2016年09月17日

ブレサリアンにみる隠された不都合な真実とは?

絶対に食い物を与えないでください!

    

昔の話なのですが、絶食したまま生きていける「イケメン」の不思議な坊さんが都に突如現れました!?

昔の日本人というのは、予想以上にユーモアのセンスに恵まれていたのではないかと思う。

古典文学である「宇治拾遺物語」とか「古今聴聞集」等をひもとくと、それこそ随所に抱腹絶倒の面白い話が紹介されている。

現代の低俗なテレビ番組など、足下にも及ばない洗練されたおかしさがある。それも読むなら古文のままがいい。

芥川龍之介の「鼻」なども、元になった古典の原文を先に読んでからだと何やら興ざめする。

そうしたなかの話の一つであるが、昔たいそう有り難い坊さん(聖・ひじり)が、都に現れたのだという。

その坊さんは飯を食わずとも生きているという不思議な人で、多くの信者に崇められていた。

いまでいうところの特殊技能者か超人である。

見るからに男前ということもあってか、この坊さんのことが当時の帝や貴族たちの間でも話題になり、ついには宮廷にまで引き出されることとなった。

そうしたなかに物見高い上に、妙に疑り深い若造の公達(貴族)らがいて、わいわいと騒ぎながらこの聖のもとへと押し掛けていった。

「宇治拾遺物語」巻十二の九にある話である。



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「昔、久しく行ふ上人ありけり。五穀を断ちて年来になりぬ。帝聞し召して、神泉に崇め据えて、殊に貴み給ふ。木の葉をのみ食いける。物笑いする若公達集まりて、「この聖の心みん」とて、行き向ひて見るに、いと貴げに見ゆれば、「穀断幾年ばかりになり給ふ」と問われければ、「若きより断ち侍れば、五十余年にまかりなりぬ」といふを聞きて、一人の殿上人の曰く、「穀断ちの糞はいかようにかあるらん。

例の人には変わりたるらん。いで行きて見ん」といへば、二三人連れて行きて見れば穀糞を多く痢り置きたり。

怪しと思ひて、上人の出でたる隙に、「居たる下を見ん」といひて、畳の下を引きあけて見れば、土を少し掘りて、布袋に米を入れて置きたり。公達見て、手を叩きて、「穀糞聖、穀糞聖」と呼ばはりて、ののしり笑ひければ、逃げ去りにけり。その後は行方も知らず、長く失せにけりとなん。」



実は、この話は古典文学の「文徳実録」巻六にも同様の記録があって、この聖、化けの皮が剥がされた後も多くの女性に何故かしら人気があったらしく、町中では「米糞聖人」と愛称で呼ばれ追いかけられたということである。

どうやら米糞聖人には多くの女性を惹きつける魅力があったということになる。

やはりイケメンということもあってか、かえってスキャンダルがもてはやされて思わぬ信心に繋がったらしい。



実は暇つぶしに読んでいた泉秀樹著「歴史のウラ舞台・おもしろ人物帖」という本にもこれと似た話で、食べなくとも生きているという事例が紹介されていた。

江戸時代の医師、橘南渓の記録にあるらしく、不食症として取り上げられている。

三河国巨海村の尼僧が20年間も一切食事をとらずに断食をしているということで、わざわざその地に逗留して調べた記録が残っているというのである。

たとえ尼僧とはいえ、常人離れしたことをするということでお上にも怪しまれ、一時は寺社奉行あたりが厳しく調べあげたらしいが、結局食事を受け付けない不食症として許された経緯があったということである。

「段々小食になり、後には一月に二三度ほど食すればよしといい、其後は段々に不食して、数月の間に少し食することになりて、近き頃は絶えて食せざるようになれり」とあるから、ここらは事実としかいいようがない。

不思議な出来事であるが、けっして珍しいことではなかった。

明治時代の超能力者として知られる長南年恵も14年間ほとんど食事を取らず、大小便もせず、20代の若さを保ったまま40代でなくなったという記録がある。

こんなことが本当にあるのかと思っていたら、今度は「AZ」(十二号)という雑誌に、「二十世紀の仙人少女、丁静」として紹介されている記事に遭遇した。(「気の大事典」にも転載記事あり)

これは現在の中国に長期間断食中の少女(当時12歳)が実在するという驚くべき内容のものであったが、嘘か本当か、目を疑う記事ではないか。

このような事象を中国では昔から「壁穀」(ブレサリアン)といわれていた。

壁穀とは気功状態での長期にわたる断食のことを言うが、何とこの少女の場合2年あまりも普通の食物を口にしていないというのである。

これには家族も周囲の人々も驚いてしまう。

医療機関でいくら調べても原因が究明されない。

最終的には中央の軍事医学科学院専門テーマ研究グループによる西洋医学的、中医学的診断や観察も多項目にわたって行われたことが紹介されているだけに実に興味深いところである。

「神仙伝」などによると、古代の仙人と呼ばれる人たちは特殊な導引行気によって、五穀を食べなくてもよくなり、これによって心身ともに溌剌として、しかもそろって長寿を保ったといわれる。

これはいわゆる生体のエントロピーが極端に減少している状態なのかもしれないし、これによって体内の代謝が調整されて老化現象そのものが極限まで抑えられるということであろう。

さてさて話はこれだけかということになろうが、実はそうではない。

そうした事例にも関連があると思うのだが、宇宙エネルギーの研究で知られる工学博士深野一幸氏の著書にも紹介されていた聖人ババジのことが俄に思い出されてくる。(「あるヨギの自叙伝」バラマハンサ・ヨガナンダ原著)

ヒマラヤには不老不死の聖者集団がいるというのであるが、そこには数百歳とも1000歳ともいわれる高齢の聖者が何人かいるらしい。

その中のひとり聖人ババジは紀元203年生まれだという。

聖人ババジは不老不死の術(クリヤ・ヨガの技法)を会得して現在も外見は25,6歳の青年にしかみえないということである。

古代の仙人同様に五穀を断ち、食気という特殊な呼吸法を行い、寿命を驚異的レベルにまでのばしたというように、現代にまでこれに類する事象が脈々と流れているということは非常に愉快なことである。

最近ではロシアにも食事を摂らないで生存している女性がテレビで紹介されていたし、インドのプララド・ジャニという高齢のヨガ聖者が知られている。

こうした事例そのものは、現代の医科学をもってしてもまったく究明出来ない次元の事象に違いあるまい。



70年間断食の印ヨガ聖者、科学者も仰天 2010年05月10日 20:00 発信地:アーメダバード/インド

インド・アーメダバード(Ahmedabad)の病院で、国防省研究機関の医師団による観察を終えて会見する自称「70年間断食」のプララド・ジャニ(Prahlad Jani)さん(2010年5月6日撮影)。(c)AFP/Sam PANTHAKY

【5月10日 AFP】70年前から食べ物も飲み物も摂取していないという83歳のインド人ヨギ(ヨガの聖者)について、体の仕組みを15日間にわたって調査したインドの科学者たちが、観察期間が何事もなく終了したことに仰天している。

 ヨギのプララド・ジャニ(Prahlad Jani)さんは前月22日から、インド西部アーメダバード(Ahmedabad)の病院に缶詰めにされ、医師30人によって24時間態勢で15日間にわたって観察された。

 期間中、ジャニさんは一度も飲食せず、トイレにも行かなかった。インドの生理学関連研究施設「DIPAS(Defence Institute of Physiology and Allied Sciences)」のディレクター、G. Ilavazahagan氏は、「実験期間中、(ジャニさん)が液体と接触したのは、うがいと風呂の際だけだった」と声明で述べた。

 観察期間を終えた神経学者のSudhir Shah氏は、記者団に「(ジャニさんが)どのように生き延びているのか、わからなかった。何が起きているのか、まだ謎のままだ」と驚きを表明した。

 Shah氏は「ジャニさんがエネルギーを水や食料から得ていないのであれば、周囲からエネルギーを得ているに違いない。エネルギー源が日光の可能性もある」と述べた。「医学専門家として、われわれは可能性から目を背けてはならない。カロリー以外のエネルギー源があるはずだ」

 ジャニさんの観察調査を実施した国防省傘下のインド国防研究開発機構(Defence Research and Development Organisation、DRDO)は、数か月以内に詳細な研究結果を明らかにする考え。兵士たちが飲食をせずに生き延びる方法や、宇宙飛行士への応用、さらには自然災害で閉じこめられた人びとが生き延びる方法などに応用できるかもしれないと期待を寄せている。(c)AFP/Rajesh Joshi







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ラベル:長南年恵
posted by モモちゃん at 07:32| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする