2016年02月19日

戦国時代、九州には美女がようけおりましたそうな

戦国龍造寺家の美女伝説(1)

通常戦国の美女といえばまずは織田信長の妹お市の方や明智光秀の娘細川ガラシャ、さらには絶世の美女と言われた秀吉の側室松の丸殿こと京極竜子らがその筆頭に挙げられるであろう。

これらの定説として登場する美女は主に近畿圏が中心であって、残念なことに当時の西国や九州地方まで網羅した評価ではなかった。

つまりは現代一般に定説となっている部分は、いわゆる戦国の相対的な評価ということになる。

当然のことであるが、むしろ全国的にみれば日本各地、それも都から遠く離れた地方にも多くの美女が居たはずである。

たとえば松山城主であった三村家親の娘鶴姫(常山城主、上野隆徳の妻)が特に有名だし、九州にも多々美女として注目された女性たちが数多く居たのである。

秀吉も九州に遠征した際には九州の美女には相当に驚いた様子で、あらためて九州での美女狩りを命じたと言われるほどである。

戦国九州であれば、美女としてまずその筆頭に必ず登場してくるのがこの肥前龍造寺家の女性たちである。

今回はシリーズで紹介していきたい。


かって戦国九州の肥前に龍造寺隆信という武将が居た。

豊後の大友や薩摩の島津と勢力争いを繰り返していたが、自からは五州二島の太守と自負していただけに、周りからは肥前の熊と恐れられていた。

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風貌が威風堂々とした巨体であり、見る者に黒クマのような印象を与えたのである。

隆信は幼少期には僧籍にあったが、戦国の例にもれず後年還俗して滅亡寸前の家督を継ぐことになった。

当初、なかなか家臣団が一つに纏まらず苦汁を舐めるような時期もあったとされる。

隆信は体格、膂力が人並み以上に優れていただけではなく、博覧強記の頭脳と調略面でもあれこれと智謀が働いただけに、次第にその勢力を急拡大させていった。


だが、生来の猜疑心の強い性格と残忍さがあって、従属していた国人もたびたび離反した。

その非道な振る舞いや傲慢さは戦国武将の筆頭織田信長にどこかしら似ていなくもないのだが、いまひとつ人気がない悲運な武将ではあるのだ。

意外にもそうした戦国の龍造寺家には、他国にも知れ渡るような美女が3人いたといわれる。

しかもその3人ともみな龍造寺隆信とのかかわりがあった。


@龍造寺隆信の娘、玉鶴姫といわれる女性。

A龍造寺隆信の娘、安の方(於安・秀の前)。

Bそして隆信の母、慶ァ尼(龍造寺胤和女)の3人である。

肥前の黒熊のような隆信の下で二人の姫様はすくすくと美しく育ったのは確かである。

龍造寺家の姫たちが美しいことは周辺諸国にひろく知れ渡っていたが、実はそのうちの一人安の方は隆信の娘といっても実子ではなかった。

本家筋である龍造寺胤栄が若くして亡くなったため、隆信がその後を養子として継ぐと同時に未亡人と隆信とが再婚し胤栄の娘が隆信の下に引き取られたわけである。

安の方は当時3歳であったという。

後に二人の娘たち、玉鶴姫と安の方は隆信の手によって有力な国人との政略結婚の道具とされた。

戦国時代の決まり事ではあったが、これが彼女らの悲劇の始まりであった。

それまで龍造寺家は二代に渡り滅亡寸前まで追い詰められたが、その度に柳川の蒲池鑑盛の庇護により家が存続出来たという経緯もあって、隆信は娘の玉鶴姫をその大恩ある蒲池鑑盛の嫡子鎮漣に嫁がせており、当然そこには実質的にも両家が親戚関係にあったことは確かである。

ところが隆信は戦略的にも要害の地である柳川を我がものにせんと企み、一方的に2万の兵をもって攻めよせた。

鎮漣は柳川城の籠城戦で巧みにこれを防戦し龍造寺を一旦は撃退したが、終には親族の仲介で隆信と講和せざるを得なかった。

龍造寺隆信はその後も執拗に策を弄して鎮漣を欺き、肥前に誘い出して騙まし討ちにしたのである。

鎮漣は当初隆信の誘いを警戒していたし妻の玉鶴姫も父隆信の企みを予感して夫を必死に引きとめたが、義理がたい鎮漣自身は終には覚悟して義父隆信の元へと出立したのであった。

隆信は訪れた鎮漣一行を囲い込み殺害した後、すぐさま柳川に軍勢を差し向け一気に蒲池鎮漣一族を殲滅してしまった。

このとき蒲池鎮漣の妻だった玉鶴姫は、父隆信の元へ帰ることを拒否しただけでなく蒲池の支城であった塩塚城の近くまで逃れて夫鎮漣の後を追って自害した。

鎮漣と玉鶴姫との間には娘が居たというが、非情にも隆信に殺されたという。

天正8年(1580年)、こうして戦国の美女玉鶴姫は、その運命を翻弄されて無残な最期を遂げてしまったのである。












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ラベル:龍造寺隆信
posted by モモちゃん at 21:25| 戦国時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする