついには印字の正常な制御が出来きずに突然暴走する現象が発生して、意味不明の記号のような文字が印字され始めます。

しかもプリンターのコントロールが効かなくなると、モーターが激しく回転して狂ったようになってしまいます。

さすがにこうなると廃棄せざるを得ません。











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