2017年06月19日

意外と庶民も楽しめる漢詩の世界

中国の詩人:「王維」と「大田南畝」

始めて漢詩というものに触れたのは、何時の頃であったろうか。

その最初に知ったのが、中国の詩人「王維」が詠んだ漢詩『鹿柴』であった。

短い漢詩であったが、これには強烈な印象が残った記憶がある。

この漢詩を読んだとき、そこから湧き上がる自然の情景が鮮烈に想い浮かんできたというわけである。


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(鹿柴:書き下し)
「空山人を見ず

但人語の響きを聞くのみ

返景深林に入り

復た照らす青苔の上 」



(意訳:)
人気のない寂しい山では人の姿が見られなくとも

ただどこからか人の声だけが響いてくる

夕日が深い林の中に差し込んできて

また青い苔の上を照らしている



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また同様に、中国の詩人杜牧が詠んだ「山行」という漢詩も思い出す。


(山行:書き下し)
遠く寒山に上れば、石径斜めなり

白雲生ずる処人家有り

車を停(とど)めて坐(そぞろ)に愛す、楓林の晩(くれ)

霜葉は、二月の花より紅なり



(意訳:)
遠くの寒々とした山に登ると、石混じりの道が斜めに続いている

白い雲が湧き出るような高地でも人家がある

思わず車を止めて、何気なく楓の林の夕暮れを愛でている

霜で赤くなった紅葉は、二月に咲く桃の花よりもさらに紅いではないか





さらにここで思い出したのが、江戸時代の大田南畝の狂歌である。

狂歌には、『古今和歌集』などの名作を諧謔化した作品が多く見られるし有名な短歌の本歌取りの手法を用いたものがあるが、大田南畝の狂歌というと漢詩調である。

彼の作品に『唐詩選掌故』をもじった『通詩選笑知』というのがあるのだが、ここでは格調高い『唐詩選』の原文と対比して見ると抱腹絶倒する内容となっているわけで、あえてここに紹介する。


〔漢詩原文:書き下し〕
鹿柴 裴廸
 
日夕寒山を見る

便ち獨往の客と爲る 

松林の事を知らず

但、麕かの跡有り



(意訳:)
夕方、さむざむとした山を眺めている

そこで、世を避けた独り住まいの身となった

松林の様子がどうなっているのかは知らない

ただ鹿のとおった足跡がある



〔大田南畝の狂歌:屁臭〕

一夕燗曝を飲む

便ち腹張の客と為る

透屁の音を知らず

但、遺矢の跡有り



(注:)
燗曝(かんざまし)

透屁(すかしべ)

遺矢(うんこ)











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タグ:唐詩選掌故
posted by モモちゃん at 11:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

スズメバチは何故怖いのか?

恐怖!スズメバチに刺されちゃいました!
 
(下の写真は捕獲したキイロスズメバチ。お尻のハリは太く、自在に出し入れが出来る。) 

kiiro.jpg

 熊本県の山間部に住んでいる知人宅の庭先で話し込んでいたときのことであるが、どうしたことかそば近くまでミツバチが頻繁に飛んでくるのに気が付いた。

この知人宅では自宅近くにニホンミツバチを飼っていた。
その巣箱が林の間に置いてあったから身近にミツバチが飛んできても別段おかしくはないのであるが、それにしても何か様子が変だなあと思っているとそのうちの1匹がいきなり私の手の甲を刺した。

 こちらから何も手出しをしていないのに前触れなくミツバチが興奮して攻撃してくるのはおかしなことであるが、そのミツバチは針先を残したまま飛び去った。

ミツバチの針には返しがあって、抜き取ろうとするとハチの胴体から引きちぎられてしまう。

ミツバチの場合は針を失うと死んでしまう。

そこへ一緒に来ていた妻が「さっきミツバチの巣箱に大きな女王蜂がいた」といってきたのを聞いて、私と知人は一瞬驚いて思わず顔を見合わせた。

 女王蜂が今の時期巣箱を出入りするはずはないし、大きな蜂というのならそれは天敵のオオスズメバチに違いあるまい。

大型の肉食スズメバチがミツバチの巣箱を襲っているのだと直感した。

知人は慌てて蝿叩きを手にするとすぐさまミツバチの巣箱の方へ掛けていったのであるが、しばらくすると5、6匹の凶暴なスズメバチを叩き落して笑顔で帰って来た。

やはり妻が目にした大型のハチというのはオオスズメバチであったのだ。

こうして捕獲したスズメバチはいつも焼酎か何かに漬け込んでおくのだという。

知人によると今回同様、この時期になるとスズメバチがミツバチの巣箱を頻繁に襲撃してくるという。

襲ってきた凶暴なオオスズメバチは、強力な顎で小さなミツバチを次々と噛み殺していく。

 ミツバチの死骸が累々と転がって巣の中の幼虫も肉団子にされて食べられてしまう。

スズメバチは凶暴な肉食昆虫なのだ。


 温暖化の影響でスズメバチがやたら増殖してきている。

山間部だけでなく都市部にもスズメバチが頻繁に巣を作り始めている。

屋根裏や床下に好んで巣をつくるわけであるが、そのスピードが通常のアシナガバチの巣づくりよりも格段に速くて、大型のものを短期間に作ってしまう。
 
そのまま放置しておくと1週間で直径15センチぐらいの大きさになる。

まるでサッカーボールが張り付いているかのように見える。


su.jpg 

そうしたハチの巣を1,2度破壊しても、スズメバチはあきらめずに再度巣作りを再開してくる。


当方は昨年の夏にアシナガバチに2箇所刺されたのであるが、今年はすでに3箇所も刺されてしまった。

それだけ蜂との遭遇が頻発していることになる。

刺された瞬間は焼き火箸を押し付けられたような激痛が走って、ズキズキと脈打つように痛みが広がる。

私の場合は少しは腫れるが大抵1日程度で症状はなくなって、次第に痒みに変わっていく。

何度も蜂に刺されていると抗原抗体反応からアナフラキシー・ショック状態になる場合があるからここは油断禁物である。

酷いときは意識不明になってその場で倒れこむ場合もあるから、ハチそのものの毒はきわめて危険である。

ところで今回不運にもさらにまたまた蜂に刺されてしまったのである。

それももっとも恐れていたスズメバチにである。

相手がスズメバチだから、いままでとは比較にならないような大変な被害に会ったということになる。

午後4時過ぎ草刈中、いきなり側方向から飛来してバシッツと激突するような形で攻撃されたが、一瞬のうちに下唇部分を刺されてしまっていた。

あの特有の羽音に気付く間もなく、咄嗟のことでこのときはまったく防ぎようもなかった。

麦藁帽子を被って前かがみで作業していたために、スズメバチの飛来も突然の不意打ち攻撃も気付けなかったのである。

大型の大スズメバチだと、通常B29爆撃機のエンジン音のような特徴のある低音の羽音とガチガチという顎の音が警告音として威嚇してくる。
 
不幸中の幸いというべきか、襲ってきたのはオオスズメバチではなくて一回り小型のキイロかクロスズメバチではなかったかと思う。

一瞬のことだったのではっきりとした正体は確認できなかったが、唇を狙うあたりの習性はスズメバチ特有のものだ。

スズメバチは色の黒いものを目標に集中的に攻撃する。

人間であればまず髪の黒い頭や黒目を狙ってくる習性がスズメバチにはある。

紅い唇は色彩の波長がいくぶん長くて、黒色に近いということで頭同様に攻撃されやすいのだ。

スズメバチが黒いものを襲う習性は、本来巣を狙ってくる熊の毛色に強く反応するためといわれている。

それ以外にも香水や整髪料にも敏感に反応するので、女性は特に注意が必要になる。

とにかくスズメバチに刺された時の灼熱感のある強烈な痛みは、小型のミツバチやアシナガバチの比ではない。

やはりスズメバチの方が毒性が格段に強いわけで、強烈な痛みが襲ってくる。
 
それでも今回は、刺された直後にふらついて倒れたり吐き気を催すような最悪の急性症状は出なかったので、どうやらショック状態には至らないで済んだ。

蜂に刺されたというので、傍に居た家族が心配するがそのまま草取り作業を続けた。

一応刺された部分から毒液を吸いだしてもらったが、効果のほどは不明であった。

部位が部位だけに、刺し口が不明瞭であった。

夕方になるに連れて次第に唇部分の腫れの症状が酷くなってきたのだが、我慢しつつどうにか夕食も食べられた。

刺されて6時間経過した当たりから下唇の腫れが顕著になる。

灼熱感や激痛があるので氷嚢で顔全体を冷やすが、ほとんど効果はない。

この時点で症状が和らぐような手立てはないわけで、ひたすら耐えるしか方法はなかった。

そのような厳しい状況ではあったが、慌てて医療機関に駆け込もうという気にはまったくならなかった。

せっかくのことだから、ここはひとつどのように症状が推移していくのかその経過をじっくり観察してやろうと思った。

こういうことには人一倍興味がある。

その夜はどうにか睡眠が取れるのではと思っていたところ、明け方早くに顔面部の不快感で目が醒めてしまった。

顔に触れてみて驚いた。

刺された顔面部の腫れは相変わらず酷く、左側のほほ全体と口の中まで相当腫れが広がってきている。

口が痛み、舌が思うように動かせないし、ごわごわした強張り感がある。

目覚めた後は結局朝まで眠れなかったので、そのまま心ならずも早起きをした。

洗顔するにも顔面が痛くて触れない。
 
下唇はまるで赤いタラコ状態でパンパンに腫れ上がってしまっていて、喋るのにも食事をするのにも口周りが引きつって支障をきたす状態である。

まるで口の中に何かを詰め込またようで、口腔内全体が隙間がないほどに膨れ上がってしまった状態で口を動かたびに引きつるような痛みを伴う。



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鏡であらためて自分の顔を見てまたまた驚いた。 

一夜にして顔半分の風貌が変わってしまい、下唇は松本清張風、ほほから下顎は昔の宍戸錠で、全体的には荒俣宏先生風という具合に、見るからに個性的な顔貌となってしまい鏡を見て思わず苦笑してしまう。

とにかくそのままの状態では人前には出にくいので、暑いさなかではあるがマスクをすることにした。

経過が悪いかと思っていると、ようやく24時間経過した夕方頃からやや症状は軽快し始める。

唇部分の腫れがやや軽減した感じになる。

左側ほほの腫れはまだ残って固く突っ張った状態で自発痛もある。

顔の表面部を触った感じは硬くなりかけた餅というところで、押さえるとしこりと多少部分的に痛みが残っている感じである。


48時間経過すると唇全体の腫れが引いたようにみえたが、左側ほほの腫れぼったさはいまだに残存している。

二日目の夜になると下唇にかさぶた状の固いものが出来る。

この時点では感覚的には痛みはほとんどないが、かさぶた部分の腫れぼったさが残っていて顔面部に多少の違和感がある。

これ以降は順調に回復していった。

これが全体の経過である。

とにもかくにも、まあ今回は酷い目にあってしまったのであるが、この程度の症状でどうにか治まったのは不幸中の幸いであった。

以下の画像はスズメバチに刺された直後からの約48時間後の経過を写したものである。 



hati.jpg


これら不細工な被害写真をホームページに載せていたら2,3のテレビ局から写真を番組で使わせてくれと言ってきた。

写真には著作権や肖像権があるわけで、これを勝手に編集されて次々と転用されるのは厭なので一応お断りしている。











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タグ:危険生物
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2017年06月16日

スローだから見えてくる驚きの世界がある

スローな世界を見せてくれる

人間の視覚では捉えられない瞬間を特殊な撮影技術で見せてくれるのが、ウルトラスローモーションの世界である。

ポップコーンが弾ける一瞬や硬い水晶玉が破砕される瞬間、さらには人の顔面が殴られたときに歪にゆがむ瞬間などが、目で見えるスピードで再現されている。

同じ一瞬という短い時間がゆっくりと引き伸ばされて再現されると、いままで見たことせない映像の世界が映し出されてくる。

それは驚きであり、感動の一瞬でもある。





Popping Popcorn at 15,000 FPS Ultra Slow Motion - [ Super Macro ]










Crystal Balls vs HP at 30,000 FPS [ EPISODE PREVIEW ]










16 Everyday Things In Slow Motion










Prince Rupert's Drop vs Hydraulic Press [ 4K - Slow Motion ] ( S1 E9 )












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タグ:高速度撮影
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2017年06月15日

バットマンを演じた俳優アダム・ウェストの訃報

アダム・ウェスト氏死去、60年代、バットマン演じる

バットマンを演じた米俳優・声優 アダム・ウェスト氏(88歳)が、6月9日に白血病のためロサンゼルスで死去したとの訃報がニュースで流れた。

アダム・ウェストは、もっともバットマンらしい風貌を見せていただけに残念である。

彼が演じるバットマンは悪人たちと戦うのであるが、どことなくユーモラスな雰囲気があって毎回楽しみにしていたテレビドラマであった。

特に60年代の白黒テレビは秀逸であった。





Batman 1966 Television Series HD - Theme Song Opening & Closing Credits in 1080p High Definition










Julie Newmar's Catwoman last scene with Adam West's Batman/Bruce Wayne - Batman '66 | HD










Batman & Catwoman, top sexy scene (Adam West & Julie Newmar-HD)









The Best of 1966 Batman/Bruce Wayne

タグ:米俳優
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2017年06月14日

本能寺・信長は南蛮のロケット攻撃であえなく散った!?

「九州から戦国・本能寺の変を考える」いよいよ佳境に迫る!?

信長失踪!信長の首実検ならず!

光秀は、何故僅かな手勢(1万3千)で戦略なき無謀な負け戦に手を掛けたのか?

戦国時代に引き起こされた本能寺の変は、まさに突発的な大事件に違いなかった。

その首謀者である明智光秀についてもこれまで数多くの説が立てられ論じられてきたが、九州から遠く離れた京の都において展開されたこの事件の本質と謎について今回新たな挑戦を試みてみた。

光秀の戦略の狙いはどこにあったのか?

本能寺の変は、意外にも信長の覇権をめぐって九州の豪商の思惑が少なからず絡んでいた。

それが、この事件とどう繋がっていたのか?

このとき信長は、奇しくも盟友家康の暗殺を本当に企んでいたのであろうか?


本能寺襲撃のその意外な展開とは

本能寺の変において、何故に織田信長の遺骸が焼け跡から発見出来なかったのかが大きな謎である。

本能寺は明智勢の急襲によってその建物(伽藍というべきか)はすべて焼け落ちたのである。

明智勢が火を掛けたというよりは、むしろこの火災自体は信長の意思によって己の遺骸を焼かせたということである。

信長が葬った松永弾正と同様に、己の最後においてついには自爆して果てたとでもいえようか。

信長は自ら火を放ったのであろう。

戦国の武将にとって首を取られ晒されることは恥辱以外の何物でもなかったはずであり、このときの信長が遺骸の痕跡を残さぬよう火中に自ら身を投じたとしても何ら可笑しくはなかった。

事件直後、光秀によって焼け落ちた本能寺の検分が行われた。

ところが明智勢がいくら本能寺の焼跡を精査してみても肝心の信長の遺骸は一片も発見できなかった。

火炎がよほど強かったのかすべてが焼き尽くされた状態であって、いくら探しても信長の遺骸は最後まで見つからなかったのである。

検分を指揮した光秀らは、この時点で非常な戸惑いと焦りとを覚えたことであろう。

敵将の首実検無くしては、その勝敗の決着はつきかねるのが本来の武家の習いである。

実際に信長の首級か遺骸そのものを確認しないことには、光秀のその後の戦略的展開がここで躓きかねないところである。

結果的に光秀は、この時点で決定的な信長の首実検がそのものが出来なかったということになる。

穿った見方をすれば、光秀はここでとにかくそれらしい遺骸を信長のそれに仕立てあげてみせるといったしたたかな手段をとるような強引さを演じてみせてもよかったはずである。

それこそ光秀という武将は、もとより秀吉のようなはったりをここで噛ませてみせるような機転は持ち合わせてはいなかったわけで、そこらは彼本来の行政官的性格がそのまま出ているのであろう。

逆に秀吉は、事件直後に信長が無事逃げおおせたというような偽の情報を流して巧妙な撹乱工作を多方面に行っていた。

両者の間ではこの差は最後まで埋められないのである。

では何故に、肝心の織田信長の遺骸が本能寺焼け跡から発見できなかったのであろうか?

通常であれば焼死体は木造家屋の焼け跡からは発見できるものである。

発見できなかったということは、状況によってはその場所から信長が外部に脱出していたのではかという憶測が生じてくる。

明智勢の包囲から信長が逃げおおせたということであれば、本能寺にはそうした外部へ通じる抜け道があったのかという疑問も出てこよう。

もとより本能寺自体にそうした工夫があったのであれば、京都周辺を軍事的に統括する織田家重臣の光秀が事前に感知していなかったはずはない。

それでも信長の遺骸が見つけだすことが出来なかったとなると、ここは別の観点に立たざるを得ない。

ここでいえることは、信長の遺骸が燃え尽きるような特別な条件がその場にあったということである。

その場に大量の油物があったとか、何らかの高温可燃物の存在が疑われることになる。

まず考えられることは、従来より本能寺内には鉄砲の火薬生成に使われる硝煙や火薬の備蓄設備があったということである。

それがそのまま継続して温存されていた可能性はある。

よく知られていることであるが、本能寺は鉄砲伝来時に種子島の末寺からもっとも早くにその情報が入って来たこともあって、ここではその鉄砲に必要な火薬の生成と備蓄が行われていた。

本能寺は当初この地での火薬生成の拠点でもあった。

その生成の過程で火薬の原材料である燃焼し易い硝薬や硫黄が、粉末として床下にこぼれ落ちて堆積していた可能性とて考えられる。

本能寺が城塞に近い構造を持っていたのであれば、火薬備蓄用の倉庫、ないしは地下蔵があったということである。

これらに火がつけばたちまち爆発炎上する。

あるいは本能寺本堂の火災が燃え広がり、戦闘過程で火薬の備蓄されている施設に引火して爆発炎上してしまった可能性もここでは考えられる。

そうなると通常の火災とは比較にならないほどの高温が建物全体に発生し激しく燃え上がることになる。

当然のことであるが、そうした高温にさらされた遺骸は形が残らないほどに完全に燃え尽きてしまう。



そうであれば信長の遺骸は爆発炎上によって木端微塵に吹き飛ばされたということになる。

本能寺の炎上に伴って、敷地内で大きな火柱の上がる爆発があったともいう。

どちらにしてもここでは本能寺内の火薬の存在が、もっともその重要な要因となりうることになる。

ここで思い出されるのが、歴史家故八切氏の説である。

八切氏がいう「本能寺の出火は、どこかのキリシタン大名からの鉄砲攻撃によって、地下の火薬庫が爆発したもの」という異説である。


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さらには、「信長を殺害したのはイエズス会のキリスト教徒たちで、しかも信長が滞在する本能寺に南蛮渡来の新式火薬で作った爆弾を本能寺から90メートルという至近距離にあった「南蛮寺(サンタ・マリア寺)」の展望台から打ち込んで、本能寺を跡形なく焼失させた」という驚きの説を残している。

南蛮渡来の新式火薬兵器となると、まるでロケット砲攻撃そのものである。

さらにこれでいくと本能寺信長襲撃は、明智勢とイエズス会南蛮寺伴天連勢力とが共謀した作戦ということになってくる。

随分と飛躍した説であるのだが、ここでいうイエズス会そのものは一種の軍事組織であり、かっては信長に積極的に接近して軍事顧問的働きをしてみせていただけに十分あり得る話であってそれなりに信ぴょう性があるといえる。

イエズス会が京都布教の拠点として四条坊門姥柳(うばやぎ)町(現在の中京区蛸薬師室町西入ル)に天正6年(1578)建立されたもので、3階建ての寺は「昇天の聖母の会堂」ともいわれ当時は本能寺に隣接していた。


ここでは本能寺を直接ロケット攻撃したとまで飛躍させなくとも、隣接する南蛮寺から何らかの隧道(トンネル)を掘っていたと考えた方がより合理的である。

ロケット砲攻撃だと、あまりにも露骨過ぎるであろう。

むしろ南蛮寺からであれば、密かに本能寺の真下まで隧道を掘り進めることはきわめて容易であったろう。

しかもその隧道を使って本能寺の真下に大量の火薬をこっそり仕掛けていたと考えた方が、さらにここでは信ぴょう性が増す。

その背景としてはすでに本能寺の事件当時には、反キリシタンへと変貌していた信長へのイエズス会の評価そのものは手厳しいものがあった。

当初イエズス会による軍事的情報の提供と経済的支援によって軍事的に大きく台頭した信長が、ここでイエズス会から距離を置き始めていたことは彼らから見れば裏切りに近いものであった。

信長は明らかにイエズス会の宣教活動を無視する傲慢さを見せ始めていた。

日本国の王として相当な期待感をもって信長を支援していたイエズス会にとってその目算が大きく外れたのであった。


当時のイエズス会は常に日本国内の軍事バランスに目を配っていた。

それもかれらの戦略に迎合する大名に力を貸していただけではなく、重要な軍需品であった火薬の供給を自在にコントロールしていたし、その最大の恩恵を受けてきたのが戦国の覇者織田信長に他ならなかった。

南蛮勢力は日本の植民地化とさらに中国に侵攻する前哨基地化を狙っていた。


後年、徳川幕府によるキリシタン弾圧が本格化しつつあるとき、イエズス会内部の書簡にははっきりと日本国内の内乱を期待する記述が示されているものがある。

1618年10月16日付け日本発、ヴィエイラの総長あて書簡がそれである。

神はこのキリスト教会を救う方法を無数にご存知である。
中でも最も容易な方法は暴君の生命を奪うことである。そうすれば日本中が内乱になり、領主たちは皆天下人になるのを望むであろう。この野心のとりこになった者は、われわれの存在を許したり、キリスト教会に左程反対しなくなったりするであろう


明らかにここでは日本国内の内乱、それも政権が一気に変わるような大きな戦乱の勃発を期待した文面になっている。

これが彼らの戦略上の基本路線ということであれば、「暴君の生命を奪うことである」とは、当時は信長以外の何者でもあるまい。

同時にここでは、いかにもそうした試みは実証済みといわんばかりの記述でしかないわけで、彼らの狙いというかまさにその本性が如実に現れている。

これは実に興味深い記述であって、江戸初期から少し遡ればおのずと戦国期の本能寺の変で織田信長が倒された事例を髣髴とさせるわけで、あたかも当時の明智光秀による突発的謀反劇そのものに彼らの思惑も十分に絡んでいたことを吐露して見せたというべきものであろう。


事実、ルイス・フロイスの「日本史」に書かれていた信長に対する彼らの評価も、始めと終わりとでは百八十度変化するわけだが、この辺りの背景も探ったら興味深い展開が出てくる。

かくて彼(信長のこと)はもはや、自らを日本の絶対君主と称し、諸国でそのように処遇されるだけに満足せず、全身に燃え上がったこの悪魔的傲慢さから、突如としてナブコドノゾールの無謀さと不遜に出ることを決め、自らが単に地上の死すべき人間としてでなく、あたかも神的生命を有し、不滅の主であるかのように万人から礼拝されることを希望した。

そしてこの冒涜的な欲望を実現すべく、自邸に近く城(安土城のこと)から離れた円い山の上に一寺を建立することを命じ、そこに毒々しい野望的意志を書いて掲げたが、それを日本語から我らの言語に翻訳すれば次のとおりである」

 「偉大なる当日本の諸国のはるか彼方から眺めただけで、見る者に喜悦と満足を与えるこの安土の城に、全日本の君主たる信長はハ見寺(そうけんじ)と称する当寺院を建立した。当寺を拝し、これに大いなる信心と尊敬を寄せる者に授けられる功徳と利益は以下のようである。
 第一に、富者にして当所に礼拝に来るならば、いよいよその富を増し、貧しき者、身分低きもの、賤しき者が当所に礼拝に来るならば、当持院に詣でた功徳によって、同じく富裕の身となるであろう。しこうして子孫を増すための子女なり相続者を有せぬ者は、ただちに子孫と長寿に恵まれ、大いなる平和と繁栄を得るであろう。

 第二に、八十歳まで長生きし、疾病はたちまち癒え、その希望はかなえられ、健康と平安を得るであろう。
 第三に、予が誕生日を聖日とし、当寺へ参詣することを命ずる。
 第四に、以上のすべてを信ずる者には、確実に疑いなく、約束したことがかならず実現するであろう。しこうしてこれらのことを信ぜぬ邪悪の徒は、現世においても来世においても滅亡するに至るであろう。ゆえに万人は、大いなる崇拝と尊敬をつねづねこれに捧げることが必要である」(ルイス・フロイス 日本史)


信長は安土城に盆山を設け、自ら神を超える存在であるとして人々に参拝を強制していた。

要するに神仏として信長を崇め称えよと宣告喧伝したのである。

これに対して旧来の宗教界や民衆からは相当な反発が生じた。

これに抵抗して従わない和泉・槙尾寺は伽藍を焼き払らわれ、さらに高野聖さえも数百人が取り押さえられて惨殺されるという有様であった。

こうした信長の独裁者としての変貌にイエズス会やその宣教師らは驚愕したであろう。

キリシタンの武将高山右近の説得工作にも、信長は宣教師を脅して強引に協力させてもいた。

イエズス会の宣教事業の後ろ盾になってくれるという当初の楽観的予想を覆すような信長のその後の傲慢な言動に苛立った彼らの勢力が、魔王と化した信長をどこかで葬り去ろうと画策した可能性も浮上してくるわけである。

イエズス会にはもはや信長を許容する余地などまったくなかった。


そのように信長が己の神格化を目論んだ結果どうなったか。

フロイスの次のような手厳しい記述が続いている。

信長がかくの如く驕慢となり、世界の創造主また贖主である、デウスのみに帰すべきものを奪わんとしたため、安土山においてこの祭りを行った後19日を経て、その体は塵となり灰となって地に帰し、その霊魂は地獄に葬られた」(フロイス・日本史)と、本能寺の変での信長の最後を記している。


これら一連のイエズス会の内部文書や報告書簡を見ていると、奇しくもこれは同時代の16世紀イタリア戦国時代の外交官として生き抜いたマキャヴェリが著した「君主論」の政略的記述内容にそのまま通じるものがある。

彼らは徹頭徹尾、目的のためには手段は択ばないということである。

南蛮勢力であれば、たとえこのとき信長を排除していたとしても何らおかしくはなかった。

それだけの危機的状況は彼らの傍まで迫っていたことは確かであったわけで、ここから考えればイエズス会の宣教師は布教の為には手段を選ばなかったということである。

それこそ当時のヨーロッパ人らは皆似たような戦略的発想をしていたことがそれとなく窺えて非常に興味深いところである。





本能寺の変を真横から考える(1)

何故に光秀の戦略は潰えたのか (2)

信長は家康の暗殺を企んでいたのか(3)

イエズス会宣教師が絶賛した織田信長の所業とは(4)

何故光秀は信長に反逆したのか(5)

明智光秀の謀反の真相とは(6)

徳川家康は謀反の光秀主従をどう評価したのか(7)


光秀の戦略と大きな誤算とは何か(8)


細川家の対処から見えてくるものとは何か(9)



参考資料:
「完訳フロイス日本史」(中公文庫) ルイス フロイス (著) 松田 毅一 (翻訳) 川崎 桃太 (翻訳) 全12巻
 1 織田信長篇T「将軍義輝の最期および自由都市堺」(中公文庫,2000年1月)
 2 織田信長編U「信長とフロイス」(中公文庫,2000年2月)
 3 織田信長篇V「安土城と本能寺の変」(中公文庫,2000年3月)
「織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで」 (中公新書) 谷口 克広 (著) 2001
「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」 (講談社学術文庫) 藤本 正行 (著) 2003
戦国群雄伝 信長 秀吉 毛利 世界文化社 1996年
戦国京都・王城の地150年の英雄たち 1994年 学研
「戦国武将の参謀と異形の頭脳集団」 歴史と旅  秋田書店 1999年
「徳川創世記 家康・秀忠・家光の野望」歴史読本 1998年
「戦国武将一〇四傑」 別冊歴史読本94 新人物往来社 1998年
「秀吉天下人への道」 歴史読本 新人物往来社  1995年
歴史群像 明智光秀の野望 1992年12月号 学研
日本史史料集 笹山晴生 五味文彦 吉田伸之 鳥海靖 山川出版社 1994
日本史用語集 全国歴史教育研究協議会編 山川出版社 1994
図説日本史 啓骼ミ 1999
裏千家茶道のおしえ 千宗室(著) 日本放送出版 1979
「堺」豊田武(著) 至文堂 1957
「戦国武将ものしり事典」 奈良本達也監修 初版主婦と生活社  1993
戦国史新聞・乱世をスクープ! 戦国史新聞編纂委員会編 日本文芸社
「不思議日本史・歴史のウラが見えてくる」 南條範夫監修 主婦と生活社 1988 
信長と家康: 清須同盟の実体 (学研新書)
戦国の軍隊: 現代軍事学から見た戦国大名の軍勢
織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代 (ソフトバンク新書)
信長が見た戦国京都 ~城塞に囲まれた異貌の都 (歴史新書y)
戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y)
信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)
上杉謙信の夢と野望 (歴史新書y)
信長と消えた家臣たち―失脚・粛清・謀反 (中公新書)
関東戦国史と御館の乱 ~上杉景虎・敗北の歴史的意味とは? (歴史新書y)
長篠の戦い (歴史新書y)
大航海時代叢書〈第11〉日本王国記・日欧文化比較 アビラ・ヒロン (著), ルイス・フロイス (著) 岩波書店 1965

「キリシタンの世紀―ザビエル渡日から「鎖国」まで」高瀬 弘一郎 (著)  岩波書店 1993
「イエズス会による対日軍事力行使をめぐる諸問題」 高橋裕史 2006
図録/南蛮美術の光と影:泰西王侯騎馬図屏風の謎 日本経済新聞社 2012
「日本切支丹宗門史 」〔著〕レオン・パジェス 訳吉田小五郎 岩波書店












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2017年06月13日

飛行機で手軽に行ける世界の秘境

世界一狭い、短い飛行場

世界にはとても短い滑走路しかない、危なっかしい飛行場がある。

それでもパイロットは、飛行機を巧みに操ってうまく着陸させるのである。

とてもスリリングではあるが、飛んでいる飛行機が何だかとても可愛く見えてしまう。

なかには離着陸に5メートル以内で可能な飛行機もあるから、驚きである。




Landings and Takeoffs at Lukla Airport (2800m) - New High definition footage












Lukla landing












Shortest runway in the world ! (HD 1080p) ?












short STOL landing











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タグ:ネパール
posted by モモちゃん at 09:06| 現場を見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

謎の小さなおじさんはどこからやって来るのか?

いきなり変なおじさん出現!

小さいおじさん、変なおじさんが巷に突然出現するという。

欧米では、昔から妖精といわれてノーム (三角帽の小人)、ゴブリン(醜い小人)、エルフ(小妖精)といった呼び名でゲルマンの神話にも登場する。


どこまでも空想の産物と思われているわけだが、実際には現実世界に姿を現しているらしい。

日本でも座敷わらしや河童と同じで、小さなおじさんを目にした人がいるらしい。





【UMA小人映像】「本物」と解説のあった「エルフ」出現動画!! ≪umatv≫










ノーム (三角帽の小人)をカメラに撮らえた

 








カメラが撮らえたゴブリン(醜い小人)

 








【未確認生物】小人たちの悪戯…!?世界の小人映像10 









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タグ:エルフ
posted by モモちゃん at 18:09| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

飼い犬がそっと教えてくれたこと?!

ほれ、準静電界がどうした?

犬と散歩をしているとよく周囲の飼い犬からいきなり吠え掛けられる。

大抵はそれが相手の視野に入ってからであるが、ときには家の中から吠えられていることもある。

ずいぶんと手前から気付かれて吠えられる時もある。

明らかにこちらの気配を察知して、犬が敏感に反応しているのだ。

相手の犬は一体何に反応しているのだろうか?

こちらの歩く足音がそれほど犬の耳に感知されやすいのだろうか?

犬などの動物はその全身が体毛に覆われていて、体毛やヒゲが高感度のセンサーになっているのだという。

鼻の臭覚も敏感であって、散歩中の犬は人間とは違って膨大な臭いの空間世界をダイレクトに感じ取っているというか、まるで臭いの大海を嗅ぎまわって歩いているようなものだろう。

犬は降りかかる大気の香りの中を掻き分けて歩いているというようにも感じられるものであって、散歩中の犬は人間とは全く違った空間認識の感覚そのものを楽しく感じながらそれを体感として享受しているはずである。

だから犬は格別散歩が好きなのだと思う。


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私は体毛が濃い方なのでこの動物的感覚が何となく分かる。

涼しげな微風があるときなど、体の露出した部分の体毛が微妙に震える感覚が無性に心地よいのだ。

それは頭髪とはまったく違った感覚なのだ。

まわりの僅かな大気の流れがそれとなく分かる感覚である。

夏場には蚊が皮膚面に止まる瞬間が体毛センサーで素早く感知できるので、その一瞬のもわもわとした感覚と同時に素早く蚊を叩けるのだ。


武道の達人は、背後からいきなり斬り掛かれても素早く体をかわすことが出来る。

相手の気の気配を敏感に感知するのだという。

体毛で覆われている犬などの動物はこの感覚がより強く働いているように思える。

これは非科学的なことではなくて、生体には微弱な生体電流というものが流れていて体表面周囲にも物理的な準静電界が作られているのだという。

体を取り巻く様に準静電界が広がっているから、そこにはある種のセンサー的感覚が伴うのかも知れない。

周囲の気配とは、そういうものからダイレクトに感知されているものなのかも知れない。

この準静電界の微妙な変化を捉えて、武道の達人は相手の気配を察知するということになる。

同様に気功治療をする場合や東洋医学の中にはこうした人体の微細な準静電界レベル(経絡)の治療を得意とするセラピストもいる。

逆に東洋医学系の鍼灸師でもそうした現象を端からまったく評価しない方もいるからここらは面白い。

個人的なことであるが20数年前、この準静電界レベルの人体の経絡現象を探求した拙論を東洋医学の専門誌に発表したことがあったが、意外なことに同業諸氏よりは大学の研究者の方からの評価の方がはるかに好意的だったのは意外だった。

微弱な生体電流や準静電界という現象が捉えにくいだけに、当時は反発されたわけであるが、その時分にもすでに超電導センサー素子などの研究が進んでいた。

近い将来そうしたセンサー技術が確立すれば、医療分野ではさらなる精緻で優れた検査機器が登場してくるはずである。
















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タグ:殺気
posted by モモちゃん at 08:03| 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

太古の不思議な健康法の正体とは?

 古代カッピング療法の知られざる効能


リオ五輪競泳男子200m個人メドレー決勝に出場したマイケル・フェルプス選手(Michael Phelps、米国)は2016年8月11日(日本時間12日)、1分54秒66で圧勝した。

競泳史上初となる同一種目での五輪4連覇を達成したのである。

今回注目したのはマイケル・フェルプス選手の記録もであるが、彼の両肩に丸い紫色のキスマークのような痕がみられたことである。

始めて目にする人は驚くであろうが、これは古代中国の時代から行われている「カッピング(吸角法)」と呼ばれる治療法でできたものであり、血行循環の改善や体調を整え体力促進に役立つ健康療法として米国内のセレブの間でも流行しているものである。

最近ではスポーツ界にドーピングの影響があるだけに、こうした数千年の歴史がある薬物を使わないこの吸引療法はオリンピックでも合法的な療法とされている。

世界的にもセレブにも人気のあるカッピング療法であるが、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)やヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)、そしてジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)らも体に痕が残るこの療法の信奉者といわれる。

特にフェルプス選手は、この治療法が自分の体調管理に役立つとだといっている。



東洋に起源がある療法であるが、意外にも日本人の多くは知らないに違いない。

皮肉なことであるが、日本人が忘れ去ったものを欧米人が再評価しているものの一つである。

これは通常、「吸玉、吸角療法、カッピング」療法というものである。

その起源は相当古く、東南アジアから中国、朝鮮半島、日本まで広範囲に伝播しているので、アジアの代表的な伝統医療ということになる。

おそらく4,5千年以上の歴史があるのではあるまいか。

吸玉は中国でも古い歴史と伝統があって、現代中国でも一般に「バッカン療法」と呼ばれて活用されている。

通常は木製の筒、陶器の筒、ガラスのカップが使われていて、古代では動物の角がもっぱら使われた。

吸玉療法の特徴は、とくに慢性疾患や内臓の病気にも効能があるとされ、伝染性の疾患や出血性のものでなければ多くの疾病治療に幅広く利用することが出来る。

その手法や手順自体は実に簡単である。



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現在では簡便で衛生的なガラス製の器具が使われる。

まず吸玉ガラスの内側にアルコールを塗布した後に、着火しそのまま素早く患部の体表面に吸着させる。

あるいは小型の真空ポンプを使ってガラス器具内に陰圧をつくって体表に吸着させる方法もある。

皮膚面に吸盤のようにぴったりと吸い付くのである。

体表に吸着する力は思ったより強い。



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患部の血行が悪かったり、疲労物質が蓄積した部位では吸玉の後では赤黒く皮膚が変色する。

皮膚の表面にうっ血がはっきりと浮かび上がる。

それはまるで打ち身の跡のように、次第に皮膚の暗赤色に色が変わってくる。

うっ血状態が強いほど、あるいは体の状態が悪いほどその色合いはきついものになる。

結果は一目瞭然である。

色合いによって体の弱っている部分が特定できるだけでなく、吸玉を掛けることが即治療法となる。


皮膚表面ではいわゆる内蔵体壁反射による特有の生理的反応が現れていて、その部分にはうっ血部分が広がっていたり血流は弱くなっていたりするわけで、吸玉効果によってはっきりとその変化が見てとれる。

つまり同じように吸玉をかけてもうっ血の反応の出方は違うわけで、明らかに機能低下した部分の皮膚表面にははっきりした違いが出てくるというわけである。




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このような吸玉の跡がついても術後には何の痛みも違和感も無い。

見た目には痛々しい感じがするが、血行が良くなるので本人はすっきりした感じになる。

吸玉療法は皮膚刺激による治療とも言えるし、これによってうっ血した静脈の流れが改善されるわけで、皮膚表面部分での生理的なガス交換や循環機能も改善されるというものである。

これによって身体の体液レベル全体の生理的活性化を促すことになり、本来の免疫力を正常にアップさせたり、その組成バランスまでも自然な状態に持っていく狙いがある。

もとよりスポーツマンの筋肉疲労や強張り、筋肉性の疼痛にも効果的である。

薬物など一切使用しないソフトな療法なので体には負担が掛からない。

吸玉は、身体の健康を保つ上で重要な働きを担う血液やリンパ液の生理的機能をより改善していく自然療法ということができる。

むしろ薬物万能の時代になって、ドーピングが問題視されだしたことが原因で再評価されだしたというのが実に愉快である。

経験的には、かって関西地方でよく見たのであるが、現在ではどうなんだろう。















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posted by モモちゃん at 07:18| 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

梅雨の季節の唯一の楽しみとは?

入梅、梅雨時の木の実とは?


6月になるとウメやアンズ、グミの実を目にするようになります。


今年もアンズの実が届きました。

さっそくアンズ酒を作ります。

当方ではアンズ酒にはブランデーを使います。


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アンズそのものの香りはいかにも美味しそうなのですが、このまま食べるとものすごく酸っぱいです。



これがグミです。

サクランボに似ていますが、味は甘酸っぱいです。

甘酸っぱいだけでなく、苦味が強い品種もあります。


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酸っぱいのは苦手だったのですが、グミは健康に良いということを聞いてしぶしぶ食べてみました。

酸っぱいというよりは、すこし渋みがある様に思いました。

グミを一度に2個以上食べたのは今回が初めてでした。

意外にも美味しいと感じました。

グミ酒もあるようです。


でもお口直しに何かがいるなあということで、思わずチョコレートを食べてしまいました。


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夕方になると、この時期ホタルも飛び交います。















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タグ:入梅
posted by モモちゃん at 14:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする