2020年11月16日

作家三島由紀夫は何から逃げ続けたのか!?

その焼き饅頭が怖い!?

人にはそれぞれ食物に好き嫌いといった嗜好がある。

どうしても酒が飲めない、なになにが食べられないという人はわりと多いものである。

若いとき友人の屈強な武道家に無理にビールを飲ませたら、一口飲んだら顔が真っ赤になってそのままぶっ倒れてしまい驚いたことがある。

友人は外見とは違って、アルコールをまったく受け付けなかったのである。

そのように苦手な食品があるとか、ただ嫌いというだけなら話はわかるが、それらに近づくのも恐ろしいとなると話は変わってくる。

もちろんあの「饅頭怖い」の類の話ではないのであるが、世の中には実際にアンコが嫌い、イチゴが嫌いで一口も食べられないという人もいるわけだからここらは奥が深いところである。

これに関していくつか江戸時代の奇談を集めてみた。



 
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享保年間のことである。

御先手を勤めていた鈴木伊兵衛という人はどうしたことか百合の花が無性に嫌いであった。

あるとき茶会で仲間が四五人集まった席で、吸い物が出て皆が箸をとったのに伊兵衛だけが不快そうな顔をして落ち着かない様子であった。

いかにも機嫌が悪そうにみえ箸も取らない。

皆が一体どうしたのかと聞くと、「もしかしてこの吸い物に百合の根でもはいっているのではないか」という。

「いや貴殿が百合が嫌いなことは以前から知っていることだから、そのような無礼なことはしない」と、主人が言う。

そうこうしているうちに同席している一座のなかの膳に、なんと百合の絵が描かれているのがあったのである。

これには皆驚いてしまった。

すぐにこの膳を下げて取り替えてもらったところ、伊兵衛は元のように元気になったというのである。


次は鍼師山本東作の伝える話である。

土屋能登守(土浦城主・九万五千石)の家来に樋口小学という医師がいたが、この人は非常に鼠が嫌いであった。

あるとき同僚達で一緒に食事をすることになり、彼もこの席に招かれた。

ところがこのとき彼だけが少し遅れて来ることになったのであるが、皆で「以前から 鼠嫌いとは聞いているが、いかにも妙である。本当かどうか一つためしてみようではないか」、ということになった。

そこで鼠の死骸を持ってきて小学が座る席の畳の下に隠しておいて、そ知らぬ顔して待っていることにしたのである。

しばらくして小学がやってきたのでその席に座らせ、膳も出させた。

すると小学は急に顔色が悪くなり、全身から汗を流していかにも苦しそうな素振りである。

「どうしたのだ」、と皆が声をかけるがそれに答えることもできないほど弱りきった様子である。

いまさら鼠を隠していることなど言えば果たし合いになるやもしれず、皆はそのことには口に出せないまま交互に介抱するより他になかった。

小学が帰宅したいというので人を付けて送っていったが、後から聞いてみると、宿に帰って後はすっかり回復して何のこともなかったということであった──。(以上『耳袋』より)


二つの事例によれば、嫌いな物は恐ろしいほど徹底して嫌いなのである。

ではこのような状況を強いられた者が、極限までいくとどうなってしまうのか。

これについても江戸時代の記録が残されているので紹介しょう。

元禄時代の尾張藩の御畳奉行が書き残した日記に次のようなものがあった。

元禄七年の出来事である。

ある男がどうしたことか、焼き味噌を極端に恐れるということで城下で噂になっていた。

それを聞いた藩主源敬公(初代義直)は、この男を直に試してみようと酒宴に呼び寄せ焼き味噌を肴に杯をたまわった。

公は例の男に声をかけられ、その焼き味噌を手ずから下されたのである。

男は焼き味噌を恐れながらも公の御前で逃げることもできないまま、仕方無く手を差し出し頂戴した。

だがその途端、いきなりその手が強直してしまい引くことも曲げることも出来なくなってしまったのである。

この事態に驚いた公は直ちに男を次の間に引き下がらせ、掌の焼き味噌を捨てさせるという騒ぎとなった。

ところがその後、この男の掌には赤黒く味噌の痕が醜く残り、次第にその部分から腐りはじめてやがて死んだというのである。──

このように過去の記録としては残ってはいるが、厳密な意味での因果関係は分からないところではあろう。

こうした事例をみてどう考えるかである。

普通であれば何のこともない無いものが、特定の人にとっては体に害をなすという事態である。

ある種のアレルギー症とみるか、ショック状態があるところをみればアナフィラキシー・ショックというべきか。

あるいはときたま耳にする「化学物質過敏症」、「紫外線過敏症」などの事例に比定できるのかも知れない。

「化学物質過敏症」は新築家屋の内装塗料や接着剤と云ったものに過敏に反応して日常生活に支障をきたすことになる。

極端な「紫外線過敏症」であると、日中の外出はおろか窓から差し込む光にさえ皮膚が敏感に反応し腫れ上がるものである。

そうした苦痛の下に生活している人も現実に存在することさえ、一般人は知らないだけである。

それだけに、社会的にも特別な関心はもたれないはずである。

いや、そこに何らかの恐怖心からくるのであるのなら心因性、精神性の過剰反応というふうに片づけてしまうというのが西洋医学に近い考えというところであろうか。

むしろすっぱりと、このような現象は「電磁波過敏症」同様に西洋医学の範疇に入らないと言い切るのが正論であろう。

イレギュラーな情報は削除しても支障はあるまい。

では東洋医学的にみて、こうした現象が説明できるのであろうか。

実は中国医学にはこのような身体現象を逆に応用した伝統的な治療手法がある。

古代から実践されていた握薬(敷掌心法)というのがそれである。

薬味を手掌にのせるだけ、あるいは握らせるだけで薬(の気)が身体に作用し、治療としての効力を発揮するというものである。

このような治療に関しては、古くは中国の葛洪(二八三〜三六三)や呉尚先(一八〇六〜一 八八六)の医学書にも記述があることが知られている。

具体的に例を上げてみよう。

16世紀末に李時珍が著した当時の薬物学の専門書の『本草綱目』の石燕(化石の一種)に関する記述によると、これは通常には痔や下痢に効能があるとされるのだが、最も注目すべき用法は雌雄があるとされる石燕各一片づつを、陣痛に苦しむ妊婦の両手に握らせた時に顕れるという。

なんと、それだけで妊婦が苦痛から解放されるというのであるから面白い。

すべては「気」のレベルの話である。

これが本当に事実かどうかは試していないので何ともいえないが、ここから拡大解釈したにしても、実際に石燕に薬気なるものがあるか、いや膳に描かれた百合の絵に気があるか、さらに鼠の死骸や焼き味噌に気があるのかといわれれば、これ以上は明確な答えは出しようがないところである。

何かの気が出ているとするならば、それがある人にとっては薬気となり一方では邪気となるわけだし、あるいは気ではなくて何かの波動・信号波・微粒子が身体に対して生理的に作用しているとこじつけたにしても、もちろんこれではすぐさま科学的な答えとはなりえない。

しかしとにもかくにも、この動植物や薬気に感応し反応する現象、要するに抗原抗体反応を想起させるような人体の未知の部分には少なからず興味が湧くわけである。

余談であるが、かって「文化ゴリラ」とまでいわれ自ら肉体を鍛え上げた作家の三島由紀夫は意外にも海産物の蟹を極度に恐れたということである。

「蟹」の姿そのものはもちろんのこと、蟹という字形さえも見るのを嫌って逃げまわったのだという。







子どもの食物アレルギー、治療や検査で8人が重症

横浜市の医療機関で食物アレルギー治療の臨床研究に参加した子どもが一時心肺停止になった問題に関連し、全国でほかの子ども8人も治療や検査で重い症状が出ていたことが19日、わかった。2017年11月19日 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASKCM6FX9KCMUBQU011.html









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posted by モモちゃん at 07:38| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

ハロウィンとホラー小説「スリーピー・ホロウの伝説」の関係

色男イカボッド先生の身の上に起こったこと!

「スリーピー・ホロウの伝説」というのをご存じであろうか。

原作はワシントン・アーヴィングの短篇集収録されたている「スリーピー・ホロウの伝説・故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より」という物語であるのだが、歴史の浅いアメリカが現場となっているから何だか面白い。

それも怪談にも似た怖い話であるから、アメリカ人好みのホラーでもあるのだ。

内容はアメリカの独立戦争で死んだドイツ人傭兵の亡霊が戦いで失った頭を探して彷徨うというアメリカの民間伝承を基に、アーヴィングがヨーロッパ旅行で得た幽霊伝説などを加味して創作したものである。


この物語に登場するイカボッド・クレーンは、村の名士の娘を巡って恋敵たちと争う色男の教師でもあるのだが、彼の容姿の描き方がすこぶる変わっている。

彼は長身痩躯で手足が異様に長くて、その上小さな頭に鳥のくちばしのように長い鼻が突き出している。

それはまるで畑から逃げ出してきたカカシのようだとも表現されている。

イカボッド先生は見た目は栄えないが、それでいながら教師と云うこともあって村の女性にはそれなりにもてているようにもみえる。

そんなイカボッド先生は、村の名士の美人の魅惑的な娘カトリーナに一目惚れする。

ある日そのイカボッド先生にカトリーナからパーティの招待状が届くのであるが、彼は喜び勇んでスリーピー・ホロウの森の先にある彼女が住む大きな屋敷に出かけていく。

そしてイカボッド先生は名士の屋敷でのパーティで恐ろしい怪談話しを聞かされる。

村近くのスリーピー・ホロウの森には恐ろしげな首なし騎士の幽霊が出没し人を襲うというのである。

幽霊に捕まったが最後、命はないと云うではないか。

イカボッド先生は心中穏やかではない。パーティが終われば、夜中にそのスリーピー・ホロウの森を通って帰らなくてはならないのだ。

恐ろしい首なし騎士の幽霊の話しを聞いたイカボッド先生は、その帰り道の薄暗い森の中を恐る恐る通るのであるが、不運にもさきほど聞いたばかりの首なし騎士に突然遭遇すると、その幽霊騎士に執拗に追いかけられる。

イカボッド先生はその恐怖に戦き、必死に森の中を逃げ回る。

森との境にある橋まで逃げ切ったと思われた瞬間、幽霊騎士は手にしていた頭をいきなりイカボッド先生に投げつける。

翌日、村からイカボッド先生の姿は忽然と消えてしまう。



「スリーピー・ホロウの伝説」







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posted by モモちゃん at 14:34| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月04日

古代九州王朝の菩提寺は千如寺大悲王院である

雷山千如寺に読経が響く


福岡県糸島市雷山にある千如寺大悲王院に行ってきました。

ここは由緒ある寺院として知られています。

成務天皇(第13代天皇(在位:成務天皇元年1月5日 - 同60年6月11日)の時代ということなので、古代の4世紀辺りにまで想定できる歴史があるということになります。

この時代の九州は、歴史教科書には一切記載されてはいない「九州王朝」が支配していた時代ということになりますので、成務天皇の事跡そのものは後世の日本書紀などの正史に詳しい記録はありません。

その縁起はというと、成務天皇の四十八年、雷山の地主神である雷大権現の招きで渡来した天竺の霊鷲山(りょうじゅせん)の僧清賀上人によってこの地に開創されたと伝えられています。

霊鷲山とはインドのビハール州にある山で、別名では耆闍崛山、鷲峰山、霊頭山、鷲頭山、鷲台としても知られていますが、1903年(明治36年)1月14日朝、大谷光瑞が率いる第1次大谷探検隊が朝日に照らされたこの山を仏典上の霊鷲山と同一と確定したことで有名な聖地です。

霊鷲山は、かって釈迦が無量寿経や法華経を説いた仏教の霊山ということになります。

その所縁の地からインド人の清賀上人が仏教と共に古代日本に渡来してきたということですから、ここでも従来の学会の定説や歴史観がひっくり返ってしまいますから、日本という国の歴史は見方を変えるととても深遠なものがあることに気付かされます。

その後、千如寺は聖武天皇の時代には勅願道場となり、国司により七堂伽藍が建立されたということです。

仏教が盛んであった鎌倉時代には、この地には三百もの坊舎があったといわれます。



参詣する人たちが次々とバスで訪れていました。




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千如寺は立派な樹齢400年といわれる楓の大木があることでも近隣に知られています。






RIMG0288





















中庭に大きな楓があります。






RIMG0276




















伽藍の裏は傍まで山が迫っていて、その斜面を覆うように石像が並んでいました。





RIMG0281






















杉の大木の間に羅漢像が整然と並べられています。





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やはりこれだけ羅漢像があると壮観です。






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ラベル:読経
posted by モモちゃん at 08:22| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

2トンの金塊を積んだ伊号第五二潜水艦浮上せず!

西太平洋にて伊号第五二潜水艦撃沈!

戦前、日本海軍は世界最高水準の潜水艦製造技術を保有していました。

当時でも長距離の航行が可能な優れた機能を保有していたのです。

また、圧縮空気で推進器を稼働させる魚雷も、当時世界最高水準レベルの革新的技術でした。

しかし情報戦では、すでに日本の軍事機密は開戦当時から米国側に筒抜けだったのです。

無線もすべて傍受されていたのです。

そこにはほとんど日本人には知られていない驚きの歴史がありました。

伊号第五二潜水艦は日本海軍潜水艦であり、ドイツ派遣された潜水艦の最終艦(5艦目)でした。

伊号第五二潜水艦にはドイツに届ける2トンもの金塊が積まれていました。

伊号第五二潜水艦は西太平洋まで到達しますが、待ち構えていた米軍に補足されてしまいます。

伊号第五二潜水艦は、日本に帰還することはありませんでした。




発見!伊52潜水艦   ドイツ派遣潜水艦の最終艦









謎の潜水艦イ52号








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ラベル:諜報戦
posted by モモちゃん at 06:29| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月19日

名優が揃えば名作映画が出来上がるのか?!

あのグレアム・グリーンが執筆した台本

チター(独: Zither)というヨーロッパの伝統楽器をご存じであろうか?

主にドイツ南部、オーストリア、スイスのアルプス地域などでよく使用される古風な卓上の弦楽器である。

竪琴や日本の琴にも似た形状をしていて、30本余りの伴奏用弦と5、6本の旋律用のフレット付きの弦が張られている。これを親指に専用の爪を付けて弾く。


習得するのがとても難しいとされるが、有名なのはヨハン・シュトラウス2世のワルツ『ウィーンの森の物語』の冒頭と末尾で演奏されるソロとして登場してくる。

20世紀のイギリス映画『第三の男』のテーマソングを名演奏家アントーン・カラスが弾いたことで、一躍ひろく世に知られることとなった。

『第三の男』の映画は何度か観る機会があったが、男と女、マフィアと刑事が絡んでいるという印象だけで、残念ながらこの名作のストーリーそのものは最後まで十分理解できなかった。

ストーリーが複雑なのか理由は分からないが、あまりにも軽妙過ぎる映画音楽に惑わされて何が何だか分からないままに映画は幕を閉じたという感じであった。

そのラストシーンの情景だけは印象的だったのが、肝心の女優アリダ・ヴァリの登場画面が少なかったのに不満だったのことだけがいまでも記憶に残っている。




The Third Man / 第三の男  









ワルツ「ウィーンの森の物語」






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ラベル:名監督
posted by モモちゃん at 06:21| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月17日

武道の達人は準静電界を見事に操っている!

武道の奥義とは何か

波動環境・人体の準静電界とは一体どのようなものなのか?

電磁波被曝で人体の準静電界が攪乱されてしまう!

200m離れた人の心拍で生体認証する技術、米国防総省が開発中 2019/7/1
https://japan.cnet.com/article/35139246/


気配に気付くとは?
人は自分の周りの準静電界に干渉されると不快感や不安を覚える!

犬と散歩をしていると、よく周囲の飼い犬からいきなり吠え掛けられる。

大抵はそれが相手の視野に入ってからであるが、ときには家の中から吠えられていることもある。ずいぶんと手前から気付かれて吠えられている時もある。

明らかにこちらの気配を察知していて、犬が敏感に反応しているのだ。このとき相手の犬は一体何に対して反応しているのだろうか?

こちらの歩く足音がそれほど相手の犬の耳に感知されやすいのだろうか?

もしかしたら犬の鼻には並外れた嗅覚と同時に、さらに別の高感度センサーが備わっているのではないか。どうみても視覚や嗅覚だけで周囲の気配を感知しているのではないようだ。

犬や猫といった動物はその全身が体毛に覆われていて、体毛やヒゲが高感度のセンサーになっているのは間違いないであろう。

鼻の臭覚も敏感であって、散歩中の犬は人間とは違って膨大な臭いの空間世界をダイレクトに感じ取っているというか、まるで臭いの大海を嗅ぎまわって歩いているようなものだろう。

犬は降りかかっくる大気の香りの中を掻き分けて歩いているというようにも感じられているのであれば、散歩中の犬は人間とは全く違った空間認識の感覚そのものを楽しく感じながらそれを体感として享受しているはずである。だからこそ、犬は格別に散歩が好きなのだと思う。


P1070584



私は体毛が濃い方なのでこの動物的感覚が何となく分かる。

涼しげな微風があるときなど、体の露出した部分の体毛が微妙に震える感覚が無性に心地よく感じられるときがある。

これは頭髪とはまったく違った感覚である。まわりのそうした僅かな大気の流れがそれとなく分かる感覚である。

夏場には蚊が皮膚面に止まる瞬間が体毛センサーで素早く感知できるので、その一瞬のもわもわとした皮膚感覚と同時に素早く蚊を叩けるのだ。

もっとスケールの大きな事例を挙げるならば、火山の噴火現象や地下の地震エネルギーが蓄積されてくる際などに異常な電磁波が放出されてくるという話題の方がここでは理解され易いであろう。

地震を引き起こす地下のエネルギーが地表上空の大気に影響していわゆる地震雲などが見られるようになるのだが、地中から放出される電磁波自体は意外なところで観察されているのだという。

一般には知られてはいないが、地下核実験を検出する軍事用偵察衛星に搭載された高感度電磁波センサーでも地上の電磁波異状は細大漏らさず補足される。

1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災の際にも、米国の偵察衛星によって大地震は発生と同時に捉えられていた。地震と電磁波とは面白い組み合わせである。

この種の波動エネルギーは人間には感知出来なくとも、昔からナマズや小動物は事前に反応して異常な行動をみせるともいう。

たとえば2018年(平成30年)6月18日に起きた大阪北部地震の際に記録されていた和歌山県内の猫カフェ内の監視カメラが、余震前と地震発生時の猫の姿を捉えていたことでネット上でも話題になった。(大阪北部震度6弱・和歌山震度3)

まさか錯覚で猫が走り回っているわけではあるまい。見る限りたしかに、猫たちは地震発生以前に何かに反応して走り出しているとしかみえない。

猫カフェキャッチー 地震






人の体には準静電界というものがある。

ここでいきなり準静電界といっても分かりにくいであろうと思う。第一ここで準静電界があるといっても普通の生活を送っている限り、これを意識したり感じたりすることはないからである。

ただし武道の世界ではこの準静電界がすこぶるものを言う。武道は準静電界そのものの世界である。

にわかには信じられないであろうが鍛練を積んだ本物の武道の達人は、背後からいきなり斬り掛かれても素早く体をかわすことが出来る。まるで背中にも目があるような素早い体のさばき方をする。

武道家はとっさに相手の気の気配を敏感に感知するのだというが、現代科学をしてもこの感覚領域ともいうべき準静電界レベルの身体機能は十分には解明されてはいない。

戦国に活躍した忍者は、そうした気配や殺気を相手に気付かれないように己の準静電界を自在にコントロールする技を習得していた。

最近はこうした古武道の流れをくむ忍術に魅せられて、修行のために来日する外国人が多いという。西洋人にはこうした古代の武道の未知の領域に強く惹かれると云うことらしい。現段階では憶測であるが、修練を積んだ武道家は相手の発する気に反応していると思われる。それが気配である

気配の実態は何であるかと云えば、相手の心臓が発する鼓動(心拍)ということになる。

人の心臓の拍動に伴って活動電流が発生するが、その微弱な電磁波を準静電界レベルで武道家は捉えている可能性があるのではないかという事である。


これが事実であれば、やはり人体には準静電界レベルでのセンサー機能が備わっていると云うことになってくる。これは目の前で実際にその技を見せられてしまうと否定しようがない。


Masaaki Hatsumi - sakki jutsu  





獲物に近付く猛獣もそうした動きを本能的に身に付けているわけで、体毛で覆われている動物というのはこの感覚がより強く働いているといえる。

これは非科学的なことではなくて、動物でなくともいわゆる生体には微弱な生体電流というものが流れていて、体表面周囲にも物理的な準静電界が作られているのだという。

体を取り巻く様に準静電界が広がっているから、そこにはある種のセンサー的感覚が伴うのかも知れない。周囲の気配とは、そういうものからダイレクトに感知されているということになる。

どうやら鳥などは地磁気が視覚的に感知出来ているらしい。つまり人間には見えないものが見えているのである。

現在世界最高水準の顔認証技術と電磁波センサー技術を持つ中国では、すでにこの準静電界レベルの変動も補足する機器を完成していて、離れた位置から特定の人物だけを的確に選別できるシステムがあるという。

科学の分野でもこうした準静電界レベルの事象に新しい展開が出てきているが、もともと動物の生態研究が手掛かりとなったことは確かである。渡り鳥などはそうした感覚があるから正確に遠距離を飛翔していても、迷わずに目的の土地まで到達出来るということになる。

これも準静電界の範疇に入るのではないか。

この準静電界の微妙な変化を捉えて、武道の達人は相手の気配を察知するということになる。

実は武道家ではなくとも、この準静電界の微妙な変化を感知する人たちがいる。その感覚が特異なものだけに、一般には気のせいだとか単なる錯覚と端から決め付けてしまう場合が多いのだが、実際にそのような人が何人もいるということが判ってあらためてこの準静電界について注目するようになった。

それが電磁波過敏症の人たちである。

電磁波過敏症の人は、明らかに自分を取り巻く準静電界が不用意に干渉されゆがめられてしまうことに不快感を感じている。しかもその違和感は自覚症状であるだけに他者にはわかりにくい。ぞわぞわするというような皮膚感覚のレベルから、身体の痛みや症状には個人差がある。

この状態が継続すると次第に体調までが悪くなってくる。しかも原因が特定されないということもあって、薬物も効果が無い。過敏症も軽度の場合は個別に防御が出来る場合が多いが、深刻度が増すと異常な感覚が襲ってくる。


それが特定の方向から、それも決まった時間帯にビリビリする感覚が執拗に襲ってくるようになると「誰かに攻撃されている」という恐怖感が出てくる。最初は気のせいではないか、何かの錯覚ではないかと思うのであるが次第に睡眠障害や身体の異状が現れ出すといよいよ不安になってくる。周りに相談しても誰もそうした状況を理解してくれないとなると気分までが滅入ってくる。

電磁波障害や準静電界といっても目には捉えられない現象であるから個人レベルで証拠立てることはまず不可能である。しかしながら軍事医科学分野のテクノロジーにはそうした特殊機器がすでに欧米諸国や中国で開発されているのも事実である。当然ながらそれらに類似したものが持ち出され悪用されている可能性は否定できない。

国外から持ち込まれたとしてもにわかには取り締まりなどはされない。現状では電磁波過敏症が公に認知されない以上規制の対象にはなりえないし、そうした被害にあったら不運として諦めるしかない。

しかしながら現実にはおぞましい電磁波過敏症を訴える人は少なからず存在するわけだし、さらには執拗なマイクロ波攻撃に晒されている人も実際に存在するわけで、それがただの錯覚であるのなら本当にすべてが一時の錯覚であって欲しいといえるであろう。そうした事例も一人や二人ではなくて、同様のパターンで共通する苦痛を訴えてこられるのである。



準静電界に関する関連論文紹介
人間の「第六感」 磁気を感じる能力発見 東大など 産経デジタル https://www.sankei.com/life/news/190319/lif1903190018-n1.html

「犬は主人を電解で見分ける?-歩行による人体の電解発生とその伝搬
犬等のペットが嗅覚とは考えられない状況下でも遠くから主人の帰宅を感知する現象が経験的に知られている。しかし犬は低周波音に対する感度が人間よりも低く、また足音自体の情報量も個人識別するには不十分で音以外の原因が推測された。歩行は別な側面から見れば、異なる物質同士が強い圧力で接触、加圧され剥離する現象である。本研究では歩行時に人体を中心に準静電界(quasi-electrostatic field)が形成され周囲で遠隔計測できることが見出された。また、左右の足のゆらぎを排除するため片足の電位の分離計測法を開発し、これにより歩行時に人体から発生する準静電界が個人固有の歩行運動の微細な特徴を正確に反映することを見出した。」

https://ci.nii.ac.jp/naid/110001095166/


 












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2020年06月14日

信長が桶狭間を奇襲した時刻は昼飯時!

天魔王織田信長が勝機を掴んだ瞬間!

「おわい屋」という語彙を始めて目にしたのは三島由紀夫の文学作品「仮面の告白」の文中であった。

それだけに何だか語彙そのものには新鮮な響きがあった。

いまや放送禁止用語であり、死語となったこの語彙はおそらく関東周辺地域の古語であったのかもしれない。

滅多に耳にするような語彙ではあるまいと思われるが、本来この「おわい屋(汚穢屋)」とは、便所の汲み取りを職業とする専門用語である。

現代の上下水道完備の若い世代には、この一昔前の便所の汲み取りということさえ理解が及ばないことであろう。

それこそ、むかしむかしの話になる。

庭の裏木戸があいて誰かが入って来た。小母さんは又,口を袂で押さえて,「ほら,来た来た豊田さん,貞子も。早く早く」といって自分から先に家へ入ってしまった。私も何が何だかわからないで,小母さんの後につづいてお勝手から入った。小島さんがお勝手と廊下をしめた。小島さんに,「何あに」と聞くと,小島さんは,「おわい屋,おわい屋」と言って笑った。…… ガボッガボッとおわいを汲む音が聞こえる。…… 手拭でほおかむりをした,おわい屋さんは,天秤棒をキシキシいわせて,こい桶をかついで出て行くところだった。うす黄色い水が汲み取り口から,点々と三四ヶ所たれていた。小母さんは,「まあ,だらしのないおわい屋さん」と言ってまゆをしかめた。…… 小島さんは小声で,「家のお母さんとっても綺麗好きなのよ。だから,おわい屋さんやなんかきて,さわった所は皆ふかせるのよ」と壜の蓋をしながら言った。』「綴方教室」(「綺麓好き」)(豊田正子著,木鶏社刊)


汚穢屋とはいっても、これはれっきとした歴史のある職業であり、戦国期はもとより江戸時代以前から重宝されていた。

江戸の長屋でもそうした汲み取りの人が回ってきて屎尿を回収していったわけで、その際には回収量に応じて大家にはいくばくかの金銭の支払いがあったのである。

農家が汲み取りの際には、大根などの野菜類が提供された。

何であれ、大家にとってはいわゆる臨時収入ということになる。

汚穢屋は少なくとも一般庶民の衛生管理はもとより、農事に欠かせない堆肥をひろく回収斡旋していたことになるわけで、これは戦国時代からその活躍が各所で普通に見られたのである。

糞尿から塩硝が生成され始めたときにも、火薬の原材料という軍事物資にも直接かかわっていたわけで、ここから意外にも大いに財を成した者も出たことがそれとなく伺えてくる。

「おわい屋」は当時の時代背景に即したビジネスモデルの一つでもあったのだ。

戦時には欠かせない兵糧運搬や糞尿処理の現場にしても、随所で御用商人らが深く関わっていた。

つまり糞尿の運搬と処理とが、意外なことに戦国時代からビジネスとして機能していたのだ。

人間が一時に大勢集まればそこにはあらゆる商売の機会が生まれてくるわけで、目敏い商人たちがこうした活気ある戦時経済の場へも次々と参画していった。

相手が誰であろうと売れる物があれば売る、買い取る物があれば買い叩く。それがビジネスの現場である。

もとより戦国時代であれば数千から数万の兵員が集団で戦場まで一定期間行軍するわけであるが、その間は厳しい軍律によって統制されていた。

無言のまま黙々と行軍する。途中の休息も食事もすべて指揮官の指図に従う。

行軍中は私語や勝手に隊列から離れての用便などは禁じられていたわけで、そこでの糞尿は御用商人が用意した桶にすべて漏らさずため込まねばならなかった。

事前にそのような取引が専門業者となされていた。

戦時でありながら糞尿の回収が行われるのは、環境や衛生面のことを考慮していたからではなかった。

当時は糞尿にそれなりの需要があり商品価値があったからである。

売り買いの市場があるのだから、これをそのまま放置することはもったいないのである。

この時代糞尿は肥やしとして農家に高く売れたのであり、そこらに気安く垂れ流すようなものではなかった。

「こちらの隊の方は、この大桶にお願いします!」
「桶の外にはお漏らしになりませぬようご配慮ください。満杯の場合はすぐに次の桶をご用意いたします!」

そうした商人らの声が行軍中や休息時に響く。

当然戦時には大軍団にはかならず汚穢屋の屋号が入った肥え桶の荷車がぞろぞろと後を付いていったのである。

面白いことに、こうした糞尿回収ビジネスが戦時経済では機能的に働いていたことになる。

西洋にはこうした発想はないであろうし、日本人が農耕民族だからこその話である。

こうした習いがあってのことか、笑い話ではなく実際に田舎では「よその土地で小便はするな!小便するときは自分とこの田圃にしろ!」と子供までが親に口うるさくいわれていたのである。

農事や経済に疎い戦国大名はこうした戦場の屎尿処理まで頭が回ってはいなかったようで、野放図に沿道に糞尿を放置していったこともあって近隣住民からは評判がすこぶる悪かったのである。

糞尿回収に消極的な大名は高が知れている。

糞尿処理がいい加減な武将は、厳しい戦国の時代を生き永らえることは出来なかったのは確かである。

逆にここで戦国時代の糞尿処理について、あえて衛生面について考えてみることも出来る。

むしろこれなどは戦況に大いに関連することでもあった。それも敵に周囲を囲まれてしまう籠城戦では深刻な問題が度々発生していた。

長期に亘る籠城戦では城内に糞尿がたまりに溜まる。

当然悪臭も城内に立ちこめてくるのである。

たとえば籠城戦において城内の衛生環境が悪化したことによって悲劇的な結末を招いてしまったのが、能登(石川県)において行われた天正5(1577)年夏の第二次七尾城籠城戦である。

糞尿問題で話題になる事例でもある。

かっての七尾城は能登畠山氏の居城であったが、上杉謙信により包囲され、その周辺の領民1万5千人あまりが城内に避難して籠城戦となった。

七尾城は山城であり、山全体に郭が設けられかなりの人数を収容できる大きな城ではあったが、ここでは肝心の大人数分の飲料水の確保と屎尿処理がうまく対応できてはいなかった。

気温の高い夏場、大量の糞尿が城内に溜まっていったことで、井戸がたちまち汚染されてしまったのだ。

籠城戦で飲料水が汚染されてしまえば致命的である。

これが災いして瞬く間に城内に疫病が発生すると、ついには頼るべき城主が早々に倒れてしまった。

凄惨な状況に陥ったわけで、結果的には自滅したも同然であった。

表向きは籠城戦ではあるが、結局のところは自分らの溜まりにたまった屎尿が原因であえなく落城に至ったということである。

これが意外過ぎる戦国の糞尿譚なのである。


戦国時代の屎尿処理の事実を知ったとき私などはその合理性に感嘆せずにはおられなかったわけであるが、その際ふとある戦国武将のことが思い浮かんだのである。

それは駿河の戦国大名今川義元のことである。

2万5千といわれる大軍を率いて尾張に侵攻した今川義元・今川氏真親子に対し、尾張の大名・織田信長が少数の軍勢で悪天候の中で今川本陣を強襲し、今川義元を討ち取った桶狭間の戦いがつとに有名である。

今川は隙を突かれた。

このとき昼食の支度にかかっていた今川陣営には、相当数の肥え桶が設営されていたのではあるまいか。

兵員の多くがいくぶん気が緩んだ瞬間であったであろう。

並べられた肥え桶の周りにも軍兵が大勢集まっていたはずである。

そこを織田軍団が一気に急襲した。

今川勢は逃げまどい大混乱に陥る。

この間に今川義元は討ちとられ大敗するのである。

そのときの戦場の有様を思い浮かべてみた。

それこそ織田勢に攻め込まれた桶狭間の戦場跡には、放置されたままの肥え桶があちらこちらに無様に転がっていたことであろう。

桶狭間に肥え桶である。

戦場が、桶狭間とはまさしく言い得て妙である。



















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ラベル:奇襲作戦
posted by モモちゃん at 12:35| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

戦国時代に出現したシンクロ現象とは!

奪われた領土は戦争で取り返す!

九州戦国時代、奇しくも九州の桶狭間とも云われる戦いがあった。

それが肥前の龍造寺隆信と有馬・島津連合軍との戦い「沖田畷の戦い」である。

戦国の天正12年(1584年)当時、九州のキリシタン大名有馬晴信は勢力を拡大していた隣国肥前の龍造寺隆信の下から離反しつつあった。

肥前の覇者龍造寺は九州全域の覇権を賭けて、薩摩の島津とも対峙していた時期でもあった。

有馬はすでにこのとき龍造寺とは縁戚関係を結んで臣従していたが、それでも龍造寺の版図拡大の戦略的野心はどうにも防ぎようがなかった。

しかも隆信は殊の外キリシタン宗団を嫌っており、有馬領からも排除することを狙っていたのである。

豊後の大友氏に勝利し筑前・筑後・肥後に勢力を急速に拡大していく隆信はまさに「肥前の熊」であり、その戦略的暴虐さと冷酷で残忍な性格からみても弱小大名の有馬の命運は風前の灯火という状況であった。

そうした中で有馬晴信は、かねてより薩摩の島津に極秘裏によしみを通じて活路を得ようとしていた。

この情報はたちまち龍造寺側に漏れた。

有馬の背信を知って激怒した隆信は龍王崎から出陣すると、同年3月20日には島原半島北部の神代に上陸し有馬領に本格的な侵略を開始してきた。

有馬晴信は直ちに肥後八代にいた島津義久に援軍要請したが、肥後平定中であった島津には有馬方に大軍を送るだけの余裕がなかった。

だが島津としても戦略上有馬をここで見捨てることは出来なかった。

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苦慮した結果、義久は自軍から末弟の家久と副将格の重臣と共に3000程の兵をさいて急遽島原へ援軍として送くることを決断したのである。

家久は薩摩でも希に見る戦上手の武将として知られていただけに、このときの義久の判断そのものは的確であったといえる。

しかしながら、龍造寺隆信はこのとき数万(一説では5万、6万規模とも伝わる)の兵力で有馬に侵攻しつつあったから、この時点でもその軍事力には大差があり過ぎた。

有馬が領内で掻き集めた兵が3000余り、援軍の島津勢と合わせてもその総勢は6000の戦力でしかなかった。

龍造寺方の兵力は有馬・島津連合軍の優にその四五倍以上はあったことになるから、どうみても圧倒的に龍造寺方の戦闘力の方が勝っていたことになる。

その鉄砲にしても龍造寺方はこのとき一千挺以上装備しており、鉄砲隊も圧倒的に多かったのである。

まともにぶつかれば勝ち目はないとみた島津家久は、島原に上陸すると地形を配慮した綿密な作戦を有馬方と共に迎撃策を立てていったが、紆余曲折の末最後には家久の作戦に有馬方も同意した。

家久は、主戦場を島原の北方にある湿地帯を縦貫する通路のある沖田畷にすることで大軍の侵攻が制御迎撃できると考えていた。

当時の島原周辺は山の裾野から海岸線に掛けて広大な湿原と深田が広がっていて、通路そのものの道幅が狭かったので、その一帯は沖田畷と呼ばれていた。

この沖田畷の地形を利用して敵側の戦端を細く伸ばし、頃合いを観て横合いから伏兵をもって攻撃を仕掛けるという島津得意の戦法を採れば、たとえ相手が大軍であろうとも敵の陣形を突き崩すことが出来るというしたたかな作戦であった。

敵軍を泥濘の沖田畷の一本道に誘い込むことで、少ない兵力でも有利に迎撃態勢が取れると家久は見切ったのである。

有馬と薩摩の連合軍の総大将を晴信として森岳城に本陣が置かれ、海岸線には薩摩勢の伊集院忠棟ら1000、内陸側に設けた防御用の大木戸にも薩摩の赤星一党の50人、家久軍は伏兵として森岳城の背後に布陣すると共に、薩摩の新納忠元ら残りの1000は前山の山裾に伏兵として身を隠した。

いうなればこの作戦には積極的に薩摩勢が前面(先陣)に出て、敵勢を迎え撃つ体勢をとっていたことになる。


侵攻してきた龍造寺方は当初より有馬・島津の主力軍は日野江城に籠もっているものと予想しており、兵力を山沿い、沖田畷の中道、海岸沿いの三軍に分けて、主力の隆信は自ら沖田畷の中道へ向かって軍勢を意気揚々と押し進めていった。

龍造寺方には、すでに島津軍が応援部隊を送り込んできていることも、その兵力が僅かであることも伝わっていた。

このときの隆信は己の大軍を持って攻め立てれば、寡兵の有馬・島津連合軍などは一撃で撃破できると傲慢にもそう豪語し自らも確信しきっていた。

事実圧倒的な兵力を誇る龍造寺軍は辺り一帯を埋め尽くす規模であり、有馬・島津連合軍の陣を包囲する形で続々と迫ってきていた。

たちまち沖田畷付近で龍造寺方の先鋒部隊が島津軍と遭遇し始めるのだが、龍造寺方は相手が小勢なのを侮り事前に物見も出さずに勢いのままに真正面から攻め掛かっていった。

まさに相手を蹴散らかさんばかりの勢いを初戦から示してきたのである。

島津軍はその勢いに押されてたちまち敗走するかにみせて、龍造寺の先鋒部隊を沖田畷の湿地帯の方へと巧く引き込んでいった。

これが島津軍得意の戦法(御家芸の釣り野伏せ)であり、たいした抵抗も見せずに相手との間合いを巧みに取りながら後退していったのである。

勢い付いた龍造寺軍はそのまま一気に攻め立てて、ついには沖田畷の狭い一本道の畦道に誘い込まれていった。

泥濘の上に縄を付けた戸板を引き回し、敏捷に退路を飛び渡りながら後退したであろうが、島津軍にとってはこれは命懸けの犠牲をも伴う決死の捨て身の戦法でもあった。

龍造寺軍は見事に島津の戦法、釣り野伏せに引っ掛かってしまったのである。

家久は龍造寺軍が沖田畷に入り込み十分鉄砲の射程に入ったのを見定めると、一斉に弓鉄砲で打ちかけさせた。

この突然の鉄砲攻撃に龍造寺軍の先陣が一気に崩れだした。

龍造寺軍はその場から退避しようとしたが後続部隊が続々と押し合いへし合いで押しかけてくる状態であったから、まったくどうにも動きがとれないまま狭い畦道で大混乱が発生してしまった。

龍造寺軍の先陣の多くは一本道の狭い畦道から滑り落ちてしまい、そのまま深い泥濘に足を取られてしまっていた。

泥濘の湿原に迂闊に踏み込めば、足はもとより腰や胸の辺りまで抜かり込む有様であったから、一旦泥濘に滑り落ちれば命を失ったも同然であった。

そうした先陣の混乱は後方の総大将隆信の下へは伝わらないまま、隆信自身は一向に前に進まない兵団の様子に苛立ち、すぐさま伝令を発した。

しかも自らが前線に立ち、手早く指揮を取ろうするほどの焦り様であった。


こうした隆信の苛立ちもあって、前線の諸将に対して命を惜しまず攻めるようにとの伝令が行くと将兵は尚更いきり立ち、しゃにむに無謀な猛攻を後続部隊が仕掛けていった。

これが戦場で云うところの、無理押しに攻め立てる「我攻め」である。

先陣は背後から後続部隊に力尽くで押し出される形で、次から次へと狭い一本道に押し出されていくわけで、戦闘態勢が取れぬままに泥濘に滑り落ちていったのである。

ここにきて、泥濘に足を取られ身動きが取れなくなった夥しい龍造寺軍をそれまで潜んでいた島津方の伏兵が弓、鉄砲を猛烈に射掛けたのである。

島津軍は次々と狙い撃ちしていったので、瞬く間に龍造寺軍の夥しい兵が重なるようにしてその場に倒されていった。

この有利な戦況を観て、島津軍は一斉に抜刀すると龍造寺軍の先鋒部隊に襲いかかった。


龍造寺軍と有馬・島津連合軍の戦いの経緯は、こうした沖田畷での戦いが主戦場として記録されているのであるが、一方で海外の史料によるとこの戦いでは有明海海上からの有馬方の軍船からの砲撃が大きな戦果を上げたことが記されている。

ルイス・フロイス『日本史』によれば、この戦いの直前に有馬晴信の下にイエズス会副管区長コエリュが訪れており、キリシタン宗団組織の存亡に関わる緊急事態として強い危機感を示している。

イエズス会の副管区長コエリュは聖職者であると同時に、大名と南蛮商人との仲介者でもある。

火薬や鉄砲の供給はもちろん、龍蔵寺軍の侵略を前にしてこのとき有馬晴信は必死に軍事支援を副管区長コエリュに要請したことであろう。

危急存亡の事態に晴信はコエリュに泣きついた感じであったであろう。

それに応えて、ここでイエズス会は有馬晴信に対して最大限の軍事支援を行った。

それが二門の最新兵器の大砲を装備した軍船として登場してくる。

ルイス・フロイス『日本史』第五三章(第二部五二章)「野戦が行なわれ、隆信が戦死し、その軍勢が壊滅した次第」には、次のように記されている。[引用開始]

「戦闘は栄光の福音史家聖マルコスの祝日の前日にあたる四月二十四日の朝、金曜日の八時に開始され、正午すぎまで継続した。鉄砲隊による最初のいっせい射撃が終ると、槍による激闘が一時間にわたって行なわれた。

 双方とも渾身の力をもって勇戦したが、隆信の軍勢は槍の間からも鉄砲を放って戦局をきわめて有利に展開し、あまつさえその兵力は味方の軍勢とは比較にならぬほど多大であったので、彼らは我らの味方を一挙に押し切って、矢来の中に閉じこめてしまった。

 浜辺の戦列の端からは、隆信の二人の息子が他の武将たちとともに近づきつつあったが、その率いる兵はさらに豪華、かつ清潔で、見事な隊列を組んでいた。

その折、既述のように高来における最優秀のキリシタンの一人である有馬の家老の船には二門の半筒砲が積まれており、他の身分のある貴人たちが乗りこんでいた。ところでその場には砲手がいなかったので、一人のアフリカのカフル人が弾丸を込め、一人のマラバル人が点火していた。そうした厄介な操作にもかかわらず砲は見事な協力のもとに発射を始めた。

なにぶんにも敵兵は大群であったから弾丸が当り損ねることがなく、敵の一群が木端微塵に粉砕されると、(味方)一同は船内で敬虔にひざまずき、両手を合わせ、「パアテル・ノステル・クイ・エース・イン・チェリス・サンクチフィチェル、ノーメン、ツウム」の祈りを声高々に唱えた。そしてふたたび立ち上がると、またもや半筒砲にかなりの弾丸を込めた。

 人々が語るところによれば、一発で十人を倒した砲弾もあったという。敵の兜が断片となって空中に舞い上がるのが見え、味方の者はふたたび敬虔にひざまずいて「パアテル・ノステル」を続けるのであった。

これら二門の砲は敵をさんざんに痛めつけ、のちほど中務やドン・プロタジオ(有馬晴信)、およびその他の殿たちの証言によれば、千人の兵を有しているよりもそれらはより効果的に役立ったという。
というのも、かの海岸の戦列の端の一隊は、それら二門の砲によって甚大な損害を被り、列を乱し出し、その一部は退却し遁走し始め、他の一部は中央から進んできた部隊に合流した。」
[引用終わり]

ここで登場する優秀な砲手のカフル人とはエジプト北東部のカフル・アッシャイフから、またもう一人のマラバル人はインド半島南西部の海岸地方から南蛮人と共に渡来してきた艦船の乗員であり、訓練を受けた軍事戦闘要員達である。

しかも彼らは南蛮船にかならず搭乗している大砲の砲手であり、少なくとも彼らもイエズス会の影響下にあるということになる。

このとき有馬の二門の新兵器大砲は船に装備されてはいても有馬の兵ではまったく操作できず、実際の砲撃は彼らの助勢でようやく射撃できたのである。

おそらくこれが実戦でみられた日本における最初の大砲による艦砲射撃であり、実体弾による戦果であったのではないかと思われる。

この戦で日本人が始めて艦載砲の威力を目にしたわけで、その強大な破壊力と殺傷力に驚愕したことであろう。

浜辺の戦列の端からは、隆信の二人の息子が他の武将たちとともに近づきつつあったが、その率いる兵はさらに豪華、かつ清潔で、見事な隊列を組んでいた。」であろう龍造寺軍が、艦砲射撃によって一瞬にして「一群が木端微塵に粉砕される」様子は、この戦に連なっていた龍造寺の将兵に対して、始めて目にする大砲の威力そのものは相当な恐怖心を与えたはずである。

当初沖田畷の戦いは、どうみても強大な勢力を誇る龍造寺が敗退するような戦ではなかった。

山裾から海岸沿いにかけて龍造寺軍の夥しい将兵で埋め尽くされていた状況を考えれば、この戦いはどこまでも対峙する有馬・島津連合軍にとっては不利な状況であった。

ましてや寡兵である以上、大軍である龍造寺軍の戦意を失わせるような迎撃などは、ほぼ不可能な状況にあったといわざるを得ないのである。

有馬・島津連合軍の沖田畷での猛反撃が大きな戦果に繋がったことに違いはないが、そもそものきっかけを作ったのがこの新兵器大砲による海上からの艦砲射撃であったように思えてならない。

これはただの偶然でもあるまい。

イエズス会副管区長コエリュが、二門の大砲と訓練された砲手を素早く手配してくれていたからである。

ここでこのように軍事支援が行われていたのは、イエズス会副管区長コエリュのキリシタン大名有馬晴信へ対する特別な配慮に他ならないのである。


有馬が戦で敗れれば、有馬領内のキリシタン宗団も壊滅の危機に遭遇するわけであるから、ここでのイエズス会の軍事支援は当然のことであった。

しかしながらこのときの二門の大砲そのものは、イエズス会から有馬方に無償供与されたわけではなく、優先的な緊急の商得取引として引き渡されていたものである。

これも南蛮の鉄砲火薬取引同様に、有馬方が戦時の軍事物資として購入したも同然なのである。

現物が納品された以上有馬方には当然支払い義務が発生するわけで、これが後々キリシタン大名の南蛮、あるいはイエズス会への戦時負債ということになってくる。

たしかに外国人砲手の活躍で有馬方の大砲による艦砲射撃は、海岸沿いを進攻していた龍造寺軍精鋭を次々と吹き飛ばし予想以上の大きな戦果を上げていた。

日本の歴史書には、こうした外国人砲手が戦闘で大活躍していた事実は記録されてはいない。

当の勝者側もこうした事実には触れたくはなかったのであろう。

逆に云えば、外国勢力の介入によって、当初の予想に反して戦局が大きく変えられてしまったということだけはここでは云えるであろう。

さらにおかしなことは、この沖田畷の戦いについてのフロイスの記録には湿地帯を利用した特筆すべき有馬・島津連合軍の迎撃作戦そのものについては一切触れられてはいない。

沖田畷に湿地帯が本当に広がっていたのかもどうかもよく判らない。

龍造寺軍に包囲され鉄砲による猛射撃を受けている有馬・島津連合軍の描写があるところをみると、有馬・島津連合軍の陣営は攻め込まれて龍造寺軍の鉄砲隊の射程内に置かれてしまっていることになる。

とうてい反撃どころではないのだ。

しかしここで有馬・島津連合軍に反撃の機会が一気に出現する。

フロイスの記述を見れば、それははっきりしてくる。

戦闘は栄光の福音史家聖マルコスの祝日の前日にあたる四月二十四日の朝、金曜日の八時に開始され、正午すぎまで継続した。鉄砲隊による最初のいっせい射撃が終ると、槍による激闘が一時間にわたって行なわれた。

 双方とも渾身の力をもって勇戦したが、隆信の軍勢は槍の間からも鉄砲を放って戦局をきわめて有利に展開し、あまつさえその兵力は味方の軍勢とは比較にならぬほど多大であったので、彼らは我らの味方を一挙に押し切って、矢来の中に閉じこめてしまった。」と、そこにはあるではないか。

敵軍に陣地を包囲され矢来の中に閉じこめられてしまった防戦ともいえる状況から、ここからどう挽回できたのか不可解なところである。

戦局は流動的であるが、ここらの記述では明らかに龍造寺軍が有利に展開している様子が見て取れる。

やはりこの危機的状況を覆したのが、有馬方の軍船からの新兵器大砲による艦砲射撃ではなかったかということになる。

この砲撃によって龍造寺軍は混乱し、たちまち陣形を崩したのではないか。

そしてこの隙を見て有馬・島津連合軍は一気に反撃に出て、最初の勝機を掴んだのではあるまいか。

結果的には、有馬・島津連合軍の反撃で龍造寺軍の先鋒部隊の出鼻がくじかれただけでなく、一方的に艦砲射撃の直撃を受け続けるうちに龍造寺軍の一翼であった海岸沿いの兵団の混乱がさらに広がって、大軍団の指揮系統や進攻する隊列の統制が崩されていったわけで、そうした戦局の混乱がついには敗走を招いたということになる。

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そうした混乱を押さえようとして龍造寺隆信は、輿に担がれたまま前線近くにまで乗り出してきていた。

その輿は6人の兵によって担がれていた。

隆信は戦場を駆け回るには肥り過ぎていたのである。

軍船からの砲撃による龍造寺軍の混乱に乗じて、このときすでに島津・有馬の連合軍の果敢な反撃が一斉に始まっていた。

龍造寺軍の陣形が乱れ、双方の将兵が入り乱れて戦ってもいた。

しかもこうした状況下で追い打ちを掛けるように、島津家久の家臣・川上忠堅の放った鉄砲弾が総大将龍造寺隆信に命中した。

そのまま隆信はあっけなく討ち取られてしまう。

隆信の突然の討ち死にでたちまち龍造寺軍にさらなる動揺が拡散し、いわゆる全軍総崩れとなった。

有馬・島津の両軍は、戦場から敗走し退却する龍造寺軍を執拗に追撃し討ち取った。

この戦いで龍造寺隆信の弟康房、さらには龍造寺の四天王であった武将までもが討ち取られてしまうのである。

野戦ともいえる合戦で首級を取られた戦国大名は、この龍造寺隆信と今川義元だけであろう。

こうして島津・有馬の連合軍は、劇的な展開を見せて龍造寺軍を有馬領内から排撃することに成功した。

そこには南蛮渡来の新兵器大砲がたしかに威力を発揮していたのである。










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2020年03月28日

旅に命と情熱とを傾けた一遍上人の足跡

世界最古の治療法とは何か? 


江戸時代に書かれた『耳袋』(根岸鎮衛)に次のような記述がある。

 「吐血とまらざるに、童便を飲んでよし。然れども、宿に小児なければ、他より貰う時はさめてぬるく、心持を損ず。その時はその身の小便を飲んでよし。右は予が親友山本某、文化の六の年春、吐血していろいろ薬を施しけれどそのしるしなし。或医師、右の法を伝えけるゆえ飲みけるに、さっそくとまりける由。(中略)ある官医にその事語りけるが、随分医家にその法ある由語りぬ。──」

 「吐血をとめる奇法の事」とあるものの一部であるが、これはいわゆる飲尿療法のことである。

飲尿療法と聴いて怪訝な顔をされる方もおられるであろうが、人類史最古の原始的治療法の根源について触れてみたい。

吐血とまらざるに、童便を飲んでよし。」とはどういうことであろうか?
おかしな話しではあろう。

この吐血をとめる奇法であるが、そこらを捜すと出てくるもので、これは中国の五世紀後半に書かれた『褚氏遺書』(褚澄)に喉頭出血に人尿を飲むと止血効果があるとあるから、これが一応この奇法の最も古い出典ではないかと思う。

 また唐代の名医孫思邈が編纂した『備急千金要方』には、歯間出血に童子の尿を飲むと止血するとある。

こうなるとどうやら人尿には止血効果があるらしいとされる情報に辿り着く。

 もちろん漢方医学の原典である『傷寒論』や『金匱要略』にも人尿は薬物として登場している。

ちなみに『傷寒論』「少陰病編」の白通加猪胆汁湯を構成する薬物には、「尿」そのものが含まれている。  


また尿を飲むということでは、『後漢書』・方術列伝に方士達が尿を飲んでいたことが記録されているから、古代中国ではそこそこの歴史があるといえよう。

 古代においては、飲尿には不老長寿の効能があるとされたわけである。

そのためかどうかわからないが、何とあの楊貴妃は童女の尿を飲んでいたという話さえある。  

不老長寿と薄命の美女とは縁遠い話しではないかと思っていると、またしても面白い資料が出てきた。

 それは16世紀末の『本草綱目』(李時珍)に紹介されているのであるが、朱震亨が記録している飲尿についての特異な事例がそれである。

 「震亨曰く。小便降火甚だ速し。常に見る一老婦、年八十。貌、四十に似る。其の故を詢う。常に悪病有り。人、人尿を服すを教ゆ。四十餘年にならん。且つ老健、他に病無し。──」

 医師・朱震亨が一人の老婦人に会ったらしい。年齢は八十歳だという。
ところがどうみても外見は四十歳ぐらいにしかみえない。

不思議に思ってその理由を尋ねてみた。

話によると彼女はかっては病気勝ちな体質であったという。

ところがある時、人からあなたのような体質には飲尿がよいと、飲むように強くすすめられたのだという。

実際に飲み始めてもう四十年以上にもなる。

そのためもあってか年をとっても今は頗る健康だし、これといって病気もないのだというのである。

四十に似るとは外見そのものが、四十歳あまり程にしか見ないということである。

 八十歳の老女が四十歳位にみえるということは、見た目には老化がほとんどすすんでいないということである。

 朱震亨でなくてもこれには驚かざるを得ないではないか。  

また中国では清代の宮廷医案(カルテ)が現在まで残されているが、そのなかにある西太后(1835〜1908)の処方にも童子の尿を成分として加えた丸薬があった。(『慈橲光 緒医方選議』

これはもともと生理不順を治す処方であったらしいが、なにやらホルモン代謝に関係してくるような様相を呈してくるからそれなりに面白い記録ではあろう。

 実際に大陸から我が国にも中国の飲尿療法は伝えられた。

そして鎌倉時代の時宗の開祖一遍上人(1239〜1289)が諸国遊行した際に、その飲尿療法なるものを世間に広く伝えたという。

 では彼は、どこでどのようにしてこの奇法の存在を知ったのか。

これに関して明確な資料はないが、一つだけ手がかりがある。

 一遍上人は若い時、九州の太宰府で修行勉学した経歴がある。

恐らくこの時期、大陸伝来の飲尿療法の特異な効能を知ったのではないかと思う。

 というのは当時太宰府には重要な政府機関があっただけでなく、ここは大陸に対する文化的な拠点でもあった。

 30年ほど以前に、偶然太宰府天満宮に秘蔵されている膨大な蔵書の目録を見る機会があった。

その夥しい 漢籍類のなかに『傷寒論』等の多くの古医書があったのを記憶している。

そうなると、一遍上人が勉学中にこうした中国医学関係の典籍に触れる機会は充分にあったと思われる。

一遍上人は殊の外、この飲尿療法を広めることに努めている。
当時の民衆もこれには驚いたことであろう。

一遍上人にしても、飲尿療法という奇異な療法であるだけに、当然何らかのしっかりした根拠がないことには万民に広めることはできなかったのではないかとも思う。

十数年前、現代日本でも飲尿療法が健康雑誌で喧伝されたことがある。

さらには現代の中医学でも、この飲尿療法は取り入れられている。

関心のある方は『中薬大辞典』を紐解かれるとよい。

そこにはちゃんと「人尿」という独立した項目があるし、飲尿療法についても詳しく解説されている。


一遍上人

旅ころも 木の根 かやの根いづくにか 身の捨られぬ処あるべき(時宗宗歌)
身を観ずれば水の泡 消ぬる後は人もなし 命を思へば月の影 出で入る息にぞ留まらぬ







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2020年03月09日

日本人が出会った北欧の妖精とは?

ムーミンのアニメを覚えていますか?

トーベ・ヤンソンの物語のイメージを膨らませて、ムーミン一家が住んでいる屋敷を作ってみました。

ちょっとイメージが合わないかもと思いつつ、一応作ってみました。



RIMG0163


















中のランプが点灯するとムーミンハウスに灯がともり、光り輝くスタンドになります。

淡い光が窓辺に灯ります。




RIMG0166
















あまり知られていないムーミン家の謎について

ムーミン一家についてはトーベ・ヤンソンの原作を読めばそこそこ分かるのですが、創作過程においていろいろと情報が加味されていって、そのストーリーラインではいくつかの違いが出てきてるようです。

簡単に云うと、物語にはそこそこ矛盾点があるぞ、ということなのです。

もちろんムーミンは人間ではなく、トロールというフィンランドの妖精なんだそうです。

面白いことにムーミンパパは孤児という出自ですが、収容されていた孤児院の院長と対立してそこから脱走してしまったということで、若い時は自称冒険家だったということになっています。

妖精の世界にも、それなりに厳しい現実があると云うことになります。

ここでは要するにムーミンパパは、脱走したり危険な冒険の旅に出るわけですから、その風貌に似合わず、意外にも血気盛んな若者だったということになります。

ムーミンパパは、ぱっと見は落ち着いた教養人にみえますが、もともとの職業は船乗りだったのかな?そこらはよくわかりません。

とにかくムーミンパパが冒険家で、船に乗っていたのは確かなようです。

ムーミンママとの出会いもその辺りがきっかけでした。

ムーミンママが海岸沿いで遭難したとき、近くを航行していたムーミンパパの船に救助されたのがなれ初めなんです。

妖精トロールが、偶然おなじ妖精トロールを救助したという展開です。

二人の運命の糸が繋がっていたという話しになります。

二人の間に生まれたのがもちろんムーミントロールですが、彼ら一家は妖精たちが住むムーミン谷に居住しています。

ムーミン一家が住んでいるから、そこがムーミン谷になったのかどうかはわかりません。

おさびし山以外、妖精の世界の地理や位置関係はまったくわかりません。

ムーミンパパは大変な愛煙家でいつもパイプタバコをくわえていますが、実は自分専用のタバコ畑も持っていて、そこではこだわりのタバコ葉を栽培しています。

タバコが体に有害なことを教えたいところですが、相手が妖精なので勝手にしてくれというところですね。


ムーミンママはいつも不思議な黒いハンドバックを携行していますし、自宅の地下室には彼女専用の調剤室を持っています。

これはムーミンハウスの図面にも書かれているはずです。

しかもここらは、何だか秘密めいています。

西洋の魔女を連想させる部分でもあります。

実はムーミンママは、娘時代におばあさんから伝統的な薬草の使い方をしっかりと教わったようです。

どうやら妖精も人間同様に病気になることがあるということなのでしょう。

だからムーミンママは料理や編み物も得意なのですが、それ以外にも家族の健康を保つ薬も調合できるとても賢いママでもあるわけです。






RIMG2871



















ムーミンの仲間にはリトルミーという個性的な女の子がいますが、彼女も同じ妖精の仲間です。

リトルミーには長女としてミムラねえさんがいるのですが、物語では何とリトルミー姉妹には他に33人の兄弟姉妹がいることになっています。

異母兄弟ではありません。

彼女らの母であるミムラ夫人は幾度か再婚をしていて、それで大変な子沢山なんです。

3回以上、再婚を繰り返していると思われます。たぶん。

ミムラ夫人の容貌から見ても格別美人ではないようですが、主観的な意見ですが、一見するとおっとりとした母性的な女性のように見受けられます。

その彼女の20番目の子が、あの個性的なリトルミーになるわけです。

ミムラ夫人の子供は35人という説もあって、姉妹が18人、兄弟が17人なんだとか。


一緒に住んでいたら一クラスほどの人数になるので名前を覚えるだけでも大変です。

それこそ毎日の食事の用意だけでも大きな設備がいるのではないかと、勝手に心配してしまいます。



その姉妹18人の画像を確認すると、ミムラ姉さん以外の子たちは総じてどこかしらリトルミーの容姿に似ています。

それこそ、リトルミーがぞろぞろ居るという感じです。

ミムラ夫人の子育ては大変だったということになりそうですが、そこは快活そうな長女のミムラ姉さんが重要な役割を果たしていたのではないかと想像できます。

意外なことにスナフキンはリトルミー姉妹の弟であって、戸籍上は異父弟になるようです。

異父弟ではなく甥になるのだという異説もあります。

ここかは少し複雑ですが、一応血縁関係にあることだけは間違いありません。

スナフキンは若いのにパイプを咥えていますから一応成人しているのだと思われますが、年齢設定は不明ですし彼は父親に似て放浪癖もあるようです。

やはりここらはちょっと、複雑な家庭環境が窺えるところです。

スナフキンと彼のパパを並べてみると、親子というよりは兄弟といっていいほど容姿が似ています。

ミムラ家のパパは風貌は若々しくて、本当にスナフキンにそっくりなんです。

きっとミムラ夫人よりもずっと年下なんだと思います。

さらにムーミン家とミムラ家の関係でいうと、ムーミンパパとリトルミーのパパとはかっての冒険仲間であり親友であったということです。

冒険仲間というか、彼らは同じような放浪仲間であったわけですね。

当然そこには両者間の家族同士のつながりも浅からぬものがあります。

スナフキンはムーミン家に同居しているようです。

ムーミンの家では、ムーミンとスナフキンの居住スペースが一緒のようですが、孤独と自由を愛するスナフキンはときどき独りテント暮らしをしています。


ですので、スナフキンはテントとムーミン家を交互に、それも気ままに行き来しているようです。


実はムーミン一家は冬になると冬眠してしまうのですが、スナフキンだけは生態が違うらしく冬が来る直前に彼は渡り鳥のように南の国へ旅に出ます。

そして春になると再びムーミン谷に戻ってくるわけです。

リトルミーが冬眠するのであれば兄弟同様、また同じ種族としてスナフキンも冬眠するのが自然なような気がしますが、妖精だけにここらの事情はよく分かりません。

ただ物語の中では、スナフキンも一緒に冬眠する場面もあったようです。

寒くなって冬眠するかしないかの選択はわりと自由なのかもしれません。

どうも北欧の妖精の生態は不可解な部分が少なからずあります。

さらにリトルミーはムーミン一家の養子ということであり、ここらはとても複雑な関係が窺えます。

リトルミーが養子であると云うことは、単にムーミンの遊び仲間というだけの関係ではないわけです。

ミムラ夫人の再婚とリトルミーの養子縁組とに何か関係があるのかもしれませんが、そこらの詳しい事情は分かりません。

妖精世界の相続についても、そこらの事情は分かりません。


どうやらそこらには謎めいた大人の事情かあるということになります。


リトルミーの少し拗ねたような個性的なキャラクターも、何かここら辺りに理由があるのかもしれません。

さらにはミムラ姉さんがリトルミーのお世話をしているようにもみえるのですが、これなども家庭の事情ということなのでしょう。

ミムラ姉さんは女性らしい夢見る恋多き娘ということなので、やはりここらはミムラ夫人と気質が多少似ているのではないかと密かに思ってしまいます。

物語の中でのミムラ姉さんは、色白でオレンジ色の髪ということでとても魅力的に描かれています。

ダンスが好きでとても優しそうなミムラ姉さんは家事もよく出来て、ムーミンママとも気が合っていて仲良しみたいです。


どうやら料理や女性同士の趣味までが共通のようです。



本当は内緒なんですけど、ミムラ姉さんとムーミン谷の署長さんとは以前から親しく付き合っているのだそうです。

知ってましたか?

これは意外ですし、私はつい最近までまったく知りませんでした。

物語の原画の署長さんはそれなりに若々しい青年だったりします。






ムーミンキャラクターズ比較動画(修正版)+










ムーミンキャラクターズ比較動画4













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2020年02月24日

半世紀前に突然現れた怪人とは?

踊るデンセンマンとは何者か?

半世紀前の1970年代に一世を風靡したデンセンマン(電線マン)を覚えておられるだろうか?

当時放送されていたバラエティ番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』に出演していたキャラクター小松与太八左エ門(小松政夫)→ベンジャミン伊東(伊藤四郎)が電線音頭を唄って踊っていた。


何やら賑々しく軽妙で洒脱な踊りと唄は、またたくまに茶の間の人気者になった。

これは多分にキャラクターであった小松与太八左エ門(小松政夫)→ベンジャミン伊東(伊藤四郎)の個性豊かなおかしみがあったからではないかと思う。

現代の若い世代が見たらどう見えるのだろう。

今思えばとても豪華な組み合わせであった。




小松与太八左エ門→ベンジャミン伊東→電線音頭








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2020年02月20日

新型コロナウィルスの謎に迫る科学者たち!

深まる新型コロナウイルスの謎

中国武漢で発生し猛威を振るう新型コロナウイルスについては、すでに先月の早い段階からイスラエルや欧米の専門家はウイルスが実験室で人工的に合成されたと指摘していた。

人工的に合成されたのであれば新型コロナウイルスは細菌兵器の部類に入ると云うことになるが、真偽のほどは分からない。

しかも面白いことに専門家の間でもその見解が真っ二つに分かれている。

どちらの説が正しいのか判然としないのである。

新型コロナウイルスが自然発生したと云うよりは、細菌兵器という方が格段にセンセーショナルである。

当然その方が恐怖心が高まってくる。

研究施設から漏れ出たという情報にはすこぶる信憑性がある。

状況判断と云うことでは、そうした疑わしい背景や条件が揃い過ぎているともいえる。

ここからは双方ともメディア合戦と云うことになろう。

すでに米国政府は、新型コロナウイルスの出所を科学者に追跡するように指示を出したとも云う。

スリリングで興味深い展開である。


参考資料

「新型コロナウイルスは人為的に作られた」という陰謀論に科学者が反論
2020年02月19日
https://gigazine.net/news/20200219-engineered-coronavirus-rumours/


欧州のウイルス専門家、新型コロナウイルスに「消すことのできない人工的痕跡」
2020年02月13日
https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51700.html

「実験室から卵、豚、ネズミ不法に持ち出す」武漢現役研究員の実名告発!<中編> 孫向文
2020/2/16
https://vpoint.jp/world/china/154242.html

新型コロナウイルスは生物兵器なのか? 中国政権による細菌戦争の意図とその可能性を探る
2020年02月15日
https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51743.html

新型肺炎、米メディアが報じた「研究所が発生源」説
2020/1/29
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200129-00059144-jbpressz-int









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市役所、消費者生活センターや公的機関、警察、病院、弁護士?・・・etc
そしてすっきりと解消されましたでしょうか?
原因不明の不快な環境ストレスの原因は、多くの場合目には見えない電磁波ノイズが関係しています。
反射錯乱する電磁波ノンズは遮断だけでは防御出来ないのです?!
電磁波中和装置「電磁番AZ」は多用途の機能的防御が可能です。携帯するだけ、貼るだけ、置いておくだけ!
準静電界レベルの干渉による不快な電磁波過敏、電磁波音波攻撃対策の防御製品として、
「電磁番AZ」はご利用者の皆様から高い評価を頂いております。
★電磁波中和放電装置「電磁番AZ」をテレビやパソコン、各種電子機器、電子レンジなどの電気機器の上や車両内に、一個セットするだけで「特殊電子回路」が周囲に放射される有害電磁波に干渉して中和放電変換します。
★日本国内の電磁波環境に対応した製品です。不快な電磁波ノイズの中和放電によって身体への悪影響はほとんど感じられなくなります。
(実際のストア評価のお客様の声を参照ください)
★隣接した建物や施設から放射される不快な波動ノイズ、悪質な電磁波攻撃、嫌がらせにも対応いたします。 製品の耐用年数は、普通に使用すれば3,40年以上そのままで使用可能です。
★一般の住居内はもとより、店舗・事務室・治療室や病室、オフィス内環境を電磁波レベルで整え防御します。(取り扱い説明書を添付しております)
★製品サイズ 直径10cm 厚さ 1.5cm 重さ 約170g

電磁番AZ使用時の注意事項

★「電磁波中和装置電磁盤AZ」は、周囲のマイナス波動の電磁波を干渉中和放電するため、DVDショップなどの店舗内に設置された盗難防止システムのゲートセンサー(レーダー)の電磁波にも敏感に反応し、有害電波の波形を変換してしまいます。
そのため「でんじ・ばん」を携帯したまま入店されますと、警報システムによっては電磁波シールドの変化で出店時のゲートでの誤作動で警報が作動してしまう場合がありますので、店内持ち込みによるトラブルには十分ご注意下さい。


詳細は
外部サイトのリンクページの「電磁波中和装置電磁番AZ」のセット方法について」をご覧ください。
電磁波過敏や電磁波攻撃対策法については
外部サイトのリンクページの「波動電磁波情報検討会」を参照ください。
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posted by モモちゃん at 10:27| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月11日

日本の伝承遺物にはとんでもない物がある!

毎年日本で開催される本物のキリスト慰霊祭

日本には太古古史といわれるものがある。

そうした中に、古来のキリストの墓伝説とその慰霊祭とも云うべき祭りがある。

青森県三戸郡新郷村(旧・戸来村・へらい)には、謎の歌と踊り「ナニャドヤラ」というのが古くから伝承されている。

しかも新郷村には、なんと日本で亡くなったというキリストの墓といわれるものまでもがある。

さらにキリストの日本渡来については古文書が残されている。

驚きである。

実はキリストが日本に渡来する以前から古代日本とユダヤ文化圏とは交流があったことから、学究の徒としてキリストは日本に留学してきていたということなのである。

そしてキリストはそのまま日本に定住して一生を終えた。

ゴルゴダの丘で磔刑になったはずのキリストは実は刑死したのではなくて、密かに日本に渡って来ていただけでなく、106歳でこの地で亡くなったという伝説があるのだ。

これは一体どういうことであろうか?

2000年前ゴルゴダの丘で磔刑になったのは、キリストの弟のイスキリであったのだというのである。

とんでもない話しである。

誰かが創作したとしても話しのスケールが大き過ぎて、これこそ気宇壮大な歴史ロマンと云うべきかもしれない。


ここではイエスの霊を慰める「キリスト祭」が、1964年から毎年、6月の第一日曜日に「キリストの里公園」で開催されている。

今年もその祭りが行われた。

新郷村ナニャドヤラの不思議な歌詞は日本語としては理解出来ないが、ヘブライ語に置き換えると意味が通じるのだそうだ。

毎年外国人も祭り訪れるほど人気である。

新郷村の「ナニャドヤラ」はすでにCD化されていて、踊りの手順も詳しく解説されている。

皆さんも踊ってみませんか?




キリスト祭 前編 【青森県新郷村キリストの墓】

 






キリスト祭 後編 【青森県新郷村キリストの墓】

 






日本にあるキリストの墓伝説  



















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posted by モモちゃん at 09:42| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月10日

晩秋の大楓・糸島千如寺大悲王院

晩秋の千如寺に読経が響く


福岡県糸島市雷山にある千如寺大悲王院に行ってきました。

ここは由緒ある寺院として知られています。

成務天皇(第13代天皇(在位:成務天皇元年1月5日 - 同60年6月11日)の時代ということなので、古代の4世紀辺りにまで想定できる歴史があるということになります。

この時代の九州は、歴史教科書には一切記載されてはいない「九州王朝」が支配していた時代ということになりますので、成務天皇の事跡そのものは後世の日本書紀などの正史に詳しい記録はありません。

その縁起はというと、成務天皇の四十八年、雷山の地主神である雷大権現の招きで渡来した天竺の霊鷲山(りょうじゅせん)の僧清賀上人によってこの地に開創されたと伝えられています。

霊鷲山とはインドのビハール州にある山で、別名では耆闍崛山、鷲峰山、霊頭山、鷲頭山、鷲台としても知られていますが、1903年(明治36年)1月14日朝、大谷光瑞が率いる第1次大谷探検隊が朝日に照らされたこの山を仏典上の霊鷲山と同一と確定したことで有名な聖地です。

霊鷲山は、かって釈迦が無量寿経や法華経を説いた仏教の霊山ということになります。

その所縁の地からインド人の清賀上人が仏教と共に古代日本に渡来してきたということですから、ここでも従来の学会の定説や歴史観がひっくり返ってしまいますから、日本という国の歴史は見方を変えるととても深遠なものがあることに気付かされます。

その後、千如寺は聖武天皇の時代には勅願道場となり、国司により七堂伽藍が建立されたということです。

仏教が盛んであった鎌倉時代には、この地には三百もの坊舎があったといわれます。



参詣する人たちが次々とバスで訪れていました。




RIMG0273


















千如寺は立派な樹齢400年といわれる楓の大木があることでも近隣に知られています。






RIMG0288



















中庭に大きな楓があります。






RIMG0276


















伽藍の裏は傍まで山が迫っていて、その斜面を覆うように石像が並んでいました。





RIMG0281




















杉の大木の間に羅漢像が整然と並べられています。





RIMG0280



















やはりこれだけ羅漢像があると壮観です。






RIMG0284

















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posted by モモちゃん at 07:35| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

徐福渡来は日本史からなぜ外されたのか?!

古代史最大の謎に迫るドキュメントを出版しました!

「徐福渡来伝説を検証する」太古の日本に渡来した徐福とは何者か?

内容紹介

 古代の徐福の日本渡来は、東アジア地域の古代史を語る上でも無視できない重大な歴史的事件ですが、わが国の正史にはまったく関連する記述がなく、古来より民間伝承の域を出ずに為政者から常に排除され続けてきた複雑な経緯があります。

 同じように正史に記述がない古代の邪馬台国の存在はまともに論じられることはあっても、この徐福渡来伝説だけはアカデミックな世界ではタブー視されてきたということでもあります。

 日本の歴史を語る上で、徐福渡来そのものには不都合過ぎる真実が多々あるからなのです。

 一体、不都合過ぎる真実とは何なのでしょうか?

 もとよりわが国の歴史教科書にも、一切記載されることのない古代史上の特異な事件という位置付けになるわけです。

 近年中国では、古代の史書はもとより、膨大な家譜(家系図)の調査研究によって徐福の伝承そのものが歴史的事実として確定されただけでなく、さらにその出身地も追跡調査で発見されたことによってこれまでになくその事件の全貌が注目されだしてきています。

 それ以降中国では徐福学会が開催され、各専門分野の研究者によって徐福研究が進められています。

 徐福は秦の始皇帝の命により不老長寿の霊薬を探し求めるという名目の下に、百工(技術者)を含めた数千人規模の移住、入植計画を実行に移すべく蓬莱(古代日本)に渡来してきました。

 二千年以上経った現在でも徐福渡来の痕跡は、各地に伝承遺跡や伝説として残されていますが、歴史的事実として評価されるにはそれだけの証拠立てが必要になります。

 いくつかの見逃せない徐福渡来の痕跡とその歴史的変遷の経緯を本書では詳しく紹介しています。


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 目次

●はじめに
 第1章 二千二百年前の古代中国と古代九州の祭祀の共通性とは
1、徐福渡来伝説の核心部分
2、徐福と古代海洋民族との密接な関係
3、「その旧語(伝説)を聞くに、自ら太伯の後と謂う」
4、古代職能集団はどこから来たのか?
5、徐福の時代の古代祭祀と海のシルクロード
6、徐福は本当にインドに留学していたのか?

 第2章 徐福が古代日本に王権をもたらした
1、物的証拠を探し求める
2、方士・徐福に繋がるか遺物とは何か?
3、それは七支刀なのか、霊薬なのか?
4、「七支刀」、その由来と謎を解明する
5、古代イスラエルのメノラの燭台の話
6、現地「高野の宮」を取材する
7、平原廣澤の王・徐福

 第3章 古代九州史は何故消されたのか?
1、徐福伝説と邪馬台国・卑弥呼の勢力圏
2、古代筑紫国の大地震の記録について
3、大権現とは徐福のことなのか?
4、日本神話の謎に挑む
5、古代の医術・和方の存在

 第4章 神籠石と古代祭祀との関連性
1、新たな歴史探訪の道筋
2、最澄と古代風水術
3、筑後には巨大ピラミッドがある!
4、最澄の画策とは一体何か?
5、物部氏族と神籠石
6、筑後有富「若宮神社」の遺物
7、『准南子』と御神旗の符合
8、失われた秦の傳國玉璽と謎の銅版
9、結び・古代イスラエルの「失われた十氏族」

https://www.amazon.co.jp/dp/B07MMV715B

登録情報
  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 19234 KB
  • 紙の本の長さ: 164 ページ






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