2021年01月10日

ネイティブアメリカンは何故虐殺されたのか!

伝説の西部劇に登場した部族、アパッチ!

いまから半世紀以前の日本のテレビ放送創世記の時代には、アメリカから輸入されたドラマや映画が盛んに放送されていた。

夜のゴールデンタイムはそうしたアメリカの西部劇映画の類いが目白押しであった。

もちろんイケメンのガンファイターが活躍するものもあったが、スペクタクルな内容としては西部開拓時代のアメリカ先住民(インディアン)との壮絶な戦闘場面が毎週のように茶の間に放送されていたものである。

いわゆる当時はやりの米国製時代劇とでもいうべきであったろうか。

突然襲いかかってくる凶暴なインディアンに対して、そこには果敢に応戦する騎兵隊や白人開拓民が登場してくる。

そうした一連のテレビドラマだけではなく、アメリカの西部劇映画も人気であった。

どこまでも白人が正義であり、襲撃してくるインディアンはどこまでも野蛮で悪そのものであった。

テレビ画面を前にして、すぐに凶暴なインディアン種族の名前も覚えた。

スー族、アパッチ族、シャイアン族、チェロキー族、ナバホ族、モヒガン族、コマンチ族、ダコタ族、と挙げたら数限りない。

いつの間にか子供心にそういう捉え方がされるようになったのであるが、これこそ白人主導の欧米歴史観の最たるものであったろう。

そうした大衆娯楽歴史ドラマに当時の日本人はすっぽりと嵌まってしまったのである。

北米の先住民は当初渡来してきた白人とは友好的に接していて、善良な彼らは食料なども提供していたが、次第に白人らは先住民の豊かな土地を奪い始めたのである。

キリスト教徒の白人から見れば先住民は異教徒の奴隷種であり、彼らは虐殺の対象でしかなかった。

北米大陸の先住民は当初1億人以上いたとされるが、新大陸発見以降ヨーロッパから渡航してきた白人に虐殺され続けインディアンと呼ばれた先住民の彼らは一気に激減していった。

西部劇ではインディアンは馬に乗って襲撃してくるのであるが、実際は白人が馬を持ち込むまで北米大陸には馬はいなかったのである。

彼らは当初原始的な弓矢や斧で戦っていたのだが、やがて白人の武器商人から銃器を手に入れ馬も巧みに乗りこなすようになり白人と果敢に戦った。

北米先住民はテレビドラマのせいで狩猟民族のように思われがちであるが、彼らは本来農耕民族であって農耕に適した豊かな土地はすべて白人に奪われ、隔離された荒れ地(保留地)に追いやられていった。

アメリカ西部で金脈が発見されると、さらに彼らはそこからも追い立てられ虐殺されていった。

そして最後まで白人に抵抗したのが勇猛なインディアン・アパッチ族であった。

アメリカ開拓史とはそれこそ血に塗られた、インディアン(ネイティブアメリカン)虐殺の歴史でもある。

いまでも各地で、それも都市部で工事中に大量の先住民の人骨が発見されることがあるという話をアメリカ在住の日本人教授から直接聞いたことがある。


米大陸先住民の大量虐殺、気候変動の原因に
 
ラベル:アパッチ族
posted by モモちゃん at 10:04| 歴史の盲点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする