あたしゃあ、今にも死にそう!
自分の死ぬ日を予知して、わざわざ周囲に知らせて回ったという人物が古今東西に多数存在していることに気づき文献史料を探してみました。
未来をほぼ正確に預言、予知するということは常識では考えにくいことなのですが、そうした歴史上の事例をいくつも集めていくと新たな視点も生まれてきます。
過去から未来へと時間が一方に流れているというのは普通われわれの感覚的捉え方ですが、本当は未来から過去に時間が流れていて、そこここに干渉し合っているという量子力学分野の最新研究もあります。
要は未来があるから目の前にいま現在の事象そのものがあるのです。
結局のところ、目の前の現象はすでに確定していることであって、はるか未来の時空からただその残像が投影されているだけなのかも知れません。
歴史上にはそうした拡大された時空や次元から俯瞰できる能力を持った人物が居たことだけは、多くの事例をみれば確かなことのように思えてきます。
寿命が尽きる日
予知といえばいろいろあるが、今回は人の命、寿命に関わる予知の話としたい。
まず、我が国の古いところでは、聖徳太子が自分の死ぬ日時を予言して、その日に亡くなったという記録がある。(『聖徳太子伝暦』)
空海も自分の死ぬ日を予言し、死の四箇月前、弟子たちを集めて告げたことで知られている。
「吾、入滅せんと擬するは今年三月二十一日寅の刻なり、もろもろの弟子等悲泣するなかれ」と明言し、その予告通り、承和二年(八三五)に空海は大往生した。
この種の伝統は受け継がれ、比叡山定心院の十禅師成意も弟子や同僚に前もって知らせた上で入滅したというし、熊谷直実入道の入滅の予言も『吾妻鏡』に記録されていて特に有名である。

外国にもこの類の話は少なくないようで、学者というより霊界の話で有名なスェーデンボルグの場合は、死ぬ一月以上前の一七七二年二月にメソジスト派の創始者であるジョン・ウェズリーに手紙を書き、その中で「自分は三月二十九日に死ぬから、それまでに会いに来てくれ」といい、実際にその予告した日に死亡した。
このような話ばかりだとうんざりするので、ここらで少し話の向きを変えてみよう。
江戸時代の文政年間、京都の医界で名医として知られた中神琴渓は、近江国山田村の貧農の家に生まれたとされるが、そこから奮励努力して医者になった人物である。
彼には次のような「死を予知する」ということに関連した有名な逸話がある。
三十を過ぎたある日、いつものように野菜の行商で大津まで出て、ある髪結床に作物を買ってもらい、そこで一休みしていた時のことである。
床屋の親方が妙なことを口にした。
先程帰った客の老人は気の毒だが近いうちに死ぬだろうと言うのである。
それを聞いて半信半疑でそれとなく気に止めていたところ、はたしてその老人は幾日かして本当に死んだのである。
琴渓は驚いて、なぜ老人の死が予知できたのかしつこく親方に尋ねるとその理由を話してくれた。
「これまで何千人もの髪を結ってきたが、死が近づくと決まって代月のところに証が現れるのが分かるようになっただけのことだ」と。
琴渓はこれに大いに感じた。
無学な髪結床の親方さえこれだけのことが分かるのである。
自分も医者となりその道を極めれば、人の生死を診断し予見できるようになると。
一大決心をした琴渓は多くの医学書を漁り、その中でも特に六角重任著・吉益東洞閲『古方便覧』二巻を精読・研究し、ついに四十九歳のとき京に出て開業したという。
昔は人の生死を的確に見極めることが、医師の技量の一つであった。
中国の歴史書『史記』・扁鵲倉公列伝にあるように、名医であった扁鵲や倉公は患者の三日後、八日後、半年後の生死を診断の結果見事に言い当てるわけである。
「後漢書」の伝によると、名医華佗(? - 建安13年(208年))などは三年後の病気の再発や十年後の病死を的中さたと記されている。
こうした病状の変化は、すべて人の顔色や脈に現れるという。
古代中国の医学書『素問』・陰陽別論七に、「凡そ、真脉の蔵脉を持する者は、肝の至ること懸絶にして急なるは十八日に死す。心至ること懸絶なるものは九日に死す。肺至ること懸絶なるは十二日に死す。腎至ること懸絶なるは七日に死す。脾至ること懸絶なるは四日に死す。」とある。
病がすすんで臓器まで病に冒されると、おのずと死期が決まってくるというのである。
予後に関して古代の医学書『難経』・二十四難にも同じように脈気と死症について記述があるし、その『難経』・十七難にも「其の死生存亡脉を切して之を知るべきことありや」といって、脈と死症の要諦を上げている。
確か同書に書かれている五十三難の七伝や六十難の真心痛も死に至るものであるが、素人には何のことなのかさっぱり分からないところである。
こうした予後の判定というものが、疾病の軽重や経過からみての判断というものに掛かってくるとき、当然医者と易者とではその判断基準がおのずと違うはずである。
であるが、しかし多分に易者のいう観相術と医術の望診とは似通っているように思えてくる。
人が「命旦夕に 迫る」とき、まさに命が絶えようとするとき、その変化は顔に表れるというのだ。
医学でいう、衰弱したビポクラテス顔貌はやはり死相に違いないだろうし、生命力が失われつつある人はそれ相応の衰退を双眸にも顔貌全体にも現してくるはずである。
確かにそれはいえることである。

病気見舞いに行って、素人目にもああ、もうこれは長くはないなと不謹慎にも内心思ってしまうことと大差はないのかもしれない。
しかしその道を究めた者となると、そこには逆に格別な技量の冴えというか真骨頂の展開があっても、それはそれでいいのではないのかという気分になる。
ただ類似した情報を並べただけでは面白くないということだ。
名人芸というか、ここでは世間をあっと驚かせるような究極のセオリーが欲しいところである。
人の命に関わる事なので多少差し障りがあるであろうが、広い世間ではそういうちょっとは変わった事象があってもいいのではないかとも思うわけである。
そこでこういう話が出てくる。
『近世奇人伝』に紹介されている中村龍袋という、当時名を知られた観相家の逸話によると、彼は晩年自分の相を観て、「餓死の相が出ている」として家の門を閉じ、弟子たちの出入りを禁じ、絶食してついには餓死したということである。
これなどはこじつけがましく、予知というより予告めいた勝手な自殺行為そのものというべきものである。
易者とはそういう程度のものなのかということになる。
ところが同じ易者でもこれが本場中国となると、そのスケールがまったく違ってくる。
『後漢書』・方術伝によると、折像という易者が自分の死ぬ日を占い予知した。
そこでその命が絶えるであろう日に、長年付き合った親戚や友人一同を自宅に招いて賑やかに酒宴を開いて別れを惜しんだ。
折像は最後に同席した親しい人々に別れの挨拶をして、それが終わると同時に見事にその場でこと切れたという。
わざわざ史書に記録が残されているのだから、実際にそうだったのだろう。
それ以上の確認の仕様がない話である。
こうした易の達人の話はまだ続く。
易聖といわれた衛大経は同じように自分の死ぬ日を占い、その日に間に合うように墓を作らせ、まさにその予告した日に息絶えたという。(『新唐書』・隠逸伝)
この事例もわざわざ史書に記録が残されたのである。
そして最後に登場する易者の極め付きは『三国志』・方技伝に出てくる管輅その人であろう。
この易者の易断は半端ではなかった。
彼は自分自身の死を前もって予告していただけでなく、人の相を占って何と百人以上の寿命を見事に的中させたという。
これこそ驚愕の事実である。
このあまりにも見事な占いに人々は戦き恐れ、半信半疑の者も管輅に生年月日をずばりと言い当てられ、続いていざ死ぬ日を占う段になると、みな慌てて辞退してしまうというほどその易占は神妙であったという。
もはやこうなると単なる予知というより、神業というべきであろうか。
易断は未来を覗いているのではなく、未来からいまを覗いているのだ。
そこには時空を超えた共時性のもとに、一瞬未来に繋がる小窓が開くというわけである。
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