西欧の長寿者というと、歴史と伝統を誇るイギリスにその記録がある。
そのなかで 第一に上げられるのはトーマス・カーン(1318〜1588
)という人物がまず筆頭であろう。
何と270歳である。
これは記録として書物にあるのだが、いまここで証明しようにも手立てはない。
問題なのは次に上げる長寿者のトーマス・パーである。
この人物についてはいろいろな書物に散見するので、名前をご存知の方は多いのではあるまいか。
いわゆる、酒のラベルになっているあのオールド・パーおじさんのことである。


パーおじさんは1483年2月、イングランドの片田舎のウィニングトンで生まれたありふれた農夫であり、貴族の下で働く小作人であった。
小作人ということでその生涯は判然とはしないのだが、当時の公文書として農地の借地契約書が残されている。
農地の借地契約書が定期的にパーおじさん名義で更新されていて、史料として検証する上では契約時の年齢がその都度確認できる。
そこからみれば、明らかにパーおじさんは超人的長寿記録保持者ということになる。
片田舎のウィニングトンで生まれたというだけで、出生時から青年期に掛けての小作人パーおじさんの詳しい消息はまったくわからない。
日々の暮らしが裕福ではなかったことだけは確かである。
そのせいもあってパーおじさんの初婚は遅かったらしく、二人の子を成したがはやくに亡くなったということであるが、おじさんの結婚歴には諸説があってここらもよく分からない。
その後の記録によるとパーおじさんは百歳のとき三人目の妻と死別したというのであるが、老いても精力絶倫であったのが災いしてか、百二歳のときに村の娘を強姦して逮捕されてしまうというとんでもない不祥事を引き起こしてしまった。
高齢者でありながら、まったくもってけしからぬ話である。
ただし別の情報によると少し話は違っていて、年齢も105歳のときにキャサリン・ミルトンという若い女性を孕ませてしまったことで逮捕されたのだという。
相手がキャサリン・ミルトンという未婚の若い女性であったことは確かである。
この件に関しては単なる恋愛沙汰ではなくて、そこには何らかの事件性があるとみられたのである。
百歳を越える年齢の老人が、そもそも若い女性と恋愛をするのかということである。
しかも相手のキャサリン・ミルトンは近隣の村々でも知らぬ者が居ないほどの評判の美人であったから、この事件はよりスキャンダラスな展開になった。
それこそ村中でもありふれた噂ではどうにも済まされなかったのだ。
パーおじさんに対して、それこそ村中の男達の嫉妬もあったであろう。
ことが事だけに最初から秘密裏にもみ消せるような立場でも状況でもないわけだから最悪の展開となった。
しかもこれには高齢のパーおじさんが関わっていて、その相手が村人たちが注目する美人であったということもあって結果的には相当な大事件になってしまったのである。
ここにきて村を統括する教会が乗り出してきた。
当時は教会に司法権があったらしい。
パーおじさんの件に関して、ついには公に裁判が開かれることになる。
実際にこのときの教会の聴聞か裁判の記録が残されているのかも知れないが、当事者二人の年の差が開き過ぎていることもあって、そこに恋愛が絡んでいたとは考えられず当時も事件性が一段と強調されてしまったようである。
しかも相手の女性を妊娠させてしまい、不義の子を成したとしてパーおじさんは非難されたのだ。
パーおじさんに弁護士が付いていたのかどうかもわからないが、おじさんも必死に抗弁したであろう。
農夫であるパーおじさんにどれだけの手立てがあったであろうか。
結果は恋愛ではなく、強姦事件という判決であった。
当時はこうした事件には教会が裁判権を保有していたわけで、結果的にはパーおじさんには教会から厳しい懲罰が下されたのである。
それも十八年間の厳しい禁固刑である。
事件性はあるにしても百歳を越える初犯の長寿者に禁固刑とは過酷である。
当時は、現代のような情状酌量や執行猶予といった裁判上のおまけも何もなかった。
本来ならこうした事件には金銭で示談が成立するであろうが、パーおじさんには強力な弁護士団をつけたり保釈金を積む経済的余裕さえもなかった。
結局理由はどうあれパーおじさんは、このとき確かに女性問題が原因で長期にわたって投獄された。
あえてここでパーおじさんを弁護するならば、彼は年齢に関わらず高齢であっても若々しい精神と肉体とをずっと維持し続けていたに違いないわけで、それだけの魅力的な風貌をも兼ね備えた男性であったといえるのではなかったろうか。
しかもパーおじさんは若いころから菜食主義者であり、規則正しいい農家の生活スタイルを続けていたことが、そうした強健さと健康維持につながったのだといえよう。
ついでに付け加えるなら、パーおじさんは近くの丘陵地や田園を毎日のように歩き回っていたから百歳を超えても足腰はしっかりしていたのである。
パーおじさんはどうみても普通の老人には見えなかったはずである。
そういうこともあってか、その後も劣悪な獄中にあってもパーおじさんはすこぶる健康であった。
パーおじさんは十八年間獄中にあったが、120歳で出獄した後、何と122歳で再婚までして子をもうけたという。
この余裕は何だという感じである。
ただの高齢者ではあり得ない話しである。
パーおじさんの行動はまるで青年のようであるし、こうなると人間離れした生命力である。とにもかくにも驚くばかりである。
そういうこともあって、地元では高齢者のパーおじさんの存在はそこそこ有名になっていった。
さらに元気なパーおじさんの存在が領主の耳に入るようになってから次第に周囲が騒がしくなってくる。
そして貴族であるアロンデールの伯爵、トーマス・ハワードがパーおじさんのことを聞きつけてわざわざ訪ねてくる。
トーマス・ハワードは、パーおじさんの存在を自分の目で確認していよいよ驚愕する。
トーマス・ハワード伯爵にとって、パーおじさんは一大発見に違いなかった。
さっそくトーマス・ハワード伯爵は、自分の馬車でパーおじさんをロンドンまで三週間もの長旅を経て連れていくことになる。
その途中で、すっかりパーおじさんの服装も身だしなみもきれいに整えられた。
パーおじさんは始めて大都会を目にしたのである。
ここからパーおじさんの運命が大きく変わり始める。
パーおじさんが世間から注目を浴びだしたのは、実際に国王チャールズ1世に謁見したことからである。
ついには彼の存在が国王の耳にまで達したのである。
会見の際、国王チャールズ1世がパーおじさんに対し、他の者にくらべて何か特別に変わったことを個人的に成したことがあるかどうか尋ねたところ、パーおじさんはかって自分は女性問題で教会から厳しい懲罰を受け、課された贖罪を18年を掛けて成し遂げた最も年老いた人間だと苦笑しながら答えてみせた。
これはまさにイギリス風のユーモアでもって、国王に対してパーおじさんは見事に答弁してみせたのだ。
さすがに国王もこれには驚いて感嘆の声を上げた。
この事実が世間に広まると、パーおじさんはロンドンで一躍有名人となり国民的人気者となった。
記録によるとパーおじさんは、134歳当時まで男性としての性的能力が十分にあったというが、その後チャールズ1世の宮廷に招かれそこで気ままに生活していたのである。
ところが、パーおじさんは1635年に152歳に急死してしまう。
それまでの農村での農夫としての生活が本来身体にあっていたらしいのだが、急に宮廷生活を強いられたことが彼の命を縮めてしまったということである。
パーおじさんは体調を崩してしまったのだ。
宮廷内ではパーおじさんの死因が問題になった。
さっそく王立の研究機関から医学者がわざわざ招聘されたのである。
このときパーおじさんの遺体は、当時のイングランドの著名な解剖学者ウイリアム・ハーベー(William Harvey )によって解剖された。
検視解剖したウイリアム・ハーベーは、パーおじさんの遺体を解剖して驚愕したという。
超高齢のパーおじさんのその体や内臓は検視の結果、どうみても70歳代のものにしか見えなかったというから驚きである。
パーおじさんはただの老人ではなかったのだ。

いまやパーおじさんの墓はイギリスロンドンの観光名所にもなっている。
パーおじさんの墓はロンドンのウェストミンスター寺院内にあって、シェークスピアなどの有名な詩人や文人と一緒に埋葬されているということである。
パーおじさんにはちゃんとした墓碑銘もそこには残されている。
THO: PARR OF YE COUNTY OF SALLOP. BORNE
IN AD: 1483. HE LIVED IN YE REIGNES OF TEN
PRINCES VIZ: K.ED.4. K.ED.5. K.RICH.3.
K.HEN.7. K.HEN.8. K.EDW.6. Q.MA. Q.ELIZ
K.JA. & K. CHARLES. AGED 152 YEARES.
& WAS BURYED HERE NOVEMB. 15. 1635.
「サラップ州のトーマス・パーは1483年に生まれた。エドワード4世、エドワード5世、リチャード3世、ヘンリー7世、ヘンリー8世、エドワード6世、メアリー1世、エリザベス1世、ジェイムズ1世、チャールズ1世の10代にわたる治世を生き、1635年11月15日ここに埋葬された。」と記録されているという。
このような例外を上げていると、一体全体人間の寿命とは何なのだといいたくなる。
平均寿命にも達しないうちに成人病や癌で倒れていく人があるかと思うと、他方でこのような驚異的な長命の事例もあるわけである。
人間と生活環境、職業や嗜好をベースにした詳細な平均余命のデーターは、当の厚生労働省ではなくて生命保険会社のデーターベースの中に蓄積されているという。
実はこれが最も重要な企業機密とされているのだが、これも意外な話ではあろう。
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